2年くらいセッションを続けていらっしゃるクライアントさんで、ずっと上司との関係に悩んでいました。それ以外にもいろいろと心の奥にある思いがたくさんあったので、セッションやメールのやり取りで色々と話をお聞きしてきました。実際、行動もされて、だいぶ周辺の物事も片付いてきた頃です。
しかし、ずっとその上司との事だけが気になり続けていました。
言ってしまえば、その人の前だけ、自分らしくないのです。
周りの友人や家族には、本当に思っていることをぶつけても、聞いてくれて、その上司に対して、こう考えたらいいんじゃないか? とか、アドバイスもくれるし、自然に接することができるのに。やはり、自分が素直に接すれば、相手も誠実に答えてくれるんでしょうか。
2年以上継続してお話しを聞いているから、その人だけ違う態度になるところが「?」になりました。
なぜ、その上司だけ違う態度になってしまうのか?
なぜ、その上司のときだけ、緊張してしまうのか?
そこに辿りついたのです。
私も同じく思い当たる節がありました。
3年くらい前に、友達に人間関係のことで相談に乗ってもらったとき、「なんで、ひとみさんは、その人の前だけ態度が違うの?」と指摘されたのです。
その時は、「そういえばそうだけど何故だろう?」というところで止まりました。
その人の時だけだから、まあ、もうその人と会わないしいいかなと、流しました。
しかし、友達の問いがカプセルに入って、心の奥に残り続けていたのです。
最近、自分らしくなく相手に気を遣いすぎてしまって疲れてしまう自分を見つけました。コーチングをしているし、どんな人とも緊張せずに話せるようになったので、決定的にその瞬間が目立って、忘れていた頃に、そのカプセルがパコっと開いたのです。
なぜ、そのときだけが疲れるの?
「強がる自分」を発見しました。
いろいろと強がる理由は、自分なりに見つかっていきました。
そして、「強がる自分は自分らしくないからやめようよ」と思いました。
過去に強がらなくてはいけない時期があって、そこに対しての嫌悪感がいまだに残っていたのだと思います。その時期に知り合った人だからというのもあるなぁと思いました。
そして、正直に相手に「強がる自分がいます」と伝えることにしました。その人というよりも、過去の自分に対して言っている気分になりました。なんだかスッキリしました。
クライアントさんにそう言ったら、相手にそんなことを言っちゃっても大丈夫なんですか? と。
昨日のブログからも関連しますが、こちらが本当の気持ちを伝えれば、相手にも伝わるということです。そして、別に相手を責めているのではなく、「自分にそう感じる心があります」というだけのことです。やはり、真実が不明瞭だと人は、いろいろな推測をしてしまいがちです。
誠実と言えば、数年前の草なぎさんの会見をふと思い出します。彼が真実を語るまで、色々な憶測が飛び交ったと思います。
クライアントさんは、その上司の前では、「我慢しすぎ」なのではないか? と分かってきました。自分が我慢していることに、なんと気づいていなかったのです。
私も、その相手と話すと、辛いなぁと、どこかで思っていながら、相手はなにも悪くないし、そんなことを思わないようにしようと、言い聞かせ続けていたので、本当の気持ちに気付きませんでした。
結局、その相手がどう、というよりも昔に感じた嫌悪感のつながりがあったのです。心ってものすごく複雑ですね…。
クライアントさんと話していたら、その「我慢」がやはり過去からのこととつながっていました。過去、辛いと思ったことで我慢を続けてきて、ある日キレてしまって、嫌いなものは嫌いと、はっきりと言ってしまった罪悪感と結びついていました。
そこの罪悪感を持っていたから、今も我慢を続けて、自分が「嫌」と思っても、言ってはいけないと無意識で思ったのかもしれません。
私も自分の気持ちに正直すぎるところがあるので、「嫌い」と言ってしまうところが過去に何度かありました。今思うともう少し別のいい方にすればよかったなと…。あのときは、言葉が思いつかず、未熟だったのでしょうね…。
今の私なら、「嫌い」というよりも、「苦手」という言い方なら、まあよかったんじゃないかと思います。
クライアントさんに言ったら、「苦手という言い方があるなんて!」と驚いていました。
やんわりしていますし、今は苦手かもしれないけど、ある日大丈夫になるかもしれない。
今は、ピーマンが苦手だけど、大人になったら食べられるようになるかもしれない。
「苦手」なら、克服の道がいくらでも!
そう思ったら、自分も楽ですよね。
そのセッションの後に、クライアントさんからメールが来て、その上司といるときに、たくさん我慢している自分を発見したそうです。
自分が我慢していると気づいたら、上司を見る目も変わってきたらしく、「上司の様子、振る舞いを見ていると恐れを感じているようにも見えた」様です。
そのほかのときも、我慢をしている自分を見つけて、我慢をだんだんとはずしているようです。自分が我慢をしなくなれば、相手を信頼する気持ちもきっと戻ってくるでしょう。
純粋だった心が傷ついて、相手を信頼できなくなって、きつい言葉を言ってしまうか、我慢してしまうかになって、罪悪感になって、でもやはり、辛い気持ちは残っているものです。
今、向き合って、過去の出来事をゆっくり考えていけば、見えてくるのです。
□■□■□■□■□
★堀口ひとみ×播磨弘晃 春コミコレクションテーマ『余白』開催!
