9月に入り、新規のクライアントのオリエンが5人ありました。オリエンでは、コーチングで何をテーマにして行きたいか?話し合う場にしています。
パターンとしては、まずは、気になることから話がスタートして、20分くらい話して頂くと、漠然としていたことが、質問をされることで色々と明らかになり、コーチングのテーマが決まって行きます。もやもやしていたものが、「テーマ」として見えただけで、方向性が指し示されるので、クライアントさんもスッキリされた様子です。
一方、理想は決まっているんだけど、葛藤中の場合もあります。
「こうなりたいとわかっているけど、そうなると怖いんです」という場合です。
不思議なもので、葛藤中の人ほど、いろいろと方法論で、どうにか進みたい方向へ行かせるように、色々試されている方が多いです。本を読みすぎて、上司に頭でっかちになっているから注意しろ、と言われた人も。
私が、「・・・は、やったんですか?」と聞いてみると、「やりましたが、途中で挫折しました」と返ってきたりします。自分の思い込みで思っている方法論を色々試しているのかもしれません。同じところばかりを探している可能性はあります。自分の答えを見つけるためのアプローチを変える必要があるかもしれません。
色々と打開策はあるかと思いますが、例えば…
①自分の思い込みで進めていない。
→こうしなくてはいけない…となっている、思い込みに気付く。
②自分の中の視点だけでは、見えていない。
→アプローチを変えることが必要。
③「怖いんです」と思っているけど、思っているだけで、
その声をちゃんと聞いてあげていない。
→不安と対峙する。不安の声を書きだす。
①も②も③も、全部私は体験済みです。笑
①に関しては、コーチになってからたくさんありました。私は、「コーチングは、前に進む質問を投げかければ、ネガティブな人も、ハッと視点が変わって行動できる!」と思いこんでいたらしく、(笑)クライアントに、未来への質問を投げたら、質問が怖くなったと言われ、セッションが中止になったことがありました。
なぜ、いけなかったのか?日々のセッションを繰り返しながら考えました。分かったことは、ちゃんと相手の使っている言葉を聞いて、その人が答えやすい馴染みのある言葉で、質問を投げかけることが大事ということでした。
②に関しては、ちょうど1年前に、私の人生で最大に目からうろこのアプローチの変換を提案されたことがあります。
「何をしたいか分からない」と悩んでいた私は、知人のスピリチュアルカウンセラーに相談に行きました。すると、「自分のやりたいことは、ゆっくりしないと出てこない」と言われたのです。どんどん、やりながら進んでいって、そのうちやりたいことに行きつくものだ、くらいに思っていたので、全く逆のアプローチを提案された私は、戸惑いました。
しかし、基本あまのじゃくな私は、今までの自分からしたら、逆説的で、実験の甲斐があるなぁと思いました。徹底的にゆっくりすることに決めました。あれから1年、本当にやりたいことが分かってきました。「ゆっくりしないと見えてこない」は、本当だったと言いきれます。
意外と③が盲点です。怖いため、そのことに触れられるだけで、怒りが出てきたり、悲しくなってしまったりするので、蓋を閉めてしまっているのでしょうか。なかなか男性は、お話しされないこともあります。私のセッションで、初めて人に話したと、おっしゃる方も多いです。
不安に思っていること、罪悪感に思っていること、まずは心の整理からです。
私は、自分のノートに、どんどん気持ちが湧いてきたら、それを言葉にして書いて行くようにしています。「あ、こんなこと不安に思っていたのか」と自分で自分の心に気付いてあげるだけで、だいぶすっきりとしてくるのです。それから、自分以外の人に話を聞いてもらうと、さらにスッキリとしてくるでしょう。コーチやセラピストなど、専門家ももちろんいいですが、ただ、話を聞いてくれそうな友人もいいでしょう。話を受け取ってくれそうな相手がいいですね。
『ひとみずむ3』では、不安の声について、対峙しているセッションの話も多いです。
http://pearl-plus.me/library/library2.php
つくづく、話してみることがまずは大事だと思います。
■information■
★10月1日(土)11:00~@銀座にて★秋コミコレクションテーマ 「我慢」
