「特にこれといったテーマはないけれど、堀口さんに会ってみたいという理由で、セッションを申し込んでもいいでしょうか」と、お申し込みフォームに書いてありました。ちょうど、仕事で東京に来るタイミングだったようです。ありがたいことに、そのような理由の方は、たまにいらっしゃいます。それでも、セッションで話していけば、きっと気づきがあるでしょう。対話すること自体がとても価値があることだと感じています。
テーマを敢えて言うならば、「40代なったけど、これまでの人生で特に何もせずにここまできてしまった気がする。一体何をしたいのか考えてみたい」ということでした。また、セッションを通じて、「ハッ」とする体験をしてみたいとおっしゃっていました。
最初、仕事の話から入りました。50代の男性が店長をしているような、老舗のブランドで働く女性です。安定した定着率のようで、役職が上がる機会もあまりないそうです。仕事では、何かやらなくてはいけないと常に思っていらっしゃるようでした。
プライベートの部分は、何かをしてもあまり続いた試しがなく、何もしてこなかったから、今、このような状態なのだと思う。何かをしたほうがいいのかと、いつも思っているようでした。
「何かをしなくてはいけない」という言葉が話の端々から聴こえてきました。
「本当に何もしていないんでしょうか?」と質問すると、「人のためを思って色々してきたけど・・・」という話になっていきました。
誰かの助けになりたいと思って、自分のコンディションも確認しないまま、助けてあげて、でも、助けたのに、感謝の言葉はもらえないし、何で私だけ? と後になって思えてくるのだそうです。
例えば、仕事において、仲間が急なアクシデントがあったときに、「代わりに出ますよ。休んでくださいね」と言ったそうです。助けになろうと思った瞬間は、見返りは求めていないけれども、次第に自分の休みを削ってでも、相手のために頑張ってしまって、それなのに、相手は軽く「ありがとう」と言うくらい。(事実、相手は、休みを削ったことなど知らないが。)こんなにフォローしたのに・・・。私ばっかり損をしている。大抵、そのようなスパイラルに陥っていました。
「何かをしなくてはいけない」のは、自分のことをケアすることではないかと感じました。「何もできていない」のは、自分を大切にできていないのかもしれません。
感じてメッセージを言うような鑑定をする方からも、「自分を甘やかせなさい」と言われたようで、まったく同じ流れになっていきました。
お話しを聴く限り、自分よりも他人のために何かをする時間を作っては、がっかりしてきた様子が伺えます。他人に明け渡した時間を、これからは自分のために使うことを優先した方がいいのだと思います。
「自分のためって、どうやって時間を使うのでしょうか」と、質問されました。
夜寝る前に、ゆっくりとスキンケアをするとか、ゆっくりとご飯を食べるとか、なんでもゆったりと味わう時間が確保できると、自分の心にゆとりが生まれると思います。
次に、「自分を甘やかすってどうするんですか?」と質問されました。
「自分を甘やかしてきたから、今、何もできていない」と思っているので、甘やかすことは、悪いという認識をお持ちのようでした。
まずは、「何かをしなくてはいけない」、「甘やかしてきてから、できていない」と自分を責めていることを辞めることが大事なのではないでしょうか。その考えが、自分で自分を苦しめているのです。
また、「どうせ、私なんて」とよく思ってしまうとのこと。
私は、「どうせ、私、なんですよ」と言いました。
『ひとみずむ3』の38 atsukoさんの台詞を思い出したので、クライアントさんに教えました。
□■□■□■□■□
堀口さんからは焦りから行動しても、いいものは出来ないと何度か言われている。そこでインナーチャイルドに聞いてみた。「何がしたい?」と。すると、「だらだらする、断捨離、料理、旅行」だと言う。こんなしょうもない事しか出てこないとは、いささか情けない気もしたが、『勝ち組』とは程遠くて、格好悪くて、しょうもないのが私なのだ。華々しい事を無理やり欲しがろうとするのは辞めよう。クラークには悪いが『大志』なんか要らねえんだよ!?!? どんなに執着しても振り向いてくれない男と同じで、抱こうと思って抱けるもんじゃない!
□■□■□■□■□
それから1年後・・・・彼女は、ダラダラした結果、かわいい赤ちゃんが生まれ、本当に今は幸せそうです。だからこそ、この『ひとみずむ』は、あとから説得力が生まれました。笑
「ダラダラを極めようかな(笑)」とクライアントさんがおっしゃいました。
人のために頑張ってしまいがちな人には、いいキーワードだと思います。
これは、私の話なのですが、先日、久々に英語でメールを書いたときに、自分の表現したい日本語を英語として選ぶのは難しいなぁと感じました。そこで思ったのは、カタコトの日本語をしゃべる外国人のかわいらしさです。もしかしたら、ネイティブからしたら私はそう映っているのかもしれないと思い、自分のことを笑ってしまいました。
なので、「どんなに辞書を引いても、自分の表現したい英語を見つけるのは難しいですね」と、ありのままを書き添えました。(笑)
頑張らなければ、自然と弱さとか強さが出てくるのではないでしょうか。そこがチャームポイントになるのではと思います。
こんなにやってあげているのにと思うとき、
自分のことが大切にできていないからそう思うのでしょう。
もう、周りにカッコつけるのはやめて、自分のためだけに・・・。
まずは、そこなのかなと感じました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
カッコつけていませんか?
