自分を満たすことの大切さ。

 昨日のメルマガでは、「人と仲良くする前に、自分と仲良くすること」というテーマで書きました

 私は以前、コミュニケーションスキルは、人とうまくやるために学ぶものだと思っていたので、「自分と仲良くする」ことについて、あまり考えたことがありませんでした。相手にどう質問するか、相手をどう承認するか、フィードバックするか、すべては相手のために考えていました。

 しかし30代半ばに、相手にはできていて、相手から感謝されることは増えても、どこか喜べない自分を感じたことがありました。なんでこんなにありがとうと感謝されるのに、自分の心は満たされていないんだろうと。褒められても、まったく嬉しくないのはなぜだろう? そしていつもどこか寂しいのです。寂しがり屋のため、スケジュールが開いている日があるのは耐えられません。いつも予定を入れようとしていました。今思えば、人や外側のイベントに埋めてもらおうとしていたわけですから、寂しさが埋まるはずがありません。

 そんなときに目にした言葉は、「まずは自分を満たしなさい」でした。自分を満たすってどういうこと? 

 外側からのもので埋めないように、こちらから人を誘わない、相手から誘われない限り行かないというマイルールにしました。やがて、空白のスケジュールに予期しないことが入ってきたりするので、だんだんと面白がるようになりました。

 そんなことをしていたら、友達がいなくなったのですが、困りません。(笑)人から頼まれたら出動する!みたいな感じなので、本当に必要なことでお役に立ててよかったなと思えます。

 そんないつかの出動のために、身体を鍛え、スキルを磨く日々です。それは、自分の未来を良くすることにもつながっているので、自分のためにやっていることが、相手のためにもなるということで、自分を磨くほど、相手の役にも立てるという良き循環になっていると思います。

 幸せになりたいなら「他人に与えなさい」。幸せになりたいなら「自分を満たしなさい」。どちらも言いますが、私は他人に与えるから入って、そのあと自分を満たすの流れだったのかなと思います。逆の人もいるかもしれませんね。

 とにかく自分を大切に扱うこと。自分を後回しにして、相手のことをしていないので、相手からありがとうの言葉があっても、なくても関係ありません。それは相手の器の大きさに関係することですからね。そして、ジャムおじさんがいなくても、自分であんこを詰めているのです。(笑)