メンタルケアスペシャリスト養成講座の実施課程へ行ってきました。
春に受けていたのは、基礎講座でしたので、その続編となります。実践講座は、実際の傾聴の仕方についての講義も行われる予定で、明日はロープレもあるそうです。
本日は初日ということで、メンタルケア手法論と実際の精神対話士の傾聴についての講義でした。
メンタルケア手法論1では、介護をする人のケアが必要であるというテーマのお話しでした。これから高齢化社会になっていく実態を、グラフで見て考えました。
また、介護を一生懸命にやってきたのに、ある日突然、介護している親を殴ってしまったとか、介護している人が自殺をしてしまったケースなど、実際の介護の現場で起きている、ケアしている側の苦悩などについて考えてみる機会となりました。
お話しされた教授が、ご自身の介護経験からの学びをとしての経験談でもありました。
ケアをする人たちも、ケアしている時に持つ否定的感情(不安、孤立感、悲しみ、負担感、無力感、怒り、罪悪感など)を発散できる場が必要だということでした。
そのためには、対話が必要で、対話で受容されることによって、ストレスは軽減されるとのことでした。
次に、メンタルケア手法論2です。
テーマは、医療者と患者の思いの理解の差についてです。脳卒中についての研究をもとに説明がありました。医者と患者との間の話ということで、薬の飲み忘れについての話がありました。医者が専門的な見地から理解したことを伝えていても、患者の思いもあって、すんなりいかないケースが見受けられるそうです。
インフルエンザで、タミフルを処方するのは、日本だけで、アメリカなどでは、1週間寝ていなさいと言って、薬を出さないとか。タミフルを飲んで、飛び降りてしまったなど、悲惨なことを、ニュースで知ったりもしますが、実際のところ、薬を処方しなかったアメリカの方は20倍も死亡例が確認されたとの話もありました。解決方法としては、そのように具体的にデーターを見せての説明となるようなのです。
お医者さん側からのお話しを聴いたわけですが、なかなか素人としては、情報に左右されがちなところもあって、確かに、医療者と患者との間に思いの理解の差は出てしまうものなのだと、知ることになりました。でも、そこに対して、懸命に研究を重ねていらっしゃる御苦労があってこその医療の発展があるとも思いました。
次に、精神対話士の傾聴についての講義でした。
今回、始めて、傾聴方法についてのレクチャーとなりました。
先生は、感情の動きをリアルに体感できるような、前説を繰り広げました。
300人以上入る講堂で講義を受けているのですが、「席替えをしてください」と、唐突におっしゃいました。そして、席替えをした時、つまり、行動したときに動いた感情は何であったかを、振りかえるワークになっていました。
意図は、「行動をすると、人は感情が動く」ということを、体感させるためです。そう考えてみると、毎日、ブログを書いているということは、自分の行動を振り返る行為であり、日々自分の感情に向き合っているこの感じこそ、自分への傾聴なのでしょう。そんなことをふと思いました。
講義は、先生の体験談と、手法ということで、説明がありました。先生的には「手法」という言葉に違和感があるとおっしゃっていたのは、感覚的な部分で共感しました。と、いいながらも手法についての講義です。
私が、コーチングを勉強したところでは、カリキュラムにない部分でした。むしろ、自分が独学で、やってきたことの方が、言語化されていたように思いました。
「事実」、「感情」、「計画」と分けて聴くということです。これは、実際、私も注意深く傾聴をしているところです。
しかし、ビジネスコーチングの勉強の際に、このようなカリキュラムがなかったということは、ビジネスでは、ロジカルシンキングが大事であり、感情はどちらかというと、煙たがられる部分だからでしょうか。
確かに、感情がいつもいい感じでしたら、感情について扱うことなく、「どうして行きますか?」という部分でいいともいえますね。
しかし、実際のコーチングの現場では、感情を取り扱わないで進むことは、クライアントさんにとって、「辛い」ことになる方が多いと、私はある時から感じていました。
いくら、方法論を知ったからと言っても、進めない人がたくさんいたのです。頭でわかっているけれど・・・という状態です。これでは、感情がブレーキになり、望む結果が手に入らないと思ったのです。それから、私は、独学で傾聴を深めていくようにしたのです。
今の私のセッションでは、「頭でわかっているのですね」という部分は、横に置いておきながら、「気持ち」や「感情」の部分を傾聴して行くようにしています。それプラス、見えないものが見える心の目が必要だと思います。
その様な傾聴ができるまで、5年くらいかかりましたが、そういう傾聴ができる自分になったと感じたところで、やっとプロとしてのスタートラインに立てたと思えた瞬間でした。
個人的に想うことなのですが、感情も扱えるコーチが増えたらいいなと。クライアントさんたちは、はっきりとは気づいていないけど、深いところでは、そう気づいている気がしています。
きっと、それが時代のニーズだと感じるのです。
精神対話士の講座では、「感情」とか「気持ち」を受容することの大切さを教わるので、自分が独学してきた部分の確認になっています。
明日のロープレで、さらに自分のしていることの確認ができると思うので、また傾聴力がアップできるのではないかと、とても楽しみにしています。
今日も知識を得たり、確認ができました。教授の皆様ありがとうございました。
1000問の質問集! 好評発売中!
