意見を求められるとなんて言っていいかわからない。また、面白いことを言わなくちゃと焦る自分について、みていくセッションでした。
同じような悩みを持つクライアントさんは、これまでもいらっしゃったのですが、たいてい、思いこんでいることがあるから焦ってしまっているのです。
ちゃんと言葉にならないと、言ってはいけないと思っているのです。例えば、外国語を話すとき、ちゃんと文法通りになっていないと話せないというのと似ていると思います。
この場合、考え方としては、今、思っている気持ちを、そのまま言葉に出せばいいと思えればいいのです。
「ちょっとまだ、言葉になっていないんだけど・・・・」と言いながら、段々と話していけばいいのです。クライアントさんにそう言ったら、「あ、そっか~」と笑って言いました。
ありのままでいいのではないでしょうか。
面白いことを言わなくちゃ・・・と思うことも、やめればいいです。強がる必要はありません。意外と、そのまま発した言葉が面白いってこともあるのです。なんて言っていいかわからないという人ほど、エンターティナーになろうとして、頑張っているように思います。
また、解決策を言わなくてはいけないと思って、解決策が思いつかず、何を言っていいか分からなくなるとのことでした。
会社の中で、クライアントさんの先輩にあたる人が社長から、ある部下の指導について、全然できていないということを指摘されたようです。そのとき、先輩に何か言ってあげたいと思ったようでした。
クライアントさんが思ったのは、「その部下の人のことを変えることは、なかなか難しいから、先輩もそこまで思いつめなくてもいいんじゃないか」ということでした。だけれども、何か解決案を言おうと模索している間に、何も言えなかったそうです。
私はその話を聴いて思ったのは、やはり、そのまま言えばいいのではないかということです。「先輩、あの部下を変えるのは、なかなか難しいことですよね。そこまで思いつめなくても大丈夫だと思います」と。なぜならば、クライアントさんが、思うことをそのまま表現すれば、寄り添う言葉だからです。
おそらく、解決策を言われるよりも、寄り添う言葉を言われた方が、人は嬉しいのではないでしょうか。特に、女性はそうです。
クライアントさんも、自分のそのままの言葉が、自然と寄り添う言葉になっていることに、ホッとしたようです。解決策を言う前に、まずは、寄り添う言葉をかけてあげることが優しいと相手は感じるのではないかと思います。それから、一緒に解決策を考えることもいいでしょう。
もうひとつの悩みは、仕事中、相手が忙しそうだから、伝えたいことがあっても、言うタイミングを逸して、夜になってしまうことがしばしばあるとか。
対処としては、「今忙しいですか?」「いつなら大丈夫ですか?」と聞けばいいだけのことです。
しかし、そう考えつかない原因としては、自分で相手の事情を想像して、自分を動けなくしていることに気付いていないからです。それが、いろいろなところで、コミュニケーションの問題を生んでいるようです。
「相手はきっとこうだから」というのは、100%本当でしょうか?
「配慮」として、想像してみるのと、ちょっと違う気がします。自分がうまくできないことを責めていることから、相手はきっとこうだから・・・・を考えているように思うのです。
エンターティナーになることはやめて、ありのままの自分で何でも言葉を発してみることに、自分が慣れることが必要です。わからなければ、聴いてみる。言葉がなかなか出てこなければ、ゆっくり話してみる。それだけのことです。
子供は、語彙が足りなくても、どうにか話そうとしています。大人も「なんて言ったらいいんだろう・・・」と、考えながらゆっくり話せばいいのです。私は、言葉を選びながら、話している人に、真摯な態度を感じます。
私は、こうしてブログを書くときも、たまに、面白がって言葉を選んでしまうときがあるのですが、投稿する前にもう一度読んでみて、「あれ、これは、本当に思っていることと違うでしょ」と、自分を突っ込みながら、そういう言葉は消します。そして、もう一度、本当に思っていることを感じてみてから、言葉にするようにしています。
投稿後も、何度も読み返して、自分の深いところではなく、浅いところから出てきた言葉がまた見つかったら、修正しています。自分の中での居心地の悪さなので、外から見てみたら、わからないところかもしれませんが、自分にとっては、自分の居心地の悪さを直すことは、気持ちがいいものです。
適切な言葉を選ぶよりも、本当に自分が発したい言葉を選ぶことが、ありのままだと思うのです。そういう言葉のほうが、自然と相手を配慮するものにもなるので不思議です。
セッションを通して、クライアントさんは、とても安心をしたようで、「この感じ、初めてです。何とも言えない感じです」と言っていました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の言葉大事にしていますか?
