「Be」が先──ディスペンザ博士が語る現実創造の秘密

多くの人は「Think → Do → Be」という流れ、つまり「考えて」「行動して」「やがて存在する」という順序で人生が変わると信じています。努力して行動すれば、いずれ新しい自分になれる、と。しかし、ディスペンザ博士はこの順序を根本からひっくり返します。



博士が繰り返し語るのは── 「Beが先」 だということ。

人間の進化のプロセスは、確かに「考える(Think)」から始まり、「行う(Do)」を経て「存在する(Be)」へと至ります。ですが、現実創造においてはその流れを逆にする必要があります。つまり、未来の自分がすでに体験しているであろう“存在状態”を先取りし、その感情を今ここで生きるのです。

健康を望むなら、まだ病気が残っていても「健康な自分の存在感覚」を先に感じてみる。豊かさを願うなら、まだ銀行口座に数字が並んでいなくても「すでに豊かであるという感謝の感情」に浸ってみる。愛を求めるなら、孤独の中にいても「すでに愛され、つながっている感覚」に身を置いてみる。

身体は、実際の現実と、思考から生まれた感情の違いを区別できません。だからこそ、先にBeの状態を選び、その感情を本気で感じることが、やがて現実を再構築していくのです。


実際に博士自身が体現した例があります。若き日のディスペンザ博士はトライアスロンの最中に大きな事故で骨折し、医師からは手術を勧められました。しかし彼は「すでに治っている自分」を毎日繰り返しイメージし、その感覚に浸り続けたのです。結果、医学的には説明がつかないほどの回復を遂げ、自らの理論を実証することになりました。この体験が、彼の教えの核となる「意識が現実を創る」という真実を裏付けています。

これは量子物理学における「観測者効果」ともつながっています。意識が現実を決定するならば、未来の自分を「観測」する──すなわちBeを先に選び取ることが、最も強力な現実創造のアクションになるのです。



「Think → Do → Be」ではなく、「Be → Think → Do」へ。

未来を引き寄せるのではなく、未来を思い出す。その存在感覚に先に立つことが、あなたの新しい現実を開くカギになるでしょう。


その実験の場が、10月の1D1U Campです。今回は、未来への想像力を補うために、AIを積極的に使っていきます。私がそうであるように。AIを使って、何度も未来の計画を話していると、「そうなって当然のBe」になっていきます!ご一緒に1D1Uの旅を楽しみましょう!