コミュニケーションにおいて、相手と自分の間に少し壁を作ってしまい、なかなか踏み込むのが苦手について考えるセッションでした。理想としては、もう少し人懐っこさみたいなものを持ちたいそうなのです。
クライアントさんが、最近気づいたことは、苗字よりも名前で呼ぶほうが、少し近づいた感じがするからと、名前で呼ぶようにしたそうです。そして今は、来てもらうのはウエルカムでも、自分からは、ちょっと恐る恐る、じわじわ近づいてく感じがするそうです。この恐る恐るは、一体なんなのか? まず考えてみることになりました。
何を恐れているのかについては、「相手は自分のことをどう思うだろうか?」、「相手は自分のことを好きになってくれるかどうか?」という点が上がりました。相手の評価を気にしがちのようです。
次に、「相手はどうあれ、自分が楽しい」を考えると、どのような状態になるのか、考えてみました。
「相手に興味を持つ状態」、「自分主体で、能動的な状態」という答えがクライアントさんから返ってきました。
私は、前回の秋コミコレクションセミナーのテーマ「好き」を思い出しました。
「能動的に相手に関わる状態」について考えるために、「カウンターワーク」というものをしました。バーカウンターに座って、会話を楽しんでいるというシュチュエーションを再現してもらうワークです。
あるペアは、2回くらい会ったことのある2人だったので、それぞれがお互いについて、どう感じているかについて話しており、とても会話が弾んでいました。
次のペアは、1回、同じセミナーで会ったけれども、実際に会話はしていないという、ほぼ初対面状態でした。初対面の状態でも、話がはずむ人もいますね。このペアがどんな風に話が発展していくのか、楽しみにしながら、他の人たちはオブザーバーとして観察していました。
「能動的にかかわる」ということを、コミコレのテーマにしているので、とりあえず、何か質問しなくちゃ、とはなっていて、話は途切れずには、進んでいました。しかし、なんか堅苦しいし、話が一向に深まらない。2人の笑顔もあまり出ていませんでした。
そんな調子で、7分間が経ちました。今の会話を振り返ってもらいました。また、オブザーバーが感じたことを発言していきました。能動的には関わっているけれど、話が盛り上がらない状態というのが、段々と言語化されていきました。
お互いが、さぐろう、さぐろうとしていて、質問をしている。相手のどこがツボ何だろうか? と探しているような、「あれはどうですか?」「これはどうですか?」という質問が多い。距離を近づけようと質問はするけれど、会話が深まらない感じでした。
私も、コーチ初期のころに、やりがちだった気がします。
ツボを当てようとして、こちらが、質問してばかり。周辺視野をぐるぐるまわり、話が拡散していくばかりで、深まらない状況ですね。
その状況について、クライアントさんがこんな表現をしました。
「地雷を避け、宝箱を探そうとしている」と。
これは、ピッタリ過ぎて、唸ってしまいました。(笑)
つまり、質問の答えに深めるヒントが隠されているのに、それをスルーして、相手の反応をみながら、自分がいまいちだと勝手に感じて、他の話題へいかなといけない!と、焦って、次へ行っていたのです。
相手に寄り添えていないと、そんな会話になりがちです。「自分が好きになってもらえるか?」と、自分のことばかり気になっている状態です。「相手にどう思われるか?」というのは、相手のことを考えているつもりでも、自分のことを考えている状態なのです。
相手のツボは、相手の答えのなかに必ずあります。新しい質問をするよりも、相手の答えのなかから見つかるのです。相手の答えをより具体的にする質問にしたり、その答えを聞いての感想を伝えたりできます。
何か、新しくて、キャッチ―になるもの・・・というふうに探すと、逆に難しくなってしまうもの、例えば、このブログの記事のタイトルをつけるとき、そんな風に思っていました。
これは、出版社の方にアドバイスを頂くまで、どんな路線がいいのだろうか? と毎日悩んだものでした。何か、自分の中でひらめきがやってくるのを待っていたのです。センスのいい言葉集みたいなものを読んだり、コ―ピーライティングセンスの問題なのかなとか、色々悩んでいました。今思うと、何かカッコつけようとしていたみたいです。(笑)
あるとき、出版社の方にどうやってつけるのか? と聞いたら、「記事の中にある言葉から、キャッチ―なものを選びます」と教えてもらいました。
そんなに身近にあったのか?! と拍子抜けでしたが、確かにそう考えてみた方が、スムーズな作業ですし、自分としてもしっくりくる感覚を得られるようになったのです。
「なんかしなくちゃ」と焦っているときこそ、「すぐそばにある」を忘れてしまいますね。
初対面の人と話すときも、すぐそばにある、相手の会話から、拾っていくようにするだけでいいのです。そして、段々と相手が話しながら、自分で深めていくでしょう。
深まった話しを聴くことは、面白く感じます。聴かれた方も、興味を持ってくれたと感じて、楽しく感じます。そうすれば、自然とお互いに好かれる関係になっていくものです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
焦るときはどんなときですか?