日時:4月7日(土)@渋谷 11:00~18:00
特典:30分電話セッション付
概要:コミュニケーションにおける相手と自分の余白とは?
自分の中の余白について考える。
・・・コミコレご案内へ
しかし、ずっとその上司との事だけが気になり続けていました。
言ってしまえば、その人の前だけ、自分らしくないのです。
周りの友人や家族には、本当に思っていることをぶつけても、聞いてくれて、その上司に対して、こう考えたらいいんじゃないか? とか、アドバイスもくれるし、自然に接することができるのに。やはり、自分が素直に接すれば、相手も誠実に答えてくれるんでしょうか。
2年以上継続してお話しを聞いているから、その人だけ違う態度になるところが「?」になりました。
なぜ、その上司だけ違う態度になってしまうのか?
なぜ、その上司のときだけ、緊張してしまうのか?
そこに辿りついたのです。
私も同じく思い当たる節がありました。
3年くらい前に、友達に人間関係のことで相談に乗ってもらったとき、「なんで、ひとみさんは、その人の前だけ態度が違うの?」と指摘されたのです。
その時は、「そういえばそうだけど何故だろう?」というところで止まりました。
その人の時だけだから、まあ、もうその人と会わないしいいかなと、流しました。
しかし、友達の問いがカプセルに入って、心の奥に残り続けていたのです。
最近、自分らしくなく相手に気を遣いすぎてしまって疲れてしまう自分を見つけました。コーチングをしているし、どんな人とも緊張せずに話せるようになったので、決定的にその瞬間が目立って、忘れていた頃に、そのカプセルがパコっと開いたのです。
なぜ、そのときだけが疲れるの?
「強がる自分」を発見しました。
いろいろと強がる理由は、自分なりに見つかっていきました。
そして、「強がる自分は自分らしくないからやめようよ」と思いました。
過去に強がらなくてはいけない時期があって、そこに対しての嫌悪感がいまだに残っていたのだと思います。その時期に知り合った人だからというのもあるなぁと思いました。
そして、正直に相手に「強がる自分がいます」と伝えることにしました。その人というよりも、過去の自分に対して言っている気分になりました。なんだかスッキリしました。
クライアントさんにそう言ったら、相手にそんなことを言っちゃっても大丈夫なんですか? と。
昨日のブログからも関連しますが、こちらが本当の気持ちを伝えれば、相手にも伝わるということです。そして、別に相手を責めているのではなく、「自分にそう感じる心があります」というだけのことです。やはり、真実が不明瞭だと人は、いろいろな推測をしてしまいがちです。
誠実と言えば、数年前の草なぎさんの会見をふと思い出します。彼が真実を語るまで、色々な憶測が飛び交ったと思います。
クライアントさんは、その上司の前では、「我慢しすぎ」なのではないか? と分かってきました。自分が我慢していることに、なんと気づいていなかったのです。
私も、その相手と話すと、辛いなぁと、どこかで思っていながら、相手はなにも悪くないし、そんなことを思わないようにしようと、言い聞かせ続けていたので、本当の気持ちに気付きませんでした。
結局、その相手がどう、というよりも昔に感じた嫌悪感のつながりがあったのです。心ってものすごく複雑ですね…。
クライアントさんと話していたら、その「我慢」がやはり過去からのこととつながっていました。過去、辛いと思ったことで我慢を続けてきて、ある日キレてしまって、嫌いなものは嫌いと、はっきりと言ってしまった罪悪感と結びついていました。
そこの罪悪感を持っていたから、今も我慢を続けて、自分が「嫌」と思っても、言ってはいけないと無意識で思ったのかもしれません。
私も自分の気持ちに正直すぎるところがあるので、「嫌い」と言ってしまうところが過去に何度かありました。今思うともう少し別のいい方にすればよかったなと…。あのときは、言葉が思いつかず、未熟だったのでしょうね…。
今の私なら、「嫌い」というよりも、「苦手」という言い方なら、まあよかったんじゃないかと思います。
クライアントさんに言ったら、「苦手という言い方があるなんて!」と驚いていました。
やんわりしていますし、今は苦手かもしれないけど、ある日大丈夫になるかもしれない。
今は、ピーマンが苦手だけど、大人になったら食べられるようになるかもしれない。
「苦手」なら、克服の道がいくらでも!
そう思ったら、自分も楽ですよね。
そのセッションの後に、クライアントさんからメールが来て、その上司といるときに、たくさん我慢している自分を発見したそうです。
自分が我慢していると気づいたら、上司を見る目も変わってきたらしく、「上司の様子、振る舞いを見ていると恐れを感じているようにも見えた」様です。
そのほかのときも、我慢をしている自分を見つけて、我慢をだんだんとはずしているようです。自分が我慢をしなくなれば、相手を信頼する気持ちもきっと戻ってくるでしょう。
純粋だった心が傷ついて、相手を信頼できなくなって、きつい言葉を言ってしまうか、我慢してしまうかになって、罪悪感になって、でもやはり、辛い気持ちは残っているものです。
今、向き合って、過去の出来事をゆっくり考えていけば、見えてくるのです。
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日時:4月7日(土)@渋谷 11:00~18:00
特典:30分電話セッション付
概要:コミュニケーションにおける相手と自分の余白とは?
自分の中の余白について考える。
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