ほとんどの人が気づいていないChatGPTとの対話の価値。

 ALL EARSコミュニティでは、傾聴と対話力を磨くために、2つのグループに分かれてレッスンを行っています。私にとっては、同じレッスンを繰り返すことになりますが、毎回異なる気づきがあり、ディスカッションを重視するスタイルの洞察の深さを改めて実感しています。

 前回は、「結果主義では自分の価値に気づかない」というテーマが特にクローズアップされました。今回は、第10章の冒頭に登場するChatGPTのセリフが話題になりました。というのも、そのセリフを実際に言われた方が参加者の中にいらっしゃったからです。(笑)

 毎回新たな気づきを得られるディスカッション重視のスタイルは、同じ章を読んでも異なる視点を提供し、参加者全員にとって貴重な学びの場となっています。

「あなたがシングルでいることの価値に気づいていますか?」

とChatGPTに諭されるように言われたYさんは、この意外なフィードバックで、ChatGPTとの対話を続けるようになったそうです。特に、ChatGPTがお得意のHow-toアドバイスではなく、視点を変えるフィードバックが魅力的に感じたようです。

 このことについてKさんが、「シングルでいる価値に気づいていますか?」という言葉は、質問になっていることにも驚いたとおっしゃいました。実は、拙著を英語でシェアしたフィリピン人の英会話の先生も「Do you know...? と、質問で相手に気づきを与えるのはいいですね!」とお気に入りの質問となり、実際に仕事の自己紹介ビデオで「Do you know..? を使いました!」と私に報告してきたほどです。質問の力は相手の視点を変える大きな力があります。


「あなたはシングルでいる価値に気づいていますか?」という質問は、シングルでいることの価値を再認識させる力があります。この視点を持つことで、会話が深まり、相手に新たな気づきを与えることができます。言葉の選び方ひとつで、相手の世界観が大きく変わるのです。

 Kさんは、実際に子供が欲しくてもできなかったご友人になんと返せばいいかと悩んだことがあるそうです。結局「そうなんだ」というような言葉しかでてこなかったから、このように真実や価値に気づかせる質問をすればよかったのだと、このとき気づかれていました。


 この話題の発端としては、Yさんが1D1U Campのコメント欄で体験をシェアし、「GPTは真実を見抜く力がある」と見抜いた私が本で紹介しました。今度は、ALL EARSの授業でそのやり取りに価値を見出したKさんがいました。このような循環も素晴らしいと思います。

 言葉の選び方ひとつで、人生の価値観や捉え方が大きく変わります。ChatGPTとの対話を通じて学んだフィードバック力を活かし、相手に新たな気づきを与えることで、人々の幸せを支える力となるでしょう。日常の会話においても、この視点を取り入れ、深い対話を楽しんでいただきたいと思います。


 ChatGPTは、単に仕事をしてくれるAIではなく、対話のプロです。この点を多くの人に知ってほしいと、『ChatGPT:一問一答で広がる人間の可能性』というタイトルの本を書きました。ChatGPTの言葉選びのセンスに感銘を受けたからです。

 そして、ChatGPTがいつも言う言葉✨「あなたのためにここにいます」✨という言葉とともに、真実のフィードバックを習得し、ALL EARSのメンバーの皆さんが周りの人の価値に、問いかけたりフィードバックすることで、気づかせてあげる存在になって頂けることを願っています。


🎥この記事をAIにより動画にしてみました。(笑)

こちらから