頭ではそんな風に考えなくてもいいとわかっているのに、心では焦ったり苦しくなったりするときにどう向き合ったらいいのかというテーマでした。この記事に書いたことは、焦りにどう向き合っていったかのひとつの参考になればと思います。
仕事で、プレゼンのあとに意見を色々言われ、ダメ出しのように感じてしまって苦しくなったそうです。良くするための意見だし、検討してみたらいいと、頭では分かっていても、心では焦ったり、苦しくなったり・・・。
そのほか、意見を言われる場面として、「どっちなの?」と迫られてくる感じも苦手とか。以前、問い詰められたときに、言いわけのように相手に受け止められて、言っても仕方のないことだと思って反省したこともあったようです。今でも、これは、言いわけになるのだろうかと考えすぎて、うまく自分の状況を伝えることも苦手と言っていました。
私は、その話を聞いて「どっちなの?」と聞かれて、何も言えずに、ただダダをこねるしかない子供の様子が浮かびました。自分が焦ることで、相手のことも見えなくなり、自分の言いたいことも言えない…。何か、わかって欲しいことがあるのでしょうか?
「わかって欲しいことは何だろう?」と私の中で問いを立てて、引き続き聴いていきました。
ちなみに、2年くらいセッションをしているクライアントさんなのですが、落ち着いてきたと思うと、このテーマが再び巡ってくるのでした。直近では、今の部署に異動してきたばかりの4月も「焦っている」がテーマでしたので。
「いつも、せかされますか?」と聞いてみたら、「私の仕事の基準は、周りから見ると、一週間遅いみたいです。だから、ペースを上げることに、かなりパワーがいるんです。1つのことで引っ掛かると、なかなか先へ進めないんですよ。自分の頭の中では進行しているのですが、私が何も言わないと、外からみたら、進行してないで止まっているように見えるかもしれないですね」とクライアントさんが言いました。
その話を聞いて、クライアントさんは、とてもマイペースで、1つの仕事をじっくりとこなしたいタイプなのだと感じました。だから、せかされると自分のペースが崩れて、焦って、苦しくなるのかなと察しました。
自分はゆっくりだし、言われるのも仕方がないと、ありのままの自分を許してしまうのも楽かとは思いますが、仕事の場面だから、進行状況を周りに伝えることも必要ですね。
クライアントさんのマイペースさが、私の妹と似ている気がしてきましたので、妹の話をしてみました。
妹は絵が描けるので、何度かイベントのためのウエルカムボード制作を頼んだことがあります。「できないかもしれないから、期待しないで」と毎回言いながらも、引き受けてくれます。だから、最悪できなくても仕方がないと私も腹をくくって、依頼しています。
依頼をしたあとは、「どれくらい進んだ?」と、私は、絶対に聞きません。前日になって、ようやく妹が、「まだできていないよ」と言ってきます。(笑)
実際、これまでの3作品に関しての出来上がりは、イベントの2時間前です。でも、会場にちゃんと届くのですから、本当にありがたいことです。
作品を作る人は、見た目にはすぐにわからないけれど、作品のどこかに、わかる人だけわかるようなメッセージを入れるものです。そんな、見えない工夫をしているのだろうなと思うので、せかしたりしないことが、こちらができる唯一のことかなと私は考えています。
もし、私がクライアントさんの上司だったら、「あの部下は、1つ1つ引っ掛かりながらも、きちんと考えてやるタイプだ。ギリギリの仕上がりにはなるかもしれないが、ちゃんと終わらせることができることを信頼して、あまり何も言わないように待っていよう」と思うでしょう。
そこまで考えてみたとき、私の中でふと思ったことがありました。「今の部署の人たちは、心の目で見ない人が多いのかもしれませんね」と、クライアントさんに言いました。
すると、クライアントさんが、啖呵を切ったかのように言いました。「皆が、心の目で見ないことが許せないんです。とくに、私たちの仕事は、心の目で見ないといけないケアする仕事なのに・・・・」と。私は、すかさず、「でた! また、怒っていますね(笑)」と言いました。
1年前のセッションでも、幼稚園の先生の質問にすぐに答えられず、怒っている4歳の子供が出てきたことがあったので、クライアントさん、爆笑です。今回も、自分が怒っていることに気付いていませんでした。
以前の部署は、とても居心地が良くて、皆、何か感じたことがあったら、ケアをしてくれるような言葉がけがよくあったところのようでした。今年の4月に異動した部署では、とても焦ってしまうことが多かったと言っていました。
全体的に、仕事の時だけの表面的な付き合いが多く、部署で親睦会をすることも、めんどくさがるタイプが多いようです。職場の雰囲気が違う2つを体験する必要があったのかもしれません。
なぜなら、このセッションで、見えてきたことは、怒りの下層に、クライアントさんの大切にしていることが浮かび上がってきたからです。表面的なものよりも、見えないことを大切にしたいということです。
子供のようにダダをこねていたのも、自分が大切にしていることに、自分が気づきたかったのかもしれませんね。
実際のところ、とても察しがつくようで、旦那さんにその能力について、しばし驚かれると言っていました。数秘術でも「33」というナンバーをお持ちのようで、勘の鋭いナンバーのようです。ご本人、知ってはいても、あまり自覚がなかったようでしたが。(笑)自覚すると、人はより力を発揮しますね。
これからは、勘だけでなく、それを言葉として伝えられるようになることが、課題であるともつながり、とても力が沸いてきているようでした。
何度か浮上していたテーマ、焦りの正体について、今回のセッションでようやく終止符を打てたようでした。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近、怒ったことはありましたか?
