20年に及ぶある修行の終焉。

 1D1U Camp "Multiverse Connections"の"Sunday Hitomi Service"で、最近感動した映像についてのレビューをシェアしました。『アステロイド・シティ』・『Immersive Museum』・『世界の果てに ひろゆき 置いてきた』についてです。

 当初は、アイスブレイクでレビューを話そうと思っていたのですが、気づけば40分近くレビューについて話してしまいました。これには訳があります。

 特に、ポスト印象派の絵画に没入する「Immersive Museum」@日本橋三井ホールで観た、プロジェクションマッピングな美術展は感動しました。

 私は、美術鑑賞は好きでも嫌いでもない分野ですが、感性を磨くために、修行のように美術館に行き、時には画家たちのゆかりの地であるプロバンスやゴッホ終焉の地、オーヴェル=シュル=オワーズへも足を運んだリしました。さらに、画家の映画なども鑑賞しました。

 この一連の経験が、「Immersive Museum」の最新テクノロジーによる圧倒的な美術鑑賞に触れることによって、全ての努力が報われたような気持ちになったのです。

 「私は感性が足りない」と、自分のことをずっと責め続けながら、修行のような美術鑑賞、レビューでのアウトプットをしてきたところから、これからは修行でない領域で、映画鑑賞や美術鑑賞を楽しんでもいいんだという解放感すら覚えました。自分のコンプレックスが、ついに解消されたのです。20年くらいかかりました。(笑)

 これからは、自分の感じたことをそのまま表現してもいいという許可を得たような、バースジャンプになりました。ということで、結果的にキャンプのテーマに沿ったスピーチになりました。