クライアントさんが仕事において、「お客様から注意を受けたことがトラウマのようになっていて、繰り返してしまうのではと、無駄に不安になるところから脱したい」がテーマでした。
失敗と言えば、私もたくさんしてきましたが、成長するために受け入れるスタンスで、改善してきました。極端な性格というのもあって、(笑)失敗に対して、これを生かしてやろう!と超ポジティブ考えて、乗り越えてきました。これをニュートラルというのかもしれません。私の失敗なんて、大したことないのかもしれませんが、いずれにしても自分なりにとても糧になるランクの、費用対効果も高いものでした。(笑)
自分の在り方を変える以外に、同時に自分を責める感情のほうもセットで消化しなくては、また同じ感情を味わうために、同じようなことが起きることがあります。今、クライアントさんの視座から見たら、どんな感じなのだろうか?とまずは傾聴です。
失敗したことにたいして、上司からの助言もあったようです。「もっと自信をもって言い切ってしまたほうがいい」とか、「自分の準備してきたことは、遠慮せずに相手に見せたほうがいい」とか。確かに最もなアドバイスです。しかし、そのアドバイスがあってもまだ無駄に不安を感じているようです。アドバイスを実行するどころか、むしろ心配しすぎて、オブラートに包みまくってしまうそうなのです。
私はどんなアドバイスをしたらいいでしょうか? 話し方なのか? 交渉の仕方なのか? ハウツー部分もあるでしょうし…。「んーーーーーーー」と、クライアントさんと一緒に考えます。
ちょうどその日のヨガで、「本当の自分と偽りの自分」の話を先生がしていたことを思い出しました。不安になるというのは、自分の言葉じゃないからです。オブラートに包んだ時点で、そうです。つまり、クライアントさんがありのままでいられることを、まず前提に考えてみようと、直感が湧きました。
「そもそも、Yさんが強く言ったとしても、強くならないですよ。ロングヘアーで、ふわっとした雰囲気ですから。だから、そのまま思ったことを意見してみてOKですよ」
クライアントさん、そのフィードバックを聞いて安心できたようです! まずは、安心を手に入れないと! 長年の悩みが5分で可能性の扉を開きました。
防御の方法だけを教わっても、いつも怖いままですからね。ありのままでいても大丈夫。その上に、言葉を工夫してみようとか、相手の話をよく聴こうとか考えていくと、さらに相手に伝わりやすいものになりますね。
今回の90日コーチングは、「キャラ変」がテーマの一つになっていますので、(笑)これからの変化がとても楽しみです!しかし、キャラ変というのは、実はオブラートで包んで別の自分になっていたところを溶かしていく作業なのかもしれませんね。
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