「仕事で結果が出せていない。仕事のパフォーマンスを上げること」がテーマでした。以前にも90日コーチングのご依頼を受けたこともあったので、お久しぶりのセッションでした。
営業の仕事をされている方です。その後、転職して、新しい職場でいきなり表彰を受けたそうです。最初は、やる気があって、成果も出せたのに…。今は、思ったような結果が出せていないのが不安。自分の力を出したくて仕事をしているのに、いやいや仕事をしている。周りに流されている。凄くちっちゃい自分。イライラ、自分に不満と、自分を責める言葉が色々と出てきました。それでは、疲れ果ててしまいます。
どんなアクションをして、仕事に取り組んで行くか? という話よりも、まずは、疲れている自分をリラックスさせることが必要な気がしました。疲れているというか、憑かれているという漢字がぴったりくる状態のようでした。
そもそも、何故そんなに自分を責めてしまうのでしょうか。
クライアントさんの話から見えてきたことは、調子のいいときの自分と、悪い時の自分を比べていること。志のないちっちゃい自分、納得いく水準でないなど、いい悪いをつけて比較することで、自分を責めることに追い込んでいる点です。
最初に、いい成績が出せたのは、「比較するものがない」からとも言えるでしょう。自分がやるだけやってみようというシンプルな動機ですから、自分を責めることなく、ただ目の前のことに打ち込むことができたからではないでしょうか。
「比較」することで、自分を責めることになり、パフォーマンスが下がってしまうのです。そのようなことが見えてきました。
また、自分よりも出来るスタッフをみたとき、「潔く自分の負けを認めたら、楽になった」と言っていました。その心は「自分ができると言いたい」と思っていて、そのまた下層に、「できない、わからないと言ってはいけない」という思い込みが見つかりました。
最近、ようやく人に甘えるのも悪くないなと、人の優しさを受け容れたら、相手がとても喜んでくれたことを、ちょっと不思議に思いつつも、甘えるのも悪くないと思えたそうです。それを思い出したところで、以前よりは、自分を楽にしてあげることができていると、確認できました。
次に、「自分がなまけちゃうんじゃないかって、不安になるんです」と、新たなる不安が出てきました。
できない自分だから、なまけちゃいけない。だけど、疲れているからだらだらしたい。でも、ちゃんとできていない自分は、だらだらしちゃいけない。それなのに、だらだらしている自分。そんな自分ではいけないと思いながらだらだらする・・・。ここでも、自分を責めていることが見えてきました。
自分を責めながらだらだらする。つまり、中途半端なだらだらだから、だらだらすることにも気が済まなくなって、普段のスイッチをいれるところも、ちゃんとスイッチが入らない状態になっていたのです。疲れたときには、心ゆくまで休めば、やるときには、集中力も発揮できるでしょう。
また、人から、自分のことをダメと否定されたときに、自分のことを自分で省みずに、すぐに自分が悪いのかなと思ってしまう癖もありました。セッションで、本当に悪いのか? を考えていったら、ちゃんとやっている自分がいると、ようやく思えたようです。人から見えている部分は、本当に少しです。自分で自分を見てあげましょう。
セッションで話しながら、自分を責めることで疲弊して、自分で自分のパフォーマンスを下げているということが、明らかになっていきました。これは、相当クライアントさんも辛かったでしょう・・・。ちゃんとやっていますし、それを続ければいいのではないでしょうか。
そして、たたみかけるように、「そのままでやって結果が出るのかが不安なんです」と、言いました。
私は、前回の90日コーチングのことを思い出して言いました。
「前回は、コントロール不可能なほど、辛い状況でしたよね。だから、逆に流れに身をまかせることしかできなくて、うまく行ったのではないでしょうか」と。
クライアントさんも「そうでした!」と、笑っていました。
どうやら、楽な泳ぎ方を忘れてしまっていたようです。
頑張ってもうまくいかないとき、自分自身に戻ることを意識してみることです。
ありのままの自分でいいと思えると、とても楽になります。あとは、ただただ自分のベストを尽くせばいいのでしょう。そして、人事を尽くして天命を待つことです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の思考が自分を疲れさせていませんか?
