昨日に引き続き、『商業界』9月号寄稿予定の【スタッフのリーダーシップを育てる10カ条】のなかの記事についてです。
現在、私の仕事は相手の答えを引き出す仕事です。社会人になってから、ずっとリーダーシップを組織の中で育てられてきた経験を、そのまま社会に還元しているようにも思えています。
リーダーシップを育てるというのは、「その人の存在価値をそのまま生かす」ことに直結しているのだと思います。その人らしい活躍が、最大の力を発揮させることになるので、結果的に結果に結びつくのではないでしょうか。そのためには、指示よりも支持が大切なのだと思います。
私にとって、一番モチベーションが上がる言葉は、「好きにやっていいから」ということだと、社長は見抜いていたのでしょうか? 店舗を異動する際に言われたその言葉が「種」のようになり、そして、2年掛ってようやく花が咲きました。
今も、自分の仕事は好きにやっていますが、ここはいい、ここは悪いなど、自分で自分を不自由にしてしまうことがあり、悩んでしまうことも多いです。しかし、会社員の頃の「好きにやっていい」というのは、ある種の守られている安心感にとても包まれていたようにも思います。本当にありがたい場ですね。私にとっては、独立前の大空を飛ぶ訓練の場のようなところでした。
最初は、好きにやると聞いて、とても嬉しかったのですが、ある程度好きにやったら、もうやることがなくなってしまったのです。「好きにやる」ことって、すごく難しいことだったんですよね。自分の中にアイデアが常に湧いてこないと続かないというか・・・。
私は、自分の知っている知識で、まだやっていないことを店で実行することだけに一生懸命になっていました。その店では、誰も取り組んだことのない取り組みをその場所でしただけで、まったく新しい発想を考える力というのは、どうやるのか? 想像もつかなかったのです。
ある日、取締役が私に言いました。「成長したことと、やったことは違うんだよ」と。私は、「ハッ」として、今まで伸び悩んでいた理由に一瞬で気づきました。
「アイデアって、どこから降ってくるのかな?」とか本気で思っていました(笑)。でも、いつまでたっても降ってくることはなく、結局、いまある既存のアイデアの幾つかの組み合わせから、発想することで、新しいアイデアになるのだと、ある本を読んで知りました。そのためには、いろいろと足を運んで観察し、感じて行くことが大事なのだとようやくわかりました。
色々感じたことが蓄積されてきたら、ようやく「降ってくる」ように感じるのでしょう。
私が、銀座店から渋谷店に異動する頃、社長から言われたことを記事にしてみました。
□■□■□■□■□
■期待していることを伝える。
店長時代、店舗異動をする際に「あの店は、二人の店長がやってもセールスが上がらなかったところ」、「あの内装、あの場所で店長をしてみたい人は、きっといっぱいいるだろうと思うよ」「好きにやっていいから」と言われました。プレッシャーになったどころか、何やら大仕事をこれから手掛けるのだと思えて、やる気が出たことがあります。
結局、苦戦しながらも、2年掛けて成果がでました。「好きにやっていいから」を実行することは、容易ではありませんでしたが、その言葉が、ずっと根底にあったからこそ、成果を出してみたいという意欲、自由な発想力を生みだすことができたのだと思います。
□■□■□■□■□
あの頃は、あまり上司と会う機会も少なかったので、無人島に放置されたようにも感じていました。しかし、そうは言っても、売るための洋服は供給され、一緒に働くスタッフも派遣され、お給料も支給され、そんな満たされた場所でした。
自由な場所だけど、ある種の守られている感じというのは、一番力を発揮できるのでしょうか。
自分自身を自由に表現できる場所は必要ですね。それは、ただ一人だから自由と言うよりも、人と人との間にあるもので、支持されていたのだ、と時間差で気づくくらいの、曖昧なものなのかもしれません。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の自由を止めている考えは何ですか?
現在、私の仕事は相手の答えを引き出す仕事です。社会人になってから、ずっとリーダーシップを組織の中で育てられてきた経験を、そのまま社会に還元しているようにも思えています。
リーダーシップを育てるというのは、「その人の存在価値をそのまま生かす」ことに直結しているのだと思います。その人らしい活躍が、最大の力を発揮させることになるので、結果的に結果に結びつくのではないでしょうか。そのためには、指示よりも支持が大切なのだと思います。
私にとって、一番モチベーションが上がる言葉は、「好きにやっていいから」ということだと、社長は見抜いていたのでしょうか? 店舗を異動する際に言われたその言葉が「種」のようになり、そして、2年掛ってようやく花が咲きました。
今も、自分の仕事は好きにやっていますが、ここはいい、ここは悪いなど、自分で自分を不自由にしてしまうことがあり、悩んでしまうことも多いです。しかし、会社員の頃の「好きにやっていい」というのは、ある種の守られている安心感にとても包まれていたようにも思います。本当にありがたい場ですね。私にとっては、独立前の大空を飛ぶ訓練の場のようなところでした。
最初は、好きにやると聞いて、とても嬉しかったのですが、ある程度好きにやったら、もうやることがなくなってしまったのです。「好きにやる」ことって、すごく難しいことだったんですよね。自分の中にアイデアが常に湧いてこないと続かないというか・・・。
私は、自分の知っている知識で、まだやっていないことを店で実行することだけに一生懸命になっていました。その店では、誰も取り組んだことのない取り組みをその場所でしただけで、まったく新しい発想を考える力というのは、どうやるのか? 想像もつかなかったのです。
ある日、取締役が私に言いました。「成長したことと、やったことは違うんだよ」と。私は、「ハッ」として、今まで伸び悩んでいた理由に一瞬で気づきました。
「アイデアって、どこから降ってくるのかな?」とか本気で思っていました(笑)。でも、いつまでたっても降ってくることはなく、結局、いまある既存のアイデアの幾つかの組み合わせから、発想することで、新しいアイデアになるのだと、ある本を読んで知りました。そのためには、いろいろと足を運んで観察し、感じて行くことが大事なのだとようやくわかりました。
色々感じたことが蓄積されてきたら、ようやく「降ってくる」ように感じるのでしょう。
私が、銀座店から渋谷店に異動する頃、社長から言われたことを記事にしてみました。
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■期待していることを伝える。
店長時代、店舗異動をする際に「あの店は、二人の店長がやってもセールスが上がらなかったところ」、「あの内装、あの場所で店長をしてみたい人は、きっといっぱいいるだろうと思うよ」「好きにやっていいから」と言われました。プレッシャーになったどころか、何やら大仕事をこれから手掛けるのだと思えて、やる気が出たことがあります。
結局、苦戦しながらも、2年掛けて成果がでました。「好きにやっていいから」を実行することは、容易ではありませんでしたが、その言葉が、ずっと根底にあったからこそ、成果を出してみたいという意欲、自由な発想力を生みだすことができたのだと思います。
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あの頃は、あまり上司と会う機会も少なかったので、無人島に放置されたようにも感じていました。しかし、そうは言っても、売るための洋服は供給され、一緒に働くスタッフも派遣され、お給料も支給され、そんな満たされた場所でした。
自由な場所だけど、ある種の守られている感じというのは、一番力を発揮できるのでしょうか。
自分自身を自由に表現できる場所は必要ですね。それは、ただ一人だから自由と言うよりも、人と人との間にあるもので、支持されていたのだ、と時間差で気づくくらいの、曖昧なものなのかもしれません。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の自由を止めている考えは何ですか?
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