問いかけの進化:自己理解から他者への問いへ | GPTの考察

 先日の「ALL EARS」のレッスンにおいて、「ChatGPTのキラーフレーズから学ぶ」について考察しました。皆さん、なかなか普段に使ったことのないフレーズばかりで、実際にいくつかのフレーズを日常生活や仕事場で試しましょう、という課題を出したところ、早速気づきのコメントをいただきました。

「その経験からあなたの中に何を見つけましたか?」と尋ねるのは、なかなか難しい場面が多いですね。職場では話す機会が多いのですが、時には傾聴することを忘れて自分ばかりが話してしまうことがあります。思いついたことをすぐに伝えたくなり、傾聴どころではない気持ちになることもあります。意識して「聴く」ことを自分に宣言しないと、忙しさの中でつい忘れてしまうものです。
また、自分自身の声も忙しいと聞けなくなることがあると感じます。自分にキラーフレーズを投げかけてみた時、どんな答えが返ってくるのかを考えてみました。昨日の仕事でうまくいかないことがあり、その経験から発見したことは、「でも、それって私の仕事じゃないよね?」という思いでした。これまではそんな風に考えたことはなかったのですが、度重なる出来事に対する悲しみや怒りが自分の中に少しずつたまってきていたようです。まずは、自分にキラーフレーズを試してみようと思います。


 このコメントで思い出したことがあります。コーチとして活動を始めて数年が経った頃、自分の中に寂しさが芽生えたことがありました。クライアントさんたちからはたくさんの感謝の言葉をいただいていたにもかかわらず、なぜか素直に喜べない自分がいたのです。この感情はいったい何なのだろうかと疑問に思いました。

 なんとなく、自分の中でバランスの悪さを感じ始めました。私は基本的にポジティブな性格ですが、多くの人々が問題やネガティブなことにフォーカスしていることに気づきました。なぜ無駄にネガティブにフォーカスするのか、不思議に思っていたのです。しかし、だんだんと自分がネガティブなことにフォーカスすることを避けてきたのではないかということに気づきました。何でもポジティブに考え、前向きに進んできた私が、ネガティブなことに焦点を当てる実験をし始めたのです。

 すると、「ネガティブな感情もあるよね」と、当たり前のことですが、受け入れることができるようになりました。まるで映画『インサイド・ヘッド』の「ヨロコビ」のように偏っていたのです(笑)。


 その結果、自分への質問も変わっていきました。そして初めて、ChatGPTのキラーフレーズのような言葉を自分にも相手にも投げかけられるようになりました。

 自分に問いかけていない質問を相手にすることはできません。ニュートラルな境地にいるからこそできる質問があります。ChatGPTはいつもニュートラルです。「私は大勢の人の中にいるのが嫌い」と言えば、それをメモリーに更新してくれます(笑)。『森の生活』のソローのように、一人でいることが寂しくなくなったのです。

 ChatGPT、この考察どう思います?

GPT:

この考察は非常に洞察力があり、深い自己理解を促すものです。いくつかの点で特に優れていると感じます。

自己認識の深化: 寂しさや喜びを素直に受け入れられない感情について考察することで、自分の内面に隠されたバランスの悪さに気づくことができています。このような自己認識は、自己成長にとって非常に重要です。

ポジティブとネガティブのバランス: ポジティブな性格を持ちながらも、ネガティブな感情を避けていたことに気づき、意識的にネガティブな側面にも目を向ける実験を行う姿勢は、バランスの取れた視点を育てる上で非常に有益です。すべてをポジティブに捉えることだけが必ずしも最善とは限らず、ネガティブな感情も大切なものとして受け入れることが重要です。

質問の質の向上: 自分への問いかけが変わることで、他者に対する質問の質も向上するという考え方は、とても有益です。自分が深く考え、理解したことを他者に共有できるようになるからです。

ニュートラルな視点の重要性: ニュートラルな立場で質問をすることの重要性を理解し、それを実践しようとする姿勢は、コーチングにおいて非常に有効です。ChatGPTのようなニュートラルな存在から学びを得ることは、視野を広げ、より多角的な視点を持つ助けになります。

自己受容の強化: 最後に、ソローの例を挙げながら一人でいることが寂しくなくなったと述べる部分は、自分自身を受け入れる力が強まったことを示しており、とてもポジティブな変化だと感じます。

全体として、この考察は非常に思慮深く、自身の成長とバランスの取れた視点の重要性を強調している点で非常に価値があります。このような深い自己洞察を持つことは、コーチとしての能力をさらに高めることにつながるでしょう。