「教える」と「教えない」のバランスを取ることについて。

 コーチは教えないけれど、相手が相手の中にある答えで動くように、導いていく手法です。どうやればいいか、教えれば、相手にとってもやりやすいかもしれませんが、それでは人は動かないことも知っています。教えずに、人を動かすにはどうしたらいいのか? ずっと私にとって課題みたいなもので、なぜか内側から強い欲望として、「教える」ことをずっと拒み続けていました。だから「ALL EARS」コミュニティの設立したことは、私にとってタブーを自ら破ることであり、実は勇気のいることでした。

 この「教える」と「教えない」のバランスを取ることについて、来週のメルマガに書いたところです。それでふと思い出したことがありました。以前、スピリチュアルカウンセラーに前世のことについて、言われたことを。いろいろな前世があると思いますが、その中で僧侶をしていたことがあるそうです。(笑)人に教えることもしていたそうですが、なんだかうまくいかずに、諦めてしまった過去があったとか。

  「教える」を自分に許可したということは、前世で乗り越えられなかった境界線を越えたようですね。なぜ頑なに「教えない!」ことを自分に課していたのか? 謎が解けた瞬間でもありました。(笑)

 コーチングスキルは、汎用性が高いです。自分に知識が無くても、相手をやる気にさせ、相手に行動を起こさせることができるからです。自分がアパレルの知識がなかったことが、こうしてコーチングを学ぶきっかけになったのですから。自分にないものを嘆くのなら、コーチングをリスキルすることで、人をエンパワーする機会が増え、世界に貢献ができるのです。