クライアントさんが占星術の勉強を始めたそうで、チャートから一番最初に感じたことを伝える直感力が大事だと先生に教わったそうです。しかし、いろいろとデータから理由を拾って解読しようとしていたから、どうやったらいいんだろう?と思ったそうでです。
ふと、直感力のある人というのは、捉える感性もあるのではないか? と思ったそうで、「どうやって感性を磨くか?」私は質問されました。
感性が優れているというのは、「何か対象物を見たときに、捉えるところを多くする」ということだと私は考えています。
そこで、私独自の感性の鍛え方として、「美術館で音声ガイドを借りて、自分が見えていなかったメッセージを知る」とか、「映画のレビューを読んで、自分が掴めていなかったところを捉えている人の感想から視点を増やす」とか、「自分と違う感性の人を観察する」などを日常で行っています。なぜ、アートや映画なのかというと、ある意味裏側の正解があるからです。見えてなかったことの、答え合わせができるので、テキストに適しています。
捉え方(インプット)が変われば、アウトプットも変わります。コーチングセッションでも「言葉だけ」を扱うのではなく、「なぜその言葉になったのか?」「なぜそういう見方になっているのか?」と、相手が無意識でしているところを想像する洞察力が必要です。洞察力を鍛える積み重ねによって、どんどん見えてくるようになるのだと思います。やはり経験による直感も必要でしょう。
ところで、クライアントさんの言われる「チョッカン」について、「直感」なのか「直観」なのかも明らかにしておく必要がありました。
「チャートを読む」ときは、データに基づいて思考しています。つまり、この場合は「直感」ですね。
一方で、「直観」のほうは、インスピレーションのほうですので閃きです。ZEROでないと受け取れないでしょう。ここから、自分を空っぽにする努力の話に、このセッションは進行していきました。月曜のメルマガに 続きます。
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