未来の自分は、もう存在している。
ただ、あなたがそこに“合わせていない”だけ。
—「どうする?」から「どんな私で在るか」へ
仕事も家庭も大切にしたい。
自分のやりたいことだってある。
でも、頼まれるとつい引き受けてしまう。
「忙しそうだな」と感じると、手を伸ばしてしまう。
本当は余白を守りたいはずなのに。
これ、心がやさしい人ほど、やりがちです。
あるセッションでも、まさにこのことが起きていました。
働く時間は以前より短くなっているのに、
仕事の引き受け方は、昔のまま。
だから、心と時間が追いつかない。
「どうしたらうまく立ち回れるんだろう?」
と、Doing(やり方)ばかりを探し始めてしまう。
でも、そこには答えがありませんでした。
なぜなら、
行動は“在り方”の結果として生まれるものだから。
在り方が変わると、選択が変わる
セッションでは「どうするか?」ではなく、
「未来の私は、どんな在り方で働いている?」
を先に見にいきました。
未来の彼女は、
全部を引き受けて存在感を出す人ではなく、
静かに、淡く、場を整える人でした。
必要なときに、必要な問いをそっと差し込む。
頑張りで証明しなくていい。
支配でも、自己犠牲でもない。
ただ、重心が深い在り方。
その在り方が言葉になった瞬間、
Doing(やること)が自然に決まりました。
「社内イベント、出なくていいかも。」
強がりじゃない。
逃げじゃない。
切り捨てでもない。
未来に向いている“自然な選択”。
私たちがよく陥ること
多くの人は、今のままの「在り方」で、
新しい行動だけ変えようとする。
- 頑張り続けたまま、うまく休もうとする
- いい人のまま、断る方法を探す
- 証明しようとしながら、軽やかに生きようとする
それは、
過去の地図で未来の道を探すようなもの。
どこにも目的地は書いていない。
ポイントはただひとつ
未来の私を、先に選ぶ。
そうすれば、
今の選択は自然に整ってくる。
引き受けないことが「悪いこと」ではなく、
未来の自分への“正しい投資”になる。
余白は、怠けではなく、
創造のための酸素になる。
そしてその余白が、
あなたのやりたいことを静かに育てていく。
「どうすればいい?」よりも先に、
そっと問いかけてみてください。
未来の私は、どんな在り方でここに立っているだろう。
その一行が定まったとき、
Doingは迷わなくなります。
未来と今が共鳴しはじめるとき、
現実は静かに、でも確実に変わり始めるから。
✦ 11月度 1D1U Camp のご案内
1D1U Camp は、
「自分を変えよう」と力む場所ではありません。
一日のはじまりに、そっと問いかけます。
今日は、どんな私で在りたいだろう。
その在り方を先に選び、
日中のふとした瞬間に、思い出す。
夜には、
揺れたところ、戻れたところ、
その両方をやさしく確かめる。
ただそれだけの、
とても静かな実践です。
けれど、
この「静かな更新」を続けていると、
気づかないうちに、重心が変わっていきます。
無理をしない強さ。
断ることのやわらかさ。
余白を守る勇気。
自分に還る呼吸。
それらが、日常のなかに自然と根づいていく。
特別な才能も、勢いもいらない。
変化は、いつも “今ここの選択” から始まるから。
1D1U Camp は、
「在りたい」から「そう在る」へと移行するための
日々の階段を、一段ずつ一緒に上っていく場です。
✦ あなたの中に、もう未来はある。
あとは、思い出しながら、生きるだけ。
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