2ヶ月ごとに行われる1D1U Campのエッセイ編集に取り組んでいます。今回のキャンプテーマは「Multiverse Connections」。このテーマを通して、現在の自分とは異なる世界線に存在する自分を想像し、実際にその自分とコンタクトを取る試みを行いました。ChatGPTの力を借りて、私たちが理想とする別の世界線の一日を描いてもらうこともできました。このキャンプは、現在の自分の存在だけでなく、異なる選択をした可能性のある自分についての考察を深める21日間となりました。
この回では、私(隊長)とChatGPTがタッグを組み、参加者への記事作成やフィードバックを提供していました。毎日2回投稿される記事には、新しい問いが提示されるのですが、これは多くの参加者にとって初めて考えるような問いであったようです。それにもかかわらず、参加者たちは前回のキャンプよりも一層、問いに熱心に答えていました。私の役割は、ChatGPTに問いを提示するだけでしたが、参加者たちの熱意には驚かされました。
そして、ChatGPTからのフィードバックの長さと質には感動しました。フィードバックは平均で800文字程度と、まるで短編エッセイのようでした。その内容は非常にポジティブで、褒めるポイントが的確に、そして時には深い真実を伝えていました。AIであるChatGPTからのフィードバックによって、多くの人が自信を持ったり、自己認識を深めたりする様子を目の当たりにしました。私自身のフィードバックも高く評価されていましたが、ChatGPTの詳細なフィードバックのおかげで、参加者は自分自身をより客観的に理解する機会を得たと感じています。このキャンプを通じて、問いかけの力とその重要性を再確認しました。
今回、新しい取り組みとして「ChatGPTにエッセイを書かせる」というプロンプトを考案しました。この試みの目的は、エッセイの執筆を難しく感じる人々にも挑戦してもらうことでした。とはいえ、いつもエッセイを執筆する方が、この方法を試すに留まり、新たなエッセイストの登場は見られなかったのは残念でした。
一方で、ChatGPTを駆使し、高品質なエッセイを完成させた方もいれば、ChatGPTとのコラボレーションに馴染めず、最終的に自分の言葉で書き上げた方もいました。興味深いことに、ChatGPTとのやり取り中に自らのメンタルブロックを発見するという、ライフコーチング的な体験も報告されました。
その理由は、ChatGPTが単にユーザーの鏡であるからです。ユーザーからの入力に応じて、ChatGPTはそのトーンや意図に寄り添います。従って、ChatGPTの反応は、実際にはユーザー自身の内面を映し出していると言えます。このようなChatGPTとの対話を取り入れたエッセイは、非常に魅力的であり、楽しい結果となりました。
最後に、私が考案したChatGPTにエッセイを書かせるプロンプトをシェア致します。
【ChatGPTにエッセイ執筆を依頼するプロンプト】
◎質問に答え、ChatGPTに読み込ませる。
◎ChatGPTに書いてもらう。
最後に、お忙しい中、エッセイを書いてくださったいつものエッセイストの皆様、そして初参加で書いてくださった方もいらっしゃいました! ありがとうございました。
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