「仕事で自分のパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいか?」というお悩みでセッションが始まりました。しかし、結局、何の職業をされているのか、一度も伺うことなく終わりました。お聞きする必要がなかったのです。
終わりになって、職業をクライアントさんのほうから、言ってきました。クライアントさんの雰囲気から、なるほどね! と最後に思いました。
「パフォーマンスを発揮させるには?」が悩みになっているということは、「言いたいことが言えなくて、我慢しているのではないか」ということを感じましたので、そこをフィードバックすると、「そうかもしれない」となり、そこから、セッションで話すべきポイントが絞られていきました。
「パフォーマンスをどう発揮するか?」の方法を考えるセッションではなく、クライアントさんの気持ちの方に着目したのです。だから、仕事の内容をお聞きする必要はありませんでした。
気持ちがよければ、コミュニケーションもうまく行きますし、行動も進みます。だから、なんといっても、「気持ち」が大事だと私は考えています。
「言わないで我慢」するのは、言ったら言い過ぎになってしまうのではないかと言う不安も感じました。そこをお聴きしてみると、転職時での面接で、これまでの経験は、忘れて現場に立つように言われたそうなのです。
そこが、「言ってもいいのか悪いのか」どちらか分からなくしているようでした。そのうちに、我慢してしまうことが多いそうです。それでも、言った方がいいなと思う時に発言すると、「よく言えるね」と周りからの視線が来る。そうすると、言った自分が悪かったと、自分を責めるという悪循環になっているようでした。
また、子供時代まで遡ると、リンクして見えてくるものもありました。
90分のセッションで、ポイントはいくつかありました。特に気になったのが、「相手から言われることに対して、否定されたと感じることが多い」ということです。
最近、評価面談で、いろいろと自分の仕事についてのことをフィードバックされたとき、否定された感じを受けたとか。
これは、実際のところ相手は否定していたかどうか? というのは、100%本当とは言えません。自分が否定された感じに取ったことは、事実ですが。
だから、「一体何を言われたの?」とあまり聞く必要はないのかもしれません。「否定された感じ」に感じるモードに自分がなっているというところに着目していくのです。
もし、自分で満たされていたら、相手が何か言ってきても、「なるほど、そういう考えもあるか」とニュートラルに受け止めて、「よく考えてくれてありがとう」と言えたり、「なるほど、そう伝わっているのか」と参考意見にもできるでしょう。
となると、「否定されたと感じる気持ち」をどうしてあげたらいいのか? について、考えていくことになります。
もしかしたら、自分のことを否定しているところがあるのではないかと考えてみました。
話を聴いていくと、これまで、傷ついたこと、悲しかったことを自分で受け容れることが出来ていない、つまり、ありのまま感じた気持ちを否定してしまうところが見えてきました。
ネガティブな気持ちが出てきたら、気持ちを晴らそうと、なかったことにすることが、気持ちを受け容れられていないという状態です。
それは、冒頭で出てきた、「言いたいことが言えない」にもつながります。きっと、相手に言いたいことがあるというよりも、自分が自分に聴いて欲しい気持ちがあるのかもしれないということです。
私の経験ですが、相手に「もっと意見を言ってほしい」と思ったことがありました。そのとき、もしかして、自分が自分に言いたいことかも、と考えてみたら、「意見を言うことを控えている自分」に気付きました。
実際、コーチングセッションをして行きながら、どこまで、意見を言っていいものか、さじ加減がわからなくて、悩んでいたのです。段々と、言わない方がいいだろうとなっていき、以前の自分よりも、50%カットで、自分の意見を言わなくなっていた時期でした。
そこから、相手に何か言いたいことが出てきたときには、自分に言っているのかも・・・と、考えて行くようにしました。すると、自分の気持ちを自然と聴けるようになっていきました。
次第に、自分の言うことで、相手を否定するのではないかという怖れが消えて、感じたことを言えるようになっていきました。相手がそれに対して「違うのです」と躊躇なく言えることが、むしろ歓迎みたいな包容力が出てきました。
自分のことを受け容れられると、共感力、包容力が段々とついていくので、コミュニケーションが自然とよくなっていくのです。
コミュニケーションは、相手を変えるのではなく、自分を変えていけばいいと聞いたことがありますが、私が思うに、「自分を変える」という部分を、「自分を受け容れること」にした方がが、ピッタリくるように感じています。
セッションが終わってから、クライアントさんからメールを頂きました。
タクシーに忘れ物をして、早速悲しみを味わうことにしたそうです。「ちょっと違いますね…」とご自身で突っ込み入っていました。(笑)
早速のアクシデントになりましたが、受け容れるは、まずはそんな感じでいいと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分を満たすことについてどう思いますか?
