接客についての講演@東京 で気づいたこと。

本日は水着を販売される方向けに接客のセミナーのご依頼をいただき
お話させていただきました。

今日は60分の講演でした。
場所は都内某ホテルの宴会場です。




いつも講演をするたびに自分の目標を作るようにしています。
同じテーマの話しでも、新感覚で臨むことが大事だと考えています。
聞く人にとって、いい温度が伝わるお話になるのではないかと思うのです。

今日はいつもにない、新しい試みをしてみました。
それは、「はじめに」と「おわりに」につながりを見せること。
『ひとみずむ4』を作って、「つながり」を作ることに、
どこかしら納得感を得たからです。

そして、60分間話してみた感覚は新しいものを感じました。
講演後、すぐにメールでご感想をいただきました。

* * * *

私は販売員の仕事をしているのですが
もう辞めたいという気持ちでいっぱいでした。
ですが、堀口さんのお話を聞かせて頂いて
小さい幸せを自分から見つけようと思いました。
無印でノートを買って色んな事書いてみようと思います。

本当にありがとうございました。

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ご感想は振り返りになり、ありがたいです。

先日読んだ本に、「聴き上手は話し上手」ということが書いてありました。
なるほど、つながっているのか、と納得したところがあります。
それは、話しながら同時に聞く方の気持ちを感じる力と比例しているのだと思います。

ここ2年間、話す方をかなり少なくして、書くこと、聞くことの方を
無意識の中で増やしていたようです。
その間に、聞き手側の気持ちを感じる感性が磨かれる機会になったと
自己分析しています。

また、話すことは、説得ではなく、どちらかというと「引く」感じに思えています。
傾聴と同じということです。

接客がうまくなるまでの私のエピソードを話しながらはっきりと
気づいたことがありました。

接客初期の頃は、自分がいかにお薦めをするか? に視点が置かれており、
接客上級になるに従って、いかにお客様に決めていただくか? に
視点が置かれていったという経緯があったのです。

つまり、接客の話でキモになっていたところは、
接客は説得じゃなくて、相手の思いを引き出していくことが重要だということです。
そのような「待つ」とか「お客様に決めていだだく」という姿勢が、
コーチングでの傾聴の姿勢と同じように感じます。

話すごとに発見があるものです。
本日は講演の機会をありがとうございました。