仕事で、プレゼンのあとに意見を色々言われ、ダメ出しのように感じてしまって苦しくなったそうです。良くするための意見だし、検討してみたらいいと、頭では分かっていても、心では焦ったり、苦しくなったり・・・。
そのほか、意見を言われる場面として、「どっちなの?」と迫られてくる感じも苦手とか。以前、問い詰められたときに、言いわけのように相手に受け止められて、言っても仕方のないことだと思って反省したこともあったようです。今でも、これは、言いわけになるのだろうかと考えすぎて、うまく自分の状況を伝えることも苦手と言っていました。
私は、その話を聞いて「どっちなの?」と聞かれて、何も言えずに、ただダダをこねるしかない子供の様子が浮かびました。自分が焦ることで、相手のことも見えなくなり、自分の言いたいことも言えない…。何か、わかって欲しいことがあるのでしょうか?
「わかって欲しいことは何だろう?」と私の中で問いを立てて、引き続き聴いていきました。
ちなみに、2年くらいセッションをしているクライアントさんなのですが、落ち着いてきたと思うと、このテーマが再び巡ってくるのでした。直近では、今の部署に異動してきたばかりの4月も「焦っている」がテーマでしたので。
「いつも、せかされますか?」と聞いてみたら、「私の仕事の基準は、周りから見ると、一週間遅いみたいです。だから、ペースを上げることに、かなりパワーがいるんです。1つのことで引っ掛かると、なかなか先へ進めないんですよ。自分の頭の中では進行しているのですが、私が何も言わないと、外からみたら、進行してないで止まっているように見えるかもしれないですね」とクライアントさんが言いました。
その話を聞いて、クライアントさんは、とてもマイペースで、1つの仕事をじっくりとこなしたいタイプなのだと感じました。だから、せかされると自分のペースが崩れて、焦って、苦しくなるのかなと察しました。
自分はゆっくりだし、言われるのも仕方がないと、ありのままの自分を許してしまうのも楽かとは思いますが、仕事の場面だから、進行状況を周りに伝えることも必要ですね。
クライアントさんのマイペースさが、私の妹と似ている気がしてきましたので、妹の話をしてみました。
妹は絵が描けるので、何度かイベントのためのウエルカムボード制作を頼んだことがあります。「できないかもしれないから、期待しないで」と毎回言いながらも、引き受けてくれます。だから、最悪できなくても仕方がないと私も腹をくくって、依頼しています。
依頼をしたあとは、「どれくらい進んだ?」と、私は、絶対に聞きません。前日になって、ようやく妹が、「まだできていないよ」と言ってきます。(笑)
実際、これまでの3作品に関しての出来上がりは、イベントの2時間前です。でも、会場にちゃんと届くのですから、本当にありがたいことです。
作品を作る人は、見た目にはすぐにわからないけれど、作品のどこかに、わかる人だけわかるようなメッセージを入れるものです。そんな、見えない工夫をしているのだろうなと思うので、せかしたりしないことが、こちらができる唯一のことかなと私は考えています。
もし、私がクライアントさんの上司だったら、「あの部下は、1つ1つ引っ掛かりながらも、きちんと考えてやるタイプだ。ギリギリの仕上がりにはなるかもしれないが、ちゃんと終わらせることができることを信頼して、あまり何も言わないように待っていよう」と思うでしょう。
そこまで考えてみたとき、私の中でふと思ったことがありました。「今の部署の人たちは、心の目で見ない人が多いのかもしれませんね」と、クライアントさんに言いました。
すると、クライアントさんが、啖呵を切ったかのように言いました。「皆が、心の目で見ないことが許せないんです。とくに、私たちの仕事は、心の目で見ないといけないケアする仕事なのに・・・・」と。私は、すかさず、「でた! また、怒っていますね(笑)」と言いました。
1年前のセッションでも、幼稚園の先生の質問にすぐに答えられず、怒っている4歳の子供が出てきたことがあったので、クライアントさん、爆笑です。今回も、自分が怒っていることに気付いていませんでした。
以前の部署は、とても居心地が良くて、皆、何か感じたことがあったら、ケアをしてくれるような言葉がけがよくあったところのようでした。今年の4月に異動した部署では、とても焦ってしまうことが多かったと言っていました。
全体的に、仕事の時だけの表面的な付き合いが多く、部署で親睦会をすることも、めんどくさがるタイプが多いようです。職場の雰囲気が違う2つを体験する必要があったのかもしれません。
なぜなら、このセッションで、見えてきたことは、怒りの下層に、クライアントさんの大切にしていることが浮かび上がってきたからです。表面的なものよりも、見えないことを大切にしたいということです。
子供のようにダダをこねていたのも、自分が大切にしていることに、自分が気づきたかったのかもしれませんね。
実際のところ、とても察しがつくようで、旦那さんにその能力について、しばし驚かれると言っていました。数秘術でも「33」というナンバーをお持ちのようで、勘の鋭いナンバーのようです。ご本人、知ってはいても、あまり自覚がなかったようでしたが。(笑)自覚すると、人はより力を発揮しますね。
これからは、勘だけでなく、それを言葉として伝えられるようになることが、課題であるともつながり、とても力が沸いてきているようでした。
何度か浮上していたテーマ、焦りの正体について、今回のセッションでようやく終止符を打てたようでした。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近、怒ったことはありましたか?
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