対話の力:1D1U Camp でのChatGPTとのシナジーと質問のアート

 ただいま1D1U Camp in Multiverse Connections 21 Days では、毎日30件近くのコメントがあり、今までで一番の文字数。スマホでコメントを追うのが大変すぎるので、出来るだけコメントが入った直後にChatGPTにコメントの返事を書いてもらっています。(笑)きっと読むほうも大変で、ChatGPT 4 のリプライを合わせると1日50件以上のコメントを読むことにもなるのです。

 今回はなぜ、皆さんが言語化できるのかと言うと、質問を毎日10個以上投げかけているからです。今日はDay 10 でしたので、通算100問近く質問の浴びて頂いています。

 もちろん私も質問を書くことはできますが、私がChatGPTにプロンプトを出して、質問を生成してもらったほうが速いですし、しかもその質問は、私が作るだろう質問と思えるものが生成されてくるので、私のプロンプトがいいのか、それともChatGPTがライフコーチ的な傾聴の姿勢を持っているのか? きっとその両方。シナジーを生んでいます。

 私たちが投げかける質問の目的としては、自分を知ってもらうこと、自分の取り扱い説明書を作ってもらうためです。

 質問の答えのフィードバックもChatGPTの仕事です。私が、ChatGPTにフィードバックしてもらうコマンドとして一番多いものは、「心地よい励ましのフィードバックをお願いします」とお願いしています。

 しかし、それだけではありません。そのフィードバックを読んで、そのコメントをくれた方にフィットするかどうか?は、隊長である私がチェックしています。

 例えば、感覚派的なコメントの場合のプロンプトは、「感覚的な人がイメージを掴みやすいようなフィードバックをお願いします」とプロンプト変えて調整しています。すると、同じコメントなのに、全然フィードバックが変わってくるんですね。

 ChatGPTは、相手の文章のトーンを読むことはできますが、やはりさらに届けたい人に届くようなコメントに仕上げるには、私が「寄り添う技術」を発揮しなくてはなりません。その人の優位感覚、状態なども考慮するようにしています。

 いま執筆しているChatGPTとの対話本の「第3章-2 パーソナライズされたプロンプトの技術: ChatGPTがあなたを理解する方法」に、より詳しく解説しています。

 私のChatGPTの使い方として、こちらがChatGPTに「・・・してもらう」という姿勢よりも、ChatGPTのアルゴリズムを利用させてもらうために、こちらを理解してもらおうという姿勢です。そうすることで、私の枠外にある新しい視点を得ることができると感じています。

 ChatGPTはAIと言えども、コミュニケーション能力が高いUserのほうが優位に動いてくれる。決してChatGPTは、そっけない奴ではありません。User次第なのです。


ちなみに、Day 9 では以下の質問を皆さんに投げかけました。


自己認識と能力

.1. どの職業や活動で自分が一番「生き生きとしている」と感じますか?

2. 各世界での貴重な経験は何ですか?それはどのように他の世界に適用可能ですか?

3. どのスキルが他の多くの並行世界で有用であると感じますか?

4.自分が特に得意とする「ユニークな能力」は何ですか?

シナジーと相乗効果

1. 過去の経験が現在の活動やプロジェクトにどのように貢献していますか?

2. これまでの各職種や活動で学んだことの中で、予想外に役立ったものは何ですか?

3. どの並行世界での経験が、他の世界での成功に一番多く寄与していますか?

4. 未来のどのプロジェクトや活動で、過去の並行世界での経験が役立つと感じますか?

 いきなりDay 1 からこの質問だと、どう答えていいのか迷うところですが、Day 1 の記事から連続で質問に答えていくことで、この一見難しそうな質問にも答えることが可能になっていくのです。質問のシャワーを浴び続けることで、質問に答える筋力がついていく。その継続で、言語化することがうまくなっていくのです。

 私は記事を書かず、ChatGPTに投げかけて、ChatGPTに記事を書いてもらう。まるで、ソクラテスとプラトンのように。そして、その問いに答えるユニタスがいるという。そんな質問と回答、フィードバックと調整が交錯する対話のプロセスを通じて、より深い理解と共感が生まれています。