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■堀口ひとみ・播磨弘晃 秋コミコレクション テーマ「好き」
10/13 sat @渋谷にて開催。
営業の仕事をされている方です。その後、転職して、新しい職場でいきなり表彰を受けたそうです。最初は、やる気があって、成果も出せたのに…。今は、思ったような結果が出せていないのが不安。自分の力を出したくて仕事をしているのに、いやいや仕事をしている。周りに流されている。凄くちっちゃい自分。イライラ、自分に不満と、自分を責める言葉が色々と出てきました。それでは、疲れ果ててしまいます。
どんなアクションをして、仕事に取り組んで行くか? という話よりも、まずは、疲れている自分をリラックスさせることが必要な気がしました。疲れているというか、憑かれているという漢字がぴったりくる状態のようでした。
そもそも、何故そんなに自分を責めてしまうのでしょうか。
クライアントさんの話から見えてきたことは、調子のいいときの自分と、悪い時の自分を比べていること。志のないちっちゃい自分、納得いく水準でないなど、いい悪いをつけて比較することで、自分を責めることに追い込んでいる点です。
最初に、いい成績が出せたのは、「比較するものがない」からとも言えるでしょう。自分がやるだけやってみようというシンプルな動機ですから、自分を責めることなく、ただ目の前のことに打ち込むことができたからではないでしょうか。
「比較」することで、自分を責めることになり、パフォーマンスが下がってしまうのです。そのようなことが見えてきました。
また、自分よりも出来るスタッフをみたとき、「潔く自分の負けを認めたら、楽になった」と言っていました。その心は「自分ができると言いたい」と思っていて、そのまた下層に、「できない、わからないと言ってはいけない」という思い込みが見つかりました。
最近、ようやく人に甘えるのも悪くないなと、人の優しさを受け容れたら、相手がとても喜んでくれたことを、ちょっと不思議に思いつつも、甘えるのも悪くないと思えたそうです。それを思い出したところで、以前よりは、自分を楽にしてあげることができていると、確認できました。
次に、「自分がなまけちゃうんじゃないかって、不安になるんです」と、新たなる不安が出てきました。
できない自分だから、なまけちゃいけない。だけど、疲れているからだらだらしたい。でも、ちゃんとできていない自分は、だらだらしちゃいけない。それなのに、だらだらしている自分。そんな自分ではいけないと思いながらだらだらする・・・。ここでも、自分を責めていることが見えてきました。
自分を責めながらだらだらする。つまり、中途半端なだらだらだから、だらだらすることにも気が済まなくなって、普段のスイッチをいれるところも、ちゃんとスイッチが入らない状態になっていたのです。疲れたときには、心ゆくまで休めば、やるときには、集中力も発揮できるでしょう。
また、人から、自分のことをダメと否定されたときに、自分のことを自分で省みずに、すぐに自分が悪いのかなと思ってしまう癖もありました。セッションで、本当に悪いのか? を考えていったら、ちゃんとやっている自分がいると、ようやく思えたようです。人から見えている部分は、本当に少しです。自分で自分を見てあげましょう。
セッションで話しながら、自分を責めることで疲弊して、自分で自分のパフォーマンスを下げているということが、明らかになっていきました。これは、相当クライアントさんも辛かったでしょう・・・。ちゃんとやっていますし、それを続ければいいのではないでしょうか。
そして、たたみかけるように、「そのままでやって結果が出るのかが不安なんです」と、言いました。
私は、前回の90日コーチングのことを思い出して言いました。
「前回は、コントロール不可能なほど、辛い状況でしたよね。だから、逆に流れに身をまかせることしかできなくて、うまく行ったのではないでしょうか」と。
クライアントさんも「そうでした!」と、笑っていました。
どうやら、楽な泳ぎ方を忘れてしまっていたようです。
頑張ってもうまくいかないとき、自分自身に戻ることを意識してみることです。
ありのままの自分でいいと思えると、とても楽になります。あとは、ただただ自分のベストを尽くせばいいのでしょう。そして、人事を尽くして天命を待つことです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の思考が自分を疲れさせていませんか?
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10/13 sat @渋谷にて開催。
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