昨日の記事は、「こちらから何も言わなくても向上心の持てる人材を育てるには?」について書きました。今朝のセッションも、「どうやったら楽しんで仕事に関わってもらえるでしょうか」と、やはり部下育成についてお悩みの店長でした。
「これを売ってください」と会社から言われて、そういうのが苦痛で、仕事が楽しくなくなってしまうケースがよくあるとのこと。その店長は、楽しく仕事をしてもらうために、ノルマのほうは、どちらかというと触れることなく、そのほかのことで楽しんでもらうように投げかけているそうでした。でも、それ以外にも何かアイデアはないかと…。
昨日は、「承認する・ねぎらう」ということで、スキル面について説明をしました。
私が本当に大切と思っているのは、リーダーとしての人間力だと思っています。
その店長は、現段階では仕事を楽しくするための働きかけをしているとのことなので、それ以外として例えば、「仕事をする意味」とか「いまの仕事をどう将来の繋げたいか?」など、もっと内側から湧きでてくるような問いかけをしているのかどうか?と聞いてみたら、それはしていないとのことでした。
内側に働きかけるような質問を、したこともされたことも少ないかもしれません。
私も、アパレルの頃「夢は何ですか?」と社長に聞かれたときに、そんな質問をする人は初めてだと、驚いたことがありました。でも、その答えを出してみたくて、がんばろうと思えたものです。
仕事は、楽しいことだけでなく、よりよくしていくために、悩みぬいたりすることが、本当に大切だと思うのです。苦しさも意味があるし、それだから楽しいと思えるようになる動機付けをしてあげるために、質問は大事です。
「そもそもなぜこの仕事なのか?」
「この仕事をステップアップと考えて次にどうつなげるか?」
「将来の夢は何か?」
「仕事の中で何をしているときが楽しいか?」
「自分の強みは何か?」
面談や日頃のやり取りの中でも、引き出してあげるといいと思います。
分からなくても、問いを投げかけられたことで、相手は考え続けると信じましょう。
そして、なにより大事なのは、上司が生き生きしていることです。
私が店長だったとき、おそらくいまよりも全然コーチングスキルもないですから、ほぼ、勢いで店を引っ張っていたと思います。「あなたならできるよ!」と部下に常に言いました。私は、独立を目指していたので、部下に本を読んで知ったことをシェアしたり、セミナーで教えてもらったことをシェアしたりしました。
そんな風にしているうちに、部下たちも「自分もそのうち独立するかもしれない」という考えを持ち始めた人が何人もいました。店長を辞めてから4年後、男性のスタッフで久々にばったりと会ったことがありましたが、「会社を作ろうと思っています」と言っていました。彼は、当時から上手く行きそうなオーラーがなんとなくあったので、アルバイトでしたが、一つ売り場を任せてみたら、見事にセールスアップをさせることができました。
もう一人、女性の部下はその後、転職をして、新しい職場の接客コンテストで1位を獲ったと、メールで報告を受けました。
私が、自分の道を進む姿を見て、部下たちは刺激を受けていたのでしょう。
「私もできるかもしれない」無意識の中で、実はそう燻っている人っているんですよね。
そんな人は、人の姿を見て刺激されるのです。
だから、上司になったら自分の道も進みながら、部下の才能を引き出すことに楽しさを見いだせれば、自主活性型のチームが作れると思います。
これは、スキルを超えたところです。自分の魅力を磨き続けることが、部下のやる気を自然と引き出すのです。自己成長を続ける上司からの励ましの言葉は、部下にとっては強力ですし、自信になります。
マクドナルドの時に、リーダーシップ=敬意×信頼と教わりました。
いま、私の言葉で解説するならば、敬意=知識・スキル面であり、信頼=人間力のことなのだろうなと、全くよくできた定義だったなぁと、改めて思いました。
自分の成長を自分で育てることができるのなら、部下にもきっと自然とできるようになります。自分にしている投げかけを、部下にもしてみてください。きっと、心の奥にある、くすぶっていた何かが目覚めると思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今の会社で何を残したいですか?