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■9/29 sat@銀座 「聴くことは幸せにつながるセミナー」
同じような悩みを持つクライアントさんは、これまでもいらっしゃったのですが、たいてい、思いこんでいることがあるから焦ってしまっているのです。
ちゃんと言葉にならないと、言ってはいけないと思っているのです。例えば、外国語を話すとき、ちゃんと文法通りになっていないと話せないというのと似ていると思います。
この場合、考え方としては、今、思っている気持ちを、そのまま言葉に出せばいいと思えればいいのです。
「ちょっとまだ、言葉になっていないんだけど・・・・」と言いながら、段々と話していけばいいのです。クライアントさんにそう言ったら、「あ、そっか~」と笑って言いました。
ありのままでいいのではないでしょうか。
面白いことを言わなくちゃ・・・と思うことも、やめればいいです。強がる必要はありません。意外と、そのまま発した言葉が面白いってこともあるのです。なんて言っていいかわからないという人ほど、エンターティナーになろうとして、頑張っているように思います。
また、解決策を言わなくてはいけないと思って、解決策が思いつかず、何を言っていいか分からなくなるとのことでした。
会社の中で、クライアントさんの先輩にあたる人が社長から、ある部下の指導について、全然できていないということを指摘されたようです。そのとき、先輩に何か言ってあげたいと思ったようでした。
クライアントさんが思ったのは、「その部下の人のことを変えることは、なかなか難しいから、先輩もそこまで思いつめなくてもいいんじゃないか」ということでした。だけれども、何か解決案を言おうと模索している間に、何も言えなかったそうです。
私はその話を聴いて思ったのは、やはり、そのまま言えばいいのではないかということです。「先輩、あの部下を変えるのは、なかなか難しいことですよね。そこまで思いつめなくても大丈夫だと思います」と。なぜならば、クライアントさんが、思うことをそのまま表現すれば、寄り添う言葉だからです。
おそらく、解決策を言われるよりも、寄り添う言葉を言われた方が、人は嬉しいのではないでしょうか。特に、女性はそうです。
クライアントさんも、自分のそのままの言葉が、自然と寄り添う言葉になっていることに、ホッとしたようです。解決策を言う前に、まずは、寄り添う言葉をかけてあげることが優しいと相手は感じるのではないかと思います。それから、一緒に解決策を考えることもいいでしょう。
もうひとつの悩みは、仕事中、相手が忙しそうだから、伝えたいことがあっても、言うタイミングを逸して、夜になってしまうことがしばしばあるとか。
対処としては、「今忙しいですか?」「いつなら大丈夫ですか?」と聞けばいいだけのことです。
しかし、そう考えつかない原因としては、自分で相手の事情を想像して、自分を動けなくしていることに気付いていないからです。それが、いろいろなところで、コミュニケーションの問題を生んでいるようです。
「相手はきっとこうだから」というのは、100%本当でしょうか?
「配慮」として、想像してみるのと、ちょっと違う気がします。自分がうまくできないことを責めていることから、相手はきっとこうだから・・・・を考えているように思うのです。
エンターティナーになることはやめて、ありのままの自分で何でも言葉を発してみることに、自分が慣れることが必要です。わからなければ、聴いてみる。言葉がなかなか出てこなければ、ゆっくり話してみる。それだけのことです。
子供は、語彙が足りなくても、どうにか話そうとしています。大人も「なんて言ったらいいんだろう・・・」と、考えながらゆっくり話せばいいのです。私は、言葉を選びながら、話している人に、真摯な態度を感じます。
私は、こうしてブログを書くときも、たまに、面白がって言葉を選んでしまうときがあるのですが、投稿する前にもう一度読んでみて、「あれ、これは、本当に思っていることと違うでしょ」と、自分を突っ込みながら、そういう言葉は消します。そして、もう一度、本当に思っていることを感じてみてから、言葉にするようにしています。
投稿後も、何度も読み返して、自分の深いところではなく、浅いところから出てきた言葉がまた見つかったら、修正しています。自分の中での居心地の悪さなので、外から見てみたら、わからないところかもしれませんが、自分にとっては、自分の居心地の悪さを直すことは、気持ちがいいものです。
適切な言葉を選ぶよりも、本当に自分が発したい言葉を選ぶことが、ありのままだと思うのです。そういう言葉のほうが、自然と相手を配慮するものにもなるので不思議です。
セッションを通して、クライアントさんは、とても安心をしたようで、「この感じ、初めてです。何とも言えない感じです」と言っていました。
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「傾聴」についての私の考え方をシェアいたします。
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