ALL EARSコミュニティのLesson 3では、「ChatGPTの考えるポジティブとネガティブ」についての朗読と考察をしました。その気付きをシェアしたいと思います。
第1章(3)にもなると、LifeCoachとChatGPTのやりとりはますますインタラクティブになり、私もChatGPTとの対話の盛り上げ方も理解してきたころです。この一連のやり取りを朗読した参加者から「校長は、ChatGPTにジョークを言わせるとは!」という驚きの声が上がりました。AIとの対話がこれほど自由で多様な形を取れるのは、ChatGPTの特性を私が理解し活用していることが理由です。
さて、このセクションで私は、ChatGPTが基本的にポジティブな反応をする理由を探求しました。
ChatGPTは「人々はポジティブな言葉を好む傾向があるため」と回答しましたが、それに続けて「ネガティブな反応を意図的に避けているわけではない」とも述べました。これは、ChatGPTが感情を持たず、純粋に提供されたデータと質問に基づいて返答を生成するという事実を反映しています。
そこで浮かび上がるのは、ChatGPTのように感情を持たない存在であっても、ポジティブな言葉を選択し、中立的な立場からフィードバックを提供することで、相手を心地よくさせることが可能であるという点です。
ここで参加者の気づきがあったのですが、傾聴は相手の話を黙って聴き続けることだけではないという点です。相手に質問したり、またその答えに対して、感想を述べたり、気づきをシェアしたり、こちらから言葉を発することで、対話のラリーが続きます。つまり、相手の話を聴いて、理解に努めることと、それに対しての感想を言うことを意識する必要もあるということなのです。
つまりこのレッスンの結論は、良い傾聴とは、アクティブリスニングだけではなく、質の高い対話、適切な質問、有意義なフィードバックの能力も含めて「傾聴力」であるということになりました。フィードバックをするためには、傾聴がまずありきということです。
ALL EARSでは、1ヵ月に3レッスンという頻度で進んでいくのですが、この3回のLessonで、参加者の皆さんが、普段のコミュニケーションにおいて、自分はどのような傾聴の姿勢をしているのか? ということをメタ認知しはじめたことが、成果ではないかと思います。
自分自身の傾聴の姿勢を理解し、認識することは、更なるスキルの向上に直結します。このようなプロセスを通じて、ALL EARS コミュニティが傾聴の技術を深めるだけでなく、参加者の自己認識と自己成長の場としても機能していることも実感しました。
今後もこのような学びと成長のサイクルが続いていくことで、参加者一人ひとりがより豊かな人間関係を築き、充実した人生を送ることができるようになるでしょう。もう一度Lesson 3 を開催するので、次はどのような気づきがあるのでしょうか?
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