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テーマを敢えて言うならば、「40代なったけど、これまでの人生で特に何もせずにここまできてしまった気がする。一体何をしたいのか考えてみたい」ということでした。また、セッションを通じて、「ハッ」とする体験をしてみたいとおっしゃっていました。
最初、仕事の話から入りました。50代の男性が店長をしているような、老舗のブランドで働く女性です。安定した定着率のようで、役職が上がる機会もあまりないそうです。仕事では、何かやらなくてはいけないと常に思っていらっしゃるようでした。
プライベートの部分は、何かをしてもあまり続いた試しがなく、何もしてこなかったから、今、このような状態なのだと思う。何かをしたほうがいいのかと、いつも思っているようでした。
「何かをしなくてはいけない」という言葉が話の端々から聴こえてきました。
「本当に何もしていないんでしょうか?」と質問すると、「人のためを思って色々してきたけど・・・」という話になっていきました。
誰かの助けになりたいと思って、自分のコンディションも確認しないまま、助けてあげて、でも、助けたのに、感謝の言葉はもらえないし、何で私だけ? と後になって思えてくるのだそうです。
例えば、仕事において、仲間が急なアクシデントがあったときに、「代わりに出ますよ。休んでくださいね」と言ったそうです。助けになろうと思った瞬間は、見返りは求めていないけれども、次第に自分の休みを削ってでも、相手のために頑張ってしまって、それなのに、相手は軽く「ありがとう」と言うくらい。(事実、相手は、休みを削ったことなど知らないが。)こんなにフォローしたのに・・・。私ばっかり損をしている。大抵、そのようなスパイラルに陥っていました。
「何かをしなくてはいけない」のは、自分のことをケアすることではないかと感じました。「何もできていない」のは、自分を大切にできていないのかもしれません。
感じてメッセージを言うような鑑定をする方からも、「自分を甘やかせなさい」と言われたようで、まったく同じ流れになっていきました。
お話しを聴く限り、自分よりも他人のために何かをする時間を作っては、がっかりしてきた様子が伺えます。他人に明け渡した時間を、これからは自分のために使うことを優先した方がいいのだと思います。
「自分のためって、どうやって時間を使うのでしょうか」と、質問されました。
夜寝る前に、ゆっくりとスキンケアをするとか、ゆっくりとご飯を食べるとか、なんでもゆったりと味わう時間が確保できると、自分の心にゆとりが生まれると思います。
次に、「自分を甘やかすってどうするんですか?」と質問されました。
「自分を甘やかしてきたから、今、何もできていない」と思っているので、甘やかすことは、悪いという認識をお持ちのようでした。
まずは、「何かをしなくてはいけない」、「甘やかしてきてから、できていない」と自分を責めていることを辞めることが大事なのではないでしょうか。その考えが、自分で自分を苦しめているのです。
また、「どうせ、私なんて」とよく思ってしまうとのこと。
私は、「どうせ、私、なんですよ」と言いました。
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それから1年後・・・・彼女は、ダラダラした結果、かわいい赤ちゃんが生まれ、本当に今は幸せそうです。だからこそ、この『ひとみずむ』は、あとから説得力が生まれました。笑
「ダラダラを極めようかな(笑)」とクライアントさんがおっしゃいました。
人のために頑張ってしまいがちな人には、いいキーワードだと思います。
これは、私の話なのですが、先日、久々に英語でメールを書いたときに、自分の表現したい日本語を英語として選ぶのは難しいなぁと感じました。そこで思ったのは、カタコトの日本語をしゃべる外国人のかわいらしさです。もしかしたら、ネイティブからしたら私はそう映っているのかもしれないと思い、自分のことを笑ってしまいました。
なので、「どんなに辞書を引いても、自分の表現したい英語を見つけるのは難しいですね」と、ありのままを書き添えました。(笑)
頑張らなければ、自然と弱さとか強さが出てくるのではないでしょうか。そこがチャームポイントになるのではと思います。
こんなにやってあげているのにと思うとき、
自分のことが大切にできていないからそう思うのでしょう。
もう、周りにカッコつけるのはやめて、自分のためだけに・・・。
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