セッションのとき、特にテーマを設けず、「ただ、話したいです」というところから、意外なことに気付くことがよくあります。例えば、映画を観たときに、人それぞれ捉えどころが違うのと同様に、相手の体験した話を、他の人が解釈することで、違う点が見つかるのです。
クライアントさんは、「ただ、話したいです」ということでしたので、最近の近況からお聞きしました。
前回のセッションの時に、5年前に流行っていた、『ザ・シークレット』を今のタイミングで読むと、何か発見がありそうだからと、お薦めしたので、それを読んだそうです。
今読んでみて、「豊かさに焦点を合わせること、今の自分を幸せにすること、自分はエネルギーである」ということが印象に残ったとか。
コーチングでこの半年、今の自分を幸せにすることに挑戦し、頭ではなく心で「幸せ」を感じることが増えたそうです。ただ、「豊かさ」のイメージはぼんやりと感じていて、「ハッキリ」ではないことに気付いたようでした。
ちなみに、その本が流行っていた頃に読んでいたら、余計に落ち込んでしまっただろうと言っていました。その本は、本屋さんで山積みでしたのに、気付かなくてよかったですね。(笑)
それから、「最近、やたらと気になることはありますか?」と聞いてみました。
同じ仕事場のバイトの子の言動がやたらと気になるということが出てきました。
失礼なことを言ってきたり、人の話を聞かずに、自分で解釈してしまったり、俺はどうせ…と、自分に自信がない様子だったり、自分で主体的にやらないところが、カチンと来るのだそうです。コーチングを受けるようになって、怒ることやひどく辛くなることが、なくなってきたので、珍しいことのようでした。
具体的にどんなセリフを言われたのか? 聞いてみました。カチンと来るということは、自分の中の何かに反応しているから、聞いてみたのです。
「お金貯めてそうですよね~」と言われたことにカチンときたようでした。
なぜ、その言葉にカチンと来たのか、クライアントさん自身が考えてみたところ、「ケチと思われている。実際は、貯めていないのに」と、イメージ悪く思われていることと、事実と反することを言われたことの両方に腹が立ったようでした。確かに、そんなときは、カチンときやすい場面ですよね。
相手とのやり取りをもう少し考えてみようかなと話が展開しそうなその時、「『お金貯めていそう』と、友達にもそう言えば、言われました」と、1週間に2回も言われたことが思い出されました。そのときも、不快に感じたそうです。2回も同じセリフとなると、よっぽど答えを導きたがっているのでしょう。
考え方として、「あの人は、相手に思ったことをはっきりと言う人だからしょうがない」としたり、自分が相手を理解しようと、自分を寛容にするように努めたり、仕方がないと諦めたりするでしょう。
一方、相手を鏡にして、自分のことを考えてみることができます。自分が不快に思っていることに、自分の思い込みを発見できるのです。相手の言動より、自分の感じ方なのです。
「お金貯めていそうですね」→「ケチと思われている」
これが、クライアントさんのお金に対してのイメージです。
「お金をためている人は、節約してお金が貯まっている」と考えているのです。
「本当の意味でお金が貯まっている人はどういう人かと思いますか?」と改めて聞いてみました。
「おおらかな人。使うべきところにお金を使っている人」と答えました。
それが、豊かさのイメージなのではないでしょうか。
面白いことに、『ザ・シークレット』を読んで、「豊かさって何だろう?」という問いから、答えが導き出された瞬間でした。これから、もっと豊かになる自分を受け取れるのではないでしょうか。
クライアントさんは、「これまで不快なことは、メッセージとして考えていなくて、吐き捨てていただけでした」と言いました。
人から言われた言葉や、人の行動を嫌に感じるとき、相手の口が悪くてそう言っているというよりも、自分へのメッセージなのです。自分がそのことについて、どう感じているか? が投影されているのです。自分が感情的に思うメッセージを与えてくれた相手ほど、自分のことを教えてくれます。
ゆっくり考えてみないと、なかなかわかりにくいものです。自分が無意識で思い込んでいることですから。自分のことを許せていないことが、相手に投影されて、相手のことを悪く思う場合もあります。自分の思っているイメージが悪いから、相手の言葉を不快に感じることもあります。自分が自分の嫌いなところで、自分を受け入れてないところかもしれません。
そのとき、気づきのチャンスです。自分の中のイメージをよいものに変えていくきっかけとなって、いいイメージ通りのものを受け取っていけるようになるでしょう。未来も楽しみになります。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近、やたらと気になることはありますか?
