管理職でお店を任されている人とのセッションでした。異動した店舗は、基本的な業務がしっかり構築されていないことが多く、そちらに取り掛かりきりで、なかなかチーム作りや会社の戦略が落としこめずに、自分はだめじゃないかと相当お悩みでした。
自分の業務についてのタイムマネジメントのほうは、すこしスムーズにいくようになったようなのですが、どうチームに落とし込むか? みたいな話は、前回のセッションでしたのですが、うまく動けていない様子でした。
「仮に、基盤作りだけに没頭して、会社の戦略はそこそこにして、基盤を終わらせてからチーム作りに入ると考えると、どうですか?」と質問してみました。
すると、「チーム作りが苦手なので、それでもなかなかやらないかも・・・」と。
それで、時間有無の問題ではなさそうだとわかりました。
チームを作ろうということで、ミーティングを企画することでさえも、自分の呼びかけで、人が集まってくれないのではないかと、そこも不安になっていました。
集まってもらうために、万全の状態にしないといけないと思いがちでした。
「自分を完璧にしてからでないとチーム作りは不安ですか?」
と聞いてみたら、自分が弱みを見せないタイプで、人に相談することはあまりしたことないようで、人に任せるということは、苦手のようでした。
私がチーム作りについて思っているのは、自分ができなくてもチームが作れる、という考えです。育てるには、育てるための働きかけができればよくて、自分が教えるのとは違うからです。「どうすればいいと思う?」と自分より得意な人に質問をして引き出していくことで、強みを活かしたチームを作っていけます。
まだ、強みがよく見えていない部下がいたとしても、こちらができそうな可能性を感じたら、「初めてだけど、チャレンジしてみる?」と、はっぱをかける問いかけで、やる気を出す部下もいました。そして、フォローをして助ければいいのです。
「我慢しすぎ?」なのかどうかについても聞いてみまいた。
家族や友達には自然体で接していて、仕事の場だけが、我慢が多くなりがちだと…。
何がいった障害なのか分からなくなっていきましたが、さらに聞きました。
「なぜ、仕事のときだけ?」
すると、仕事に対しての価値観が浮き彫りになりました。
「職種は関係なしに、仕事では自分が成長できることが大事だと考えている」と。
ということは、今の自分は成長できていないと感じていることが、もどかしい状態と言うわけです。先ほどの我慢の話と私の中ではつながっていきました。
次の突破口への考えが必要でした。
「自分ができるようになるために、成長をしてきた。次の成長は、人を育てる番なのです」と言ったら、「その考えはなかった!」と驚いていました。
「部下を成長させること」ということに気づいていなかったのです。
自分がいろいろと教えて育成すると思っていたようです。
ここで、もやもやしている人は、本当に多いです。
自分が一生懸命頑張ってきて、行き詰まりを感じている人は、周りを育てることに、ふと視点を持って考えてみる。
自分がある程度できるようになったら、次は人を育てる番なのです。
そのクライアントさんが、こんなことを言っていました。
「育成することは教えることだと思っていて、育てるというと、また違いますね…」と。
確かに、育成だと教えていく、ニュアンスを感じますが、育てると言うと、教えるという言葉が若干薄まったようなニュアンスの言葉です…。
「育てる」というのが、まったく見えていなかったようです。
人生の中で、人によっては、父、母になって育てる(子供)を体験するかもしれないし、ビジネスの場で育てることを体験する人もいるかもしれない。きっと、そういう巡り合わせなのでしょうか…。
「育てるっていうと、母性が出てきそうですね」と、クライアントさんがおっしゃっていました。育てるには、「教える」よりも「見守る」要素が多いように感じます。
今、思いましたが、母性って、女性性と男性性のまとめみたいなところもありそうですね。
では、はじめての部下育て…、「育てる」ってどうやるんだろう?と疑問に思ったら、自分も「育ててもらった」ことを思い出してみるといいです。
「分かりにくいところがある性格なのに、上司の人にはよくしてもらいました」と、その人からは、そんなセリフが出てきていました。育ててもらった人へのありがとうの気持ちが自然とわいてきたようです。
育てることで、大きな喜びを味わうことができます。
自分ができるようになることで精一杯の時期は、どちらかというと上司から「よくやったね」と言われる事を待っていました。
次のステージは、部下からの「ありがとうございます」になったんですね。
私も、店長を辞める時に「堀口さんには、自分の強みを見つけてもらい、自信をつけさせてもらいました」とメールを頂いた時には、本当にうれしいと感じました。
人を育てるために、自分が勉強することがたくさんあり、成長は続いて行きますね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今までで一番成長した場面を想像してみてください。
周り、環境、自分自身、どんなことがありましたか?