春に受けていたのは、基礎講座でしたので、その続編となります。実践講座は、実際の傾聴の仕方についての講義も行われる予定で、明日はロープレもあるそうです。
本日は初日ということで、メンタルケア手法論と実際の精神対話士の傾聴についての講義でした。
メンタルケア手法論1では、介護をする人のケアが必要であるというテーマのお話しでした。これから高齢化社会になっていく実態を、グラフで見て考えました。
また、介護を一生懸命にやってきたのに、ある日突然、介護している親を殴ってしまったとか、介護している人が自殺をしてしまったケースなど、実際の介護の現場で起きている、ケアしている側の苦悩などについて考えてみる機会となりました。
お話しされた教授が、ご自身の介護経験からの学びをとしての経験談でもありました。
ケアをする人たちも、ケアしている時に持つ否定的感情(不安、孤立感、悲しみ、負担感、無力感、怒り、罪悪感など)を発散できる場が必要だということでした。
そのためには、対話が必要で、対話で受容されることによって、ストレスは軽減されるとのことでした。
次に、メンタルケア手法論2です。
テーマは、医療者と患者の思いの理解の差についてです。脳卒中についての研究をもとに説明がありました。医者と患者との間の話ということで、薬の飲み忘れについての話がありました。医者が専門的な見地から理解したことを伝えていても、患者の思いもあって、すんなりいかないケースが見受けられるそうです。
インフルエンザで、タミフルを処方するのは、日本だけで、アメリカなどでは、1週間寝ていなさいと言って、薬を出さないとか。タミフルを飲んで、飛び降りてしまったなど、悲惨なことを、ニュースで知ったりもしますが、実際のところ、薬を処方しなかったアメリカの方は20倍も死亡例が確認されたとの話もありました。解決方法としては、そのように具体的にデーターを見せての説明となるようなのです。
お医者さん側からのお話しを聴いたわけですが、なかなか素人としては、情報に左右されがちなところもあって、確かに、医療者と患者との間に思いの理解の差は出てしまうものなのだと、知ることになりました。でも、そこに対して、懸命に研究を重ねていらっしゃる御苦労があってこその医療の発展があるとも思いました。
次に、精神対話士の傾聴についての講義でした。
今回、始めて、傾聴方法についてのレクチャーとなりました。
先生は、感情の動きをリアルに体感できるような、前説を繰り広げました。
300人以上入る講堂で講義を受けているのですが、「席替えをしてください」と、唐突におっしゃいました。そして、席替えをした時、つまり、行動したときに動いた感情は何であったかを、振りかえるワークになっていました。
意図は、「行動をすると、人は感情が動く」ということを、体感させるためです。そう考えてみると、毎日、ブログを書いているということは、自分の行動を振り返る行為であり、日々自分の感情に向き合っているこの感じこそ、自分への傾聴なのでしょう。そんなことをふと思いました。
講義は、先生の体験談と、手法ということで、説明がありました。先生的には「手法」という言葉に違和感があるとおっしゃっていたのは、感覚的な部分で共感しました。と、いいながらも手法についての講義です。
私が、コーチングを勉強したところでは、カリキュラムにない部分でした。むしろ、自分が独学で、やってきたことの方が、言語化されていたように思いました。
「事実」、「感情」、「計画」と分けて聴くということです。これは、実際、私も注意深く傾聴をしているところです。
しかし、ビジネスコーチングの勉強の際に、このようなカリキュラムがなかったということは、ビジネスでは、ロジカルシンキングが大事であり、感情はどちらかというと、煙たがられる部分だからでしょうか。
確かに、感情がいつもいい感じでしたら、感情について扱うことなく、「どうして行きますか?」という部分でいいともいえますね。
しかし、実際のコーチングの現場では、感情を取り扱わないで進むことは、クライアントさんにとって、「辛い」ことになる方が多いと、私はある時から感じていました。
いくら、方法論を知ったからと言っても、進めない人がたくさんいたのです。頭でわかっているけれど・・・という状態です。これでは、感情がブレーキになり、望む結果が手に入らないと思ったのです。それから、私は、独学で傾聴を深めていくようにしたのです。
今の私のセッションでは、「頭でわかっているのですね」という部分は、横に置いておきながら、「気持ち」や「感情」の部分を傾聴して行くようにしています。それプラス、見えないものが見える心の目が必要だと思います。
その様な傾聴ができるまで、5年くらいかかりましたが、そういう傾聴ができる自分になったと感じたところで、やっとプロとしてのスタートラインに立てたと思えた瞬間でした。
個人的に想うことなのですが、感情も扱えるコーチが増えたらいいなと。クライアントさんたちは、はっきりとは気づいていないけど、深いところでは、そう気づいている気がしています。
きっと、それが時代のニーズだと感じるのです。
精神対話士の講座では、「感情」とか「気持ち」を受容することの大切さを教わるので、自分が独学してきた部分の確認になっています。
明日のロープレで、さらに自分のしていることの確認ができると思うので、また傾聴力がアップできるのではないかと、とても楽しみにしています。
今日も知識を得たり、確認ができました。教授の皆様ありがとうございました。
1000問の質問集! 好評発売中!
0コメント