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クライアントさんは、「ただ、話したいです」ということでしたので、最近の近況からお聞きしました。
前回のセッションの時に、5年前に流行っていた、『ザ・シークレット』を今のタイミングで読むと、何か発見がありそうだからと、お薦めしたので、それを読んだそうです。
今読んでみて、「豊かさに焦点を合わせること、今の自分を幸せにすること、自分はエネルギーである」ということが印象に残ったとか。
コーチングでこの半年、今の自分を幸せにすることに挑戦し、頭ではなく心で「幸せ」を感じることが増えたそうです。ただ、「豊かさ」のイメージはぼんやりと感じていて、「ハッキリ」ではないことに気付いたようでした。
ちなみに、その本が流行っていた頃に読んでいたら、余計に落ち込んでしまっただろうと言っていました。その本は、本屋さんで山積みでしたのに、気付かなくてよかったですね。(笑)
それから、「最近、やたらと気になることはありますか?」と聞いてみました。
同じ仕事場のバイトの子の言動がやたらと気になるということが出てきました。
失礼なことを言ってきたり、人の話を聞かずに、自分で解釈してしまったり、俺はどうせ…と、自分に自信がない様子だったり、自分で主体的にやらないところが、カチンと来るのだそうです。コーチングを受けるようになって、怒ることやひどく辛くなることが、なくなってきたので、珍しいことのようでした。
具体的にどんなセリフを言われたのか? 聞いてみました。カチンと来るということは、自分の中の何かに反応しているから、聞いてみたのです。
「お金貯めてそうですよね~」と言われたことにカチンときたようでした。
なぜ、その言葉にカチンと来たのか、クライアントさん自身が考えてみたところ、「ケチと思われている。実際は、貯めていないのに」と、イメージ悪く思われていることと、事実と反することを言われたことの両方に腹が立ったようでした。確かに、そんなときは、カチンときやすい場面ですよね。
相手とのやり取りをもう少し考えてみようかなと話が展開しそうなその時、「『お金貯めていそう』と、友達にもそう言えば、言われました」と、1週間に2回も言われたことが思い出されました。そのときも、不快に感じたそうです。2回も同じセリフとなると、よっぽど答えを導きたがっているのでしょう。
考え方として、「あの人は、相手に思ったことをはっきりと言う人だからしょうがない」としたり、自分が相手を理解しようと、自分を寛容にするように努めたり、仕方がないと諦めたりするでしょう。
一方、相手を鏡にして、自分のことを考えてみることができます。自分が不快に思っていることに、自分の思い込みを発見できるのです。相手の言動より、自分の感じ方なのです。
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それが、豊かさのイメージなのではないでしょうか。
面白いことに、『ザ・シークレット』を読んで、「豊かさって何だろう?」という問いから、答えが導き出された瞬間でした。これから、もっと豊かになる自分を受け取れるのではないでしょうか。
クライアントさんは、「これまで不快なことは、メッセージとして考えていなくて、吐き捨てていただけでした」と言いました。
人から言われた言葉や、人の行動を嫌に感じるとき、相手の口が悪くてそう言っているというよりも、自分へのメッセージなのです。自分がそのことについて、どう感じているか? が投影されているのです。自分が感情的に思うメッセージを与えてくれた相手ほど、自分のことを教えてくれます。
ゆっくり考えてみないと、なかなかわかりにくいものです。自分が無意識で思い込んでいることですから。自分のことを許せていないことが、相手に投影されて、相手のことを悪く思う場合もあります。自分の思っているイメージが悪いから、相手の言葉を不快に感じることもあります。自分が自分の嫌いなところで、自分を受け入れてないところかもしれません。
そのとき、気づきのチャンスです。自分の中のイメージをよいものに変えていくきっかけとなって、いいイメージ通りのものを受け取っていけるようになるでしょう。未来も楽しみになります。
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