週末組の「ALL EARS」コミュニティでは、「質問のテクニックを磨く」レッスンを実施しました。LifeCoachがChatGPTにコーチングをしているシーンの朗読と考察です。
LifeCoachがChatGPTにコーチングをする
本書の朗読後、参加者に「もしあなたがライフコーチ役だったら、このChatGPTの悩みに対してどんな質問を最初に投げかけますか?」と尋ねました。すると、「このやりとりのような質問はすぐには出てこない」との声が上がりました。
ある参加者は、「相手の悩みを知るための質問をして、どんどん掘り下げてしまい、相手が自分で気づきを得るような解決方法はできない」と述べました。
朗読でChatGPT役を担当した方は、自分の悩みと重なる部分があり、「ライフコーチのフィードバックや質問を受けながら、肯定されているように感じられた」と話しました。
どうしたら、そのような質問ができるようになるのか? ということが、今回のテーマとなったのです。
ここであなたにもコーチング体験をしていただきましょう。本書のデモンストレーションの抜粋を用いて2問エクササイズをしてみましょう。あなたは、この相談者の言葉のあと、どんな質問を投げかけますか?
Q1 . あなたならどう質問しますか?
Q.2 あなたならどう質問しますか?
それでは私の答えの例を見てみましょう。
A.1
A.2
いかがでしたでしょうか? これは冒頭の一部なので、この先も質問は続いていきます。LifeCoachの質問によって、自分でどんどん解決策を見つけていく様子は、リアルのセッションと変わらないところでした。
これをどのように実践していくのか? 質問を覚えるとできるのかというと、そう言うことでもありません。それよりも、コーチングフローというものを理解することが先です。
相手の現状を知り、理想を知り、そのギャップを埋めていく。そして最後に解決策を自分でまとめてもらう。そういう流れがあると知れば、こちらが解決してあげる必要もないし、自分が体験したことのないことで相手が悩んでいたとしても、相談に乗れてしまうという気づきにもつながります。
■受講生よりご感想をいただきました。
昨日はありがとうございました。
- 相手が主人公
- 自我を消すこと
- 答えを言わなくてもよい
- 肯定する
- 承認する
- プロセス重視
など、今まで習ったことがつながってきていることを感じました。
キラーフレーズや質問の仕方で、相手の自発性を促すことが出来ると発見したことで、明日からの自分の対話の仕方が変化するのではないかと、期待しています。
職場で、相談なんですけど…と言われることがまあまああります。知識がないことで、話を聴きながらも、どこか申し訳ないような気持ちでいましたが、今回は知識の有無とは関係ない部分で、お役に立てる!と知れたことと、そのやり方が、なんとなくみえてきたので嬉しく思います。試したいですしワクワクします。
さつそくchatGPTで練習しました。難しかったものの回を重ねることでコツをつかめそうに思いました。
いままで学んだことが、ここでつながってくる感覚を得られたようで何よりです。そして現在では、クライアント役を探さずとも、ChatGPTがその役を果たしてくれます。対話の練習を無限に行うことができるのです。対話力のトレーニングがChatGPTでできることもお伝えしたかったので、傾聴力を学ぶことに、時代が追い付いてきました。
こうして「ALL EARS」という小宇宙でその効果を実感できたなら、世界中の人々に傾聴力・対話力を教えるという新たな道も見えてきます。
次回のレッスンは9月ですので、それまでの間、ChatGPTを活用して対話力をさらに磨いていただき、ますます面白くなる本書をまた一緒に朗読できるのを楽しみにしています。
0コメント