映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』(2017)鑑賞。

 瞑想の話を英会話の先生にしたときに、デヴィッド・リンチ映画監督が、すごい瞑想をしていると、教えてもらいました。英会話の先生が好きな映画監督ですから、相当アートな人なのでしょう…と思っていたら、たまたまアマゾンプライムで、『デヴィッド・リンチ:アートライフ』というドキュメンタリー映画を見つけました。映画監督でもありますが、「一生美大生」な雰囲気のピュアそうな方でした。

 アーティスト系のドキュメンタリーは結構好きなジャンルです。巨匠たちがどのようなアトリエで作品をつくり、何にインスパイアーされて、何がきっかけでその道が始まったのか? 改めて、人生が変わるきっかけというものを考えさせられます。

 最近、「コンフォートゾーンを抜けるとミラクルが起きる!」という話をEpi.3 Small changesでしていますが、今回のデヴィッド・リンチもそうでした。とくに、才能が開花する土地になった「Philadelphia フィラデルフィア」ですが、実は最も行きたくな場所の一つだったそうです。

 フィラデルフィアに入る長い橋をバスで通るとき、真ん中までは「I'm not in Philadelphia.」と唱え、真ん中を過ぎたら「I'm in Philadelphia.」と唱えたそうでした。とても嫌な思い出だそうです。なぜそんなに行きたくない場所へ…ということですが、友人が美術学校を紹介してくれたからそこへ行くことになったのです。自分の意志というよりも、連れていかれた感じです。

 人生が切り開かれるきっかけは、やはりコンフォートゾーンを抜けるときです。その後、一緒に暮らしていた人との間に子供も生まれ、お金に困り始めたときに、ダメ元で応募した作品が認められ、助成金が与えられ、さらにビバリーヒルズの宿舎まで与えられたそうです。今は、なんと72歳ですが4人目の奥さんとの間に子供が生まれ、小さい子のパパでもあります。アンチエイジングにもなる、瞑想効果でしょうか?!(笑)

 自分で考えるよりも、何かに導かれるように、自分でもびっくりするようなところに、なぜかきてしまったときのほうが、自分がどうしていかわからない分、周りの人たちの声が、道を作ってくれるのです。そんな風に、導かれた経験はあるでしょうか?

 自己探求というのは、ライフワークが見つかった後からするものなのかもしれません。自分のライフワークが誰しもあるのでしょう。私にとっては、コンフォートゾーンを抜けた先で、見つけました。でもまだほかにもあるかもしれないとも思ってます。誰しもきっとあるはずなのです。ライフワークを見つけたからといって、そこがゴールでなく、そこからは試行錯誤の始まりです。お金に不自由していないと思いますが、探求を続けているのです。カッコイイ72歳デヴィット・リンチです。


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コンフォートゾーンを抜けるとそこで人生ですべきことが見つかるという話をします。

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■10/20(土)東京オンライン 15:00-18:00 

■10/27(土)大阪  11:00-14:00