クライアントさんが、最近気づいたことは、苗字よりも名前で呼ぶほうが、少し近づいた感じがするからと、名前で呼ぶようにしたそうです。そして今は、来てもらうのはウエルカムでも、自分からは、ちょっと恐る恐る、じわじわ近づいてく感じがするそうです。この恐る恐るは、一体なんなのか? まず考えてみることになりました。
何を恐れているのかについては、「相手は自分のことをどう思うだろうか?」、「相手は自分のことを好きになってくれるかどうか?」という点が上がりました。相手の評価を気にしがちのようです。
次に、「相手はどうあれ、自分が楽しい」を考えると、どのような状態になるのか、考えてみました。
「相手に興味を持つ状態」、「自分主体で、能動的な状態」という答えがクライアントさんから返ってきました。
私は、前回の秋コミコレクションセミナーのテーマ「好き」を思い出しました。
「能動的に相手に関わる状態」について考えるために、「カウンターワーク」というものをしました。バーカウンターに座って、会話を楽しんでいるというシュチュエーションを再現してもらうワークです。
あるペアは、2回くらい会ったことのある2人だったので、それぞれがお互いについて、どう感じているかについて話しており、とても会話が弾んでいました。
次のペアは、1回、同じセミナーで会ったけれども、実際に会話はしていないという、ほぼ初対面状態でした。初対面の状態でも、話がはずむ人もいますね。このペアがどんな風に話が発展していくのか、楽しみにしながら、他の人たちはオブザーバーとして観察していました。
「能動的にかかわる」ということを、コミコレのテーマにしているので、とりあえず、何か質問しなくちゃ、とはなっていて、話は途切れずには、進んでいました。しかし、なんか堅苦しいし、話が一向に深まらない。2人の笑顔もあまり出ていませんでした。
そんな調子で、7分間が経ちました。今の会話を振り返ってもらいました。また、オブザーバーが感じたことを発言していきました。能動的には関わっているけれど、話が盛り上がらない状態というのが、段々と言語化されていきました。
お互いが、さぐろう、さぐろうとしていて、質問をしている。相手のどこがツボ何だろうか? と探しているような、「あれはどうですか?」「これはどうですか?」という質問が多い。距離を近づけようと質問はするけれど、会話が深まらない感じでした。
私も、コーチ初期のころに、やりがちだった気がします。
ツボを当てようとして、こちらが、質問してばかり。周辺視野をぐるぐるまわり、話が拡散していくばかりで、深まらない状況ですね。
その状況について、クライアントさんがこんな表現をしました。
「地雷を避け、宝箱を探そうとしている」と。
これは、ピッタリ過ぎて、唸ってしまいました。(笑)
つまり、質問の答えに深めるヒントが隠されているのに、それをスルーして、相手の反応をみながら、自分がいまいちだと勝手に感じて、他の話題へいかなといけない!と、焦って、次へ行っていたのです。
相手に寄り添えていないと、そんな会話になりがちです。「自分が好きになってもらえるか?」と、自分のことばかり気になっている状態です。「相手にどう思われるか?」というのは、相手のことを考えているつもりでも、自分のことを考えている状態なのです。
相手のツボは、相手の答えのなかに必ずあります。新しい質問をするよりも、相手の答えのなかから見つかるのです。相手の答えをより具体的にする質問にしたり、その答えを聞いての感想を伝えたりできます。
何か、新しくて、キャッチ―になるもの・・・というふうに探すと、逆に難しくなってしまうもの、例えば、このブログの記事のタイトルをつけるとき、そんな風に思っていました。
これは、出版社の方にアドバイスを頂くまで、どんな路線がいいのだろうか? と毎日悩んだものでした。何か、自分の中でひらめきがやってくるのを待っていたのです。センスのいい言葉集みたいなものを読んだり、コ―ピーライティングセンスの問題なのかなとか、色々悩んでいました。今思うと、何かカッコつけようとしていたみたいです。(笑)
あるとき、出版社の方にどうやってつけるのか? と聞いたら、「記事の中にある言葉から、キャッチ―なものを選びます」と教えてもらいました。
そんなに身近にあったのか?! と拍子抜けでしたが、確かにそう考えてみた方が、スムーズな作業ですし、自分としてもしっくりくる感覚を得られるようになったのです。
「なんかしなくちゃ」と焦っているときこそ、「すぐそばにある」を忘れてしまいますね。
初対面の人と話すときも、すぐそばにある、相手の会話から、拾っていくようにするだけでいいのです。そして、段々と相手が話しながら、自分で深めていくでしょう。
深まった話しを聴くことは、面白く感じます。聴かれた方も、興味を持ってくれたと感じて、楽しく感じます。そうすれば、自然とお互いに好かれる関係になっていくものです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
焦るときはどんなときですか?
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