管理職の仕事をされている方で、自分のところもありながら、全体をまとめる係にも任命されているとか。しかし、自分のところのリーダーになったばかりなので、兼任がかなり辛く、ストレスになっているとのことでした。
それならば、辛く思っていると上司に伝えてみればいいでしょう。クライアントさんは、どう伝えるかで、悩んでいらっしゃるようでした。
どちらかにしなくてはいけないということが、思い悩んでいる理由でしょう。
白黒決める前に、今一度、相談してみるという手もありますよね。
つまり、私の思う「伝えてみる」と、クライアントさんが思う「伝えてみる」のニュアンスが違うことが、話しながらわかっていきました。
クライアントさんは、「やるか、やらないか」を決断したうえで、上司に伝えるべきと思っていて、私は、「この状態でできるのかどうか」を上司に相談しながら決めればいいというニュートラルな捉え方でした。
クライアントさんが、「相談という手もあるのですね」と、驚いていました。なので、なかなか「兼任は辛い」ということを言えなかったのですね。相談と捉えれば、次に会ったときに伝えてみようと思えたそうです。
また、セッションで、ずっと心で引っ掛かっていた事を、話せたことですっきりしましたとおっしゃっていました。
セッションの前に、お送りいただく、セッション準備用紙には、「今日テーマにしたいこと」を書く欄があるのですが、辛い話は、「そのほかに話したいこと」に書いてありました。一番話したいことを、そのほかに話したいことに書いてしまうところが、人間ってあるかもしれませんね。
その後、上司に相談しましたというメールを頂きました。
しかし、上司は、よく捉えれば叱咤激励かもしれないけれど、ただ自分が楽になりたいからという理由に取られただけで、相談したことにより逆に評価を落としただけのような気がして後悔をしてしまったと書いてありました。
私は、メールに書いてあったそのやり取りを見て、クライアントさんが、自分の気持ちを伝えられたことが、伝えられないよりも良かったことなのだと感じました。
今までも、言いたいことを我慢しているクライアントさんは、少なくありません。セッションで話しながら、「決断を伝える」よりも「相談する」というニュートラルな捉え方になると、皆さん、伝えることができるようにはなるのですが、大体、伝えることに慣れていない方だと、本当にこれでよかったのだろうかと混乱するようです。しかし、少し時間が経ってみたら、「伝えてよかった」と、なっているのも事実です。
自分の気持ちを知るという意味でも、伝えてみようとすることは大事です。もしくは、自分の気持ちがわかったから、伝える必要はないと思えてしまうときもあるから不思議です。自分の気持ちを大事にすることで、人の気持ちを察することもできるようになると思います。
クライアントさんが、次のメールで、「上司とのやり取りを思い出しながら、ふと自分が部下に対する言葉使いはどうだろう? と考えました。自分がどんなリーダーなりたいか? その問いに辿りつきました」と書いてありました。
それを読んで、自分の気持ちをしっかりと受け止めたから、その問いがきっと浮かんできたのだろうと、想像しました。伝える、伝えないに、正解不正解は、ないと思いますが、この場合は、伝えてよかったのだと思いました。
私は、「気持ちを伝えたことがよかったことですね」としか、返事のメールに書いていないのですが、クライアントさんからそのようなお返事を頂き、やはり、自分の中に答えがあるのだと、改めてそう思えました。
行動を振り返り、「問い」を立てたクライアントさん、着想のセンスがあるなぁと、これからのセッションも楽しみになりました。
セッションで対話をしていくと、いままでどうしようかと悩んでいた行動ができ、行動して行く中で問いが生まれ、また進んでいくのでしょう。コーチングって、「問い」が連鎖的につながっていくものなのだろうと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
相談してみようかなと思うことは何ですか?
□■□■□■□■□
★「聴くことは幸せにつながるセミナー」1カ月前になりました。
1回目がとても好評でした。さらにブラッシュアップしてお伝えできると思います。
皆様のご参加、お待ちしております!
■9/29 sat 東京「聴くことは幸せにつながるセミナー」
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