自分の業務についてのタイムマネジメントのほうは、すこしスムーズにいくようになったようなのですが、どうチームに落とし込むか? みたいな話は、前回のセッションでしたのですが、うまく動けていない様子でした。
「仮に、基盤作りだけに没頭して、会社の戦略はそこそこにして、基盤を終わらせてからチーム作りに入ると考えると、どうですか?」と質問してみました。
すると、「チーム作りが苦手なので、それでもなかなかやらないかも・・・」と。
それで、時間有無の問題ではなさそうだとわかりました。
チームを作ろうということで、ミーティングを企画することでさえも、自分の呼びかけで、人が集まってくれないのではないかと、そこも不安になっていました。
集まってもらうために、万全の状態にしないといけないと思いがちでした。
「自分を完璧にしてからでないとチーム作りは不安ですか?」
と聞いてみたら、自分が弱みを見せないタイプで、人に相談することはあまりしたことないようで、人に任せるということは、苦手のようでした。
私がチーム作りについて思っているのは、自分ができなくてもチームが作れる、という考えです。育てるには、育てるための働きかけができればよくて、自分が教えるのとは違うからです。「どうすればいいと思う?」と自分より得意な人に質問をして引き出していくことで、強みを活かしたチームを作っていけます。
まだ、強みがよく見えていない部下がいたとしても、こちらができそうな可能性を感じたら、「初めてだけど、チャレンジしてみる?」と、はっぱをかける問いかけで、やる気を出す部下もいました。そして、フォローをして助ければいいのです。
「我慢しすぎ?」なのかどうかについても聞いてみまいた。
家族や友達には自然体で接していて、仕事の場だけが、我慢が多くなりがちだと…。
何がいった障害なのか分からなくなっていきましたが、さらに聞きました。
「なぜ、仕事のときだけ?」
すると、仕事に対しての価値観が浮き彫りになりました。
「職種は関係なしに、仕事では自分が成長できることが大事だと考えている」と。
ということは、今の自分は成長できていないと感じていることが、もどかしい状態と言うわけです。先ほどの我慢の話と私の中ではつながっていきました。
次の突破口への考えが必要でした。
「自分ができるようになるために、成長をしてきた。次の成長は、人を育てる番なのです」と言ったら、「その考えはなかった!」と驚いていました。
「部下を成長させること」ということに気づいていなかったのです。
自分がいろいろと教えて育成すると思っていたようです。
ここで、もやもやしている人は、本当に多いです。
自分が一生懸命頑張ってきて、行き詰まりを感じている人は、周りを育てることに、ふと視点を持って考えてみる。
自分がある程度できるようになったら、次は人を育てる番なのです。
そのクライアントさんが、こんなことを言っていました。
「育成することは教えることだと思っていて、育てるというと、また違いますね…」と。
確かに、育成だと教えていく、ニュアンスを感じますが、育てると言うと、教えるという言葉が若干薄まったようなニュアンスの言葉です…。
「育てる」というのが、まったく見えていなかったようです。
人生の中で、人によっては、父、母になって育てる(子供)を体験するかもしれないし、ビジネスの場で育てることを体験する人もいるかもしれない。きっと、そういう巡り合わせなのでしょうか…。
「育てるっていうと、母性が出てきそうですね」と、クライアントさんがおっしゃっていました。育てるには、「教える」よりも「見守る」要素が多いように感じます。
今、思いましたが、母性って、女性性と男性性のまとめみたいなところもありそうですね。
では、はじめての部下育て…、「育てる」ってどうやるんだろう?と疑問に思ったら、自分も「育ててもらった」ことを思い出してみるといいです。
「分かりにくいところがある性格なのに、上司の人にはよくしてもらいました」と、その人からは、そんなセリフが出てきていました。育ててもらった人へのありがとうの気持ちが自然とわいてきたようです。
育てることで、大きな喜びを味わうことができます。
自分ができるようになることで精一杯の時期は、どちらかというと上司から「よくやったね」と言われる事を待っていました。
次のステージは、部下からの「ありがとうございます」になったんですね。
私も、店長を辞める時に「堀口さんには、自分の強みを見つけてもらい、自信をつけさせてもらいました」とメールを頂いた時には、本当にうれしいと感じました。
人を育てるために、自分が勉強することがたくさんあり、成長は続いて行きますね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今までで一番成長した場面を想像してみてください。
周り、環境、自分自身、どんなことがありましたか?
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