終わりになって、職業をクライアントさんのほうから、言ってきました。クライアントさんの雰囲気から、なるほどね! と最後に思いました。
「パフォーマンスを発揮させるには?」が悩みになっているということは、「言いたいことが言えなくて、我慢しているのではないか」ということを感じましたので、そこをフィードバックすると、「そうかもしれない」となり、そこから、セッションで話すべきポイントが絞られていきました。
「パフォーマンスをどう発揮するか?」の方法を考えるセッションではなく、クライアントさんの気持ちの方に着目したのです。だから、仕事の内容をお聞きする必要はありませんでした。
気持ちがよければ、コミュニケーションもうまく行きますし、行動も進みます。だから、なんといっても、「気持ち」が大事だと私は考えています。
「言わないで我慢」するのは、言ったら言い過ぎになってしまうのではないかと言う不安も感じました。そこをお聴きしてみると、転職時での面接で、これまでの経験は、忘れて現場に立つように言われたそうなのです。
そこが、「言ってもいいのか悪いのか」どちらか分からなくしているようでした。そのうちに、我慢してしまうことが多いそうです。それでも、言った方がいいなと思う時に発言すると、「よく言えるね」と周りからの視線が来る。そうすると、言った自分が悪かったと、自分を責めるという悪循環になっているようでした。
また、子供時代まで遡ると、リンクして見えてくるものもありました。
90分のセッションで、ポイントはいくつかありました。特に気になったのが、「相手から言われることに対して、否定されたと感じることが多い」ということです。
最近、評価面談で、いろいろと自分の仕事についてのことをフィードバックされたとき、否定された感じを受けたとか。
これは、実際のところ相手は否定していたかどうか? というのは、100%本当とは言えません。自分が否定された感じに取ったことは、事実ですが。
だから、「一体何を言われたの?」とあまり聞く必要はないのかもしれません。「否定された感じ」に感じるモードに自分がなっているというところに着目していくのです。
もし、自分で満たされていたら、相手が何か言ってきても、「なるほど、そういう考えもあるか」とニュートラルに受け止めて、「よく考えてくれてありがとう」と言えたり、「なるほど、そう伝わっているのか」と参考意見にもできるでしょう。
となると、「否定されたと感じる気持ち」をどうしてあげたらいいのか? について、考えていくことになります。
もしかしたら、自分のことを否定しているところがあるのではないかと考えてみました。
話を聴いていくと、これまで、傷ついたこと、悲しかったことを自分で受け容れることが出来ていない、つまり、ありのまま感じた気持ちを否定してしまうところが見えてきました。
ネガティブな気持ちが出てきたら、気持ちを晴らそうと、なかったことにすることが、気持ちを受け容れられていないという状態です。
それは、冒頭で出てきた、「言いたいことが言えない」にもつながります。きっと、相手に言いたいことがあるというよりも、自分が自分に聴いて欲しい気持ちがあるのかもしれないということです。
私の経験ですが、相手に「もっと意見を言ってほしい」と思ったことがありました。そのとき、もしかして、自分が自分に言いたいことかも、と考えてみたら、「意見を言うことを控えている自分」に気付きました。
実際、コーチングセッションをして行きながら、どこまで、意見を言っていいものか、さじ加減がわからなくて、悩んでいたのです。段々と、言わない方がいいだろうとなっていき、以前の自分よりも、50%カットで、自分の意見を言わなくなっていた時期でした。
そこから、相手に何か言いたいことが出てきたときには、自分に言っているのかも・・・と、考えて行くようにしました。すると、自分の気持ちを自然と聴けるようになっていきました。
次第に、自分の言うことで、相手を否定するのではないかという怖れが消えて、感じたことを言えるようになっていきました。相手がそれに対して「違うのです」と躊躇なく言えることが、むしろ歓迎みたいな包容力が出てきました。
自分のことを受け容れられると、共感力、包容力が段々とついていくので、コミュニケーションが自然とよくなっていくのです。
コミュニケーションは、相手を変えるのではなく、自分を変えていけばいいと聞いたことがありますが、私が思うに、「自分を変える」という部分を、「自分を受け容れること」にした方がが、ピッタリくるように感じています。
セッションが終わってから、クライアントさんからメールを頂きました。
タクシーに忘れ物をして、早速悲しみを味わうことにしたそうです。「ちょっと違いますね…」とご自身で突っ込み入っていました。(笑)
早速のアクシデントになりましたが、受け容れるは、まずはそんな感じでいいと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分を満たすことについてどう思いますか?
0コメント