言いたいことを我慢しないで、相手にうまく意見も言えたり、言いたいことを我慢しているような人の話を引き出したりするコミュニケーションについて考えていきます。
パターンとしては、まずは、気になることから話がスタートして、20分くらい話して頂くと、漠然としていたことが、質問をされることで色々と明らかになり、コーチングのテーマが決まって行きます。もやもやしていたものが、「テーマ」として見えただけで、方向性が指し示されるので、クライアントさんもスッキリされた様子です。
一方、理想は決まっているんだけど、葛藤中の場合もあります。
「こうなりたいとわかっているけど、そうなると怖いんです」という場合です。
不思議なもので、葛藤中の人ほど、いろいろと方法論で、どうにか進みたい方向へ行かせるように、色々試されている方が多いです。本を読みすぎて、上司に頭でっかちになっているから注意しろ、と言われた人も。
私が、「・・・は、やったんですか?」と聞いてみると、「やりましたが、途中で挫折しました」と返ってきたりします。自分の思い込みで思っている方法論を色々試しているのかもしれません。同じところばかりを探している可能性はあります。自分の答えを見つけるためのアプローチを変える必要があるかもしれません。
色々と打開策はあるかと思いますが、例えば…
①自分の思い込みで進めていない。
→こうしなくてはいけない…となっている、思い込みに気付く。
②自分の中の視点だけでは、見えていない。
→アプローチを変えることが必要。
③「怖いんです」と思っているけど、思っているだけで、
その声をちゃんと聞いてあげていない。
→不安と対峙する。不安の声を書きだす。
①も②も③も、全部私は体験済みです。笑
①に関しては、コーチになってからたくさんありました。私は、「コーチングは、前に進む質問を投げかければ、ネガティブな人も、ハッと視点が変わって行動できる!」と思いこんでいたらしく、(笑)クライアントに、未来への質問を投げたら、質問が怖くなったと言われ、セッションが中止になったことがありました。
なぜ、いけなかったのか?日々のセッションを繰り返しながら考えました。分かったことは、ちゃんと相手の使っている言葉を聞いて、その人が答えやすい馴染みのある言葉で、質問を投げかけることが大事ということでした。
②に関しては、ちょうど1年前に、私の人生で最大に目からうろこのアプローチの変換を提案されたことがあります。
「何をしたいか分からない」と悩んでいた私は、知人のスピリチュアルカウンセラーに相談に行きました。すると、「自分のやりたいことは、ゆっくりしないと出てこない」と言われたのです。どんどん、やりながら進んでいって、そのうちやりたいことに行きつくものだ、くらいに思っていたので、全く逆のアプローチを提案された私は、戸惑いました。
しかし、基本あまのじゃくな私は、今までの自分からしたら、逆説的で、実験の甲斐があるなぁと思いました。徹底的にゆっくりすることに決めました。あれから1年、本当にやりたいことが分かってきました。「ゆっくりしないと見えてこない」は、本当だったと言いきれます。
意外と③が盲点です。怖いため、そのことに触れられるだけで、怒りが出てきたり、悲しくなってしまったりするので、蓋を閉めてしまっているのでしょうか。なかなか男性は、お話しされないこともあります。私のセッションで、初めて人に話したと、おっしゃる方も多いです。
不安に思っていること、罪悪感に思っていること、まずは心の整理からです。
私は、自分のノートに、どんどん気持ちが湧いてきたら、それを言葉にして書いて行くようにしています。「あ、こんなこと不安に思っていたのか」と自分で自分の心に気付いてあげるだけで、だいぶすっきりとしてくるのです。それから、自分以外の人に話を聞いてもらうと、さらにスッキリとしてくるでしょう。コーチやセラピストなど、専門家ももちろんいいですが、ただ、話を聞いてくれそうな友人もいいでしょう。話を受け取ってくれそうな相手がいいですね。
『ひとみずむ3』では、不安の声について、対峙しているセッションの話も多いです。
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つくづく、話してみることがまずは大事だと思います。
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