「怪我の功名」にできるのも考え方次第。

 もう12年以上月1のセッションを継続していただいているクライアントさんとのセッションは、自分の感じている違和感や気持ち、またこんな時どうすればいいか? など、様々なテーマの対話が繰り広げられています。

 今回は、なんと階段から滑り、お尻を打ってしまった話から始まりました。それで病院で診察を受けたところ、尾てい骨というよりも、仙骨に響いていることが分かったそうです。

 普段はピアノを弾かれる方なので、本当に手の怪我でなくてよかったなと思います。今後の対策として、滑りやすい階段に、手すりや滑り止めを付けることも検討したほうがいいかもしれません。

 しかしながら、この怪我のメッセージは何でしょうか? 気を付けて、階段を降りなくてはいけません、ということももちろんそうですが、怪我をしたことで、普段意識していなかった仙骨を意識できるようになったそうです。いつもよりも身体が敏感に反応して、ピアノを弾きながら、骨にどう響いてくるかを感じられるようでした。

 反田恭平さんが、音を響かせるために体重を増やしたという話も聞いたことがあります。身体への意識が、音のアウトプットにもかかわってくるということなのでしょう。


 私は週2でヨガをしており、たまに筋肉痛になることがあります。そんなとき、この筋肉は普段動かしていないんだなと、はじめてその筋肉の存在に気づけます。

 山登りをすると、もっと激しい筋肉痛を何度か体験しました。普段から運動をしている割に、太ももの内側やお尻の筋肉が筋肉痛が酷いことがわかりました。考えてみれば、そこを鍛えるマシーンは使っていませんでした。

 なので次の登山に向けて、ジムでの筋トレのメニューにお尻と内、外ももを増やしました。するとその後の登山では、標高が高くなったのに、筋肉痛が激減したのを感じました。そのほか、ストックを使ったことも、身体の使い方が変わったことでの変化だと思えました。

 「怪我をしたことを、怪我の功名にするかも、その人次第ですね」と私が言うと、クライアントさんは、爆笑してくれましたが、やはり身体に響くようでした。(笑)早く良くなるといいですね☆彡