「これを売ってください」と会社から言われて、そういうのが苦痛で、仕事が楽しくなくなってしまうケースがよくあるとのこと。その店長は、楽しく仕事をしてもらうために、ノルマのほうは、どちらかというと触れることなく、そのほかのことで楽しんでもらうように投げかけているそうでした。でも、それ以外にも何かアイデアはないかと…。
昨日は、「承認する・ねぎらう」ということで、スキル面について説明をしました。
私が本当に大切と思っているのは、リーダーとしての人間力だと思っています。
その店長は、現段階では仕事を楽しくするための働きかけをしているとのことなので、それ以外として例えば、「仕事をする意味」とか「いまの仕事をどう将来の繋げたいか?」など、もっと内側から湧きでてくるような問いかけをしているのかどうか?と聞いてみたら、それはしていないとのことでした。
内側に働きかけるような質問を、したこともされたことも少ないかもしれません。
私も、アパレルの頃「夢は何ですか?」と社長に聞かれたときに、そんな質問をする人は初めてだと、驚いたことがありました。でも、その答えを出してみたくて、がんばろうと思えたものです。
仕事は、楽しいことだけでなく、よりよくしていくために、悩みぬいたりすることが、本当に大切だと思うのです。苦しさも意味があるし、それだから楽しいと思えるようになる動機付けをしてあげるために、質問は大事です。
「そもそもなぜこの仕事なのか?」
「この仕事をステップアップと考えて次にどうつなげるか?」
「将来の夢は何か?」
「仕事の中で何をしているときが楽しいか?」
「自分の強みは何か?」
面談や日頃のやり取りの中でも、引き出してあげるといいと思います。
分からなくても、問いを投げかけられたことで、相手は考え続けると信じましょう。
そして、なにより大事なのは、上司が生き生きしていることです。
私が店長だったとき、おそらくいまよりも全然コーチングスキルもないですから、ほぼ、勢いで店を引っ張っていたと思います。「あなたならできるよ!」と部下に常に言いました。私は、独立を目指していたので、部下に本を読んで知ったことをシェアしたり、セミナーで教えてもらったことをシェアしたりしました。
そんな風にしているうちに、部下たちも「自分もそのうち独立するかもしれない」という考えを持ち始めた人が何人もいました。店長を辞めてから4年後、男性のスタッフで久々にばったりと会ったことがありましたが、「会社を作ろうと思っています」と言っていました。彼は、当時から上手く行きそうなオーラーがなんとなくあったので、アルバイトでしたが、一つ売り場を任せてみたら、見事にセールスアップをさせることができました。
もう一人、女性の部下はその後、転職をして、新しい職場の接客コンテストで1位を獲ったと、メールで報告を受けました。
私が、自分の道を進む姿を見て、部下たちは刺激を受けていたのでしょう。
「私もできるかもしれない」無意識の中で、実はそう燻っている人っているんですよね。
そんな人は、人の姿を見て刺激されるのです。
だから、上司になったら自分の道も進みながら、部下の才能を引き出すことに楽しさを見いだせれば、自主活性型のチームが作れると思います。
これは、スキルを超えたところです。自分の魅力を磨き続けることが、部下のやる気を自然と引き出すのです。自己成長を続ける上司からの励ましの言葉は、部下にとっては強力ですし、自信になります。
マクドナルドの時に、リーダーシップ=敬意×信頼と教わりました。
いま、私の言葉で解説するならば、敬意=知識・スキル面であり、信頼=人間力のことなのだろうなと、全くよくできた定義だったなぁと、改めて思いました。
自分の成長を自分で育てることができるのなら、部下にもきっと自然とできるようになります。自分にしている投げかけを、部下にもしてみてください。きっと、心の奥にある、くすぶっていた何かが目覚めると思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今の会社で何を残したいですか?
0コメント