審査される系の競技スポーツの男性の対面セッションがありました。ピアニストはあっても、アスリートは初めてですね。以前の私のパーソナルトレーナーからの紹介でした。
その競技は人生で1度だけ見たことがある程度でしたが、あの審査の空気感に一度触れていたというのも、今回の方のおっしゃることのイメージが私の中でもついた、というシンクロもありました。
お話を色々とお聞きしていくと、だんだんともつれた糸がほどけてきて、これからの可能性が開くために必要な2点が浮かび上がってきました。
私みたいに全くその分野の経験がない人に相談して、良かったとおっしゃっていました。同じ分野だとその人の経験値から、こうしたほうがいいというアドバイスをもらって、結局はそれは自分に焦点を当ててもらっているわけでないので、素直に聞きにくいというのもあったそうです。
一方、パーソナルコーチングだと、相手の潜在能力を引き出すための、明確な提案、視点の投げかけになります。その人がその人らしくパフォーマンスを発揮できるように、どこにフォーカスを向けたらいいか? どこに取り組むと可能性が拡がるか? 何に取り組めば、もっと潜在能力を引き出せるのか? を一緒に考えることになるからです。
クライアントさんが、ずっと悩んでいた問があったそうです。
「個性はどうしたら発揮できるのか?」
「内にこもるところがあると、何度もコーチに言われるが、どう改善したらいいのか?」
それらのことを、いろいろな人にも「どういう意味ですか?」と尋ねてきたそうですが、誰も的を射た答えがなかったようです。
ここについて、クライアントさんの話を聴いたうえで、私なりの答えを提供してみたところ、今まで考えたことのない答えだったようでした。既に経験も技術も実績もある方でしたが、まだ伸ばせる余地があったのです。この2つの問いの答えをやれば、もっと可能性が拡がるのではないかと思います。それに、私が答えたのは「答え」というよりも、引き出すための方法です。きっと自分で気づくにはこういう回答が欲しいと思います。
次回の大会は、内側から光が放たれるような演技になるといいですね!
0コメント