続く人の目標の立て方。

 「目標の立て方を制する者は、理想の未来を制する」。
 コーチの仕事は行動を起こさせることです。それは、「やればかわりますから!」みたいな、精神論で諭す感じで導いているのではありません。

 私の導き方は、具体的で簡単そうな雰囲気をもって、シンプルに落とし込むという方法です。その方からしてみたら、奇想天外なアクションプランになることも多いです。脳は天邪鬼ですし。だからやってみようと思えます。

 多くの方が、目標の立て方が下手なのではないかと思います。以前の私もそうでした。しかし、これは技術なことなので、目標の立て方は人生で学ぶ必要ありなのです。

 私がマクドナルド社員だったころ、ハンバーガー大学のクラスでとても印象に残っているものがあります。「オブジェクティブアクションプランの立て方」というものでした。目標とアクションプランの書き方を学ぶものです。

 実際にワークとして、「目標」を書かされました。たかが目標なのにと思っていましたが、「これじゃ達成できないよ」という、プロフェッサーからのチェックが何度も入りました。1度で「OK」と通過できた人は誰もいないほど、目標の書き方について、スパルタなのです。(笑)

 しかし、こうして11.9 Developmentの内容をつくりながら、自分が無意識でやっていることを言語化していると、そのワークが、かなり自分に影響を及ぼしていたということに気づきました。


 また、目標の立て方は「行動を続けられるかどうか?」が要なのです。
 例えば、「毎日、英単語を10個覚える」とか、「毎日ヨガを30分する」とか、「毎朝デスクの上を整理整頓する」という目標は、きっとやらないと思います。

 では、どんな目標にしたらいいでしょうか?

 あるクライアントさんが、部下から「愛がない」と言われて、どうしたらいいか? 悩んでいました。結局セッションで決まった目標は、

・人のやった『見えないこと』を見ようとしよう。
・「ながら」をやめて今に集中しよう。

 というものでした。自分が今すぐ変えられることを目標にすることは、行動へ結びつきやすくなります。「毎日部下のいいところを3つ褒めよう」という目標にしたら、目の前に今すぐ部下はいないので、結局、続かないものになってしまうのです。

 そして、目標を共有したコーチがいると、報告の機会になるので、これも続く要因です。人は一人だとやらないのです。ヨガのDVD買いましたが、私もやれていません。(笑)毎週木曜日、ヨガの先生がいるとやるんですね。ヨガの先生も言っていました。「このポーズ、家でやるときはこうしてみてくださいね。やらないと思いますけど(笑)」と。



 それプラス必要なのが、「脳の使い方」ということになってきます。

「…しない」より「…する」という風に自分の脳に語りかけていくのです。

 例えば、私はメルマガやブログの誤字が多くて、以前に読者の方から「誤字が多くてがっかりする」というメールを頂いたことがありました。チェックしたつもりなのに、「あれ?」なのです。これをどう改善していけばいいか? 色々と方法を試しました。

 例えば、「誤字のないメルマガを書くことを心がける」という目標はどうでしょうか? だめですね。
 実際のところ、「ブログの誤字は24時間以内に直せればOK」という目標にしたのです。今でも間違えますが、気づいたときに直す習慣にしたら、劇的に誤字は減っていきました。「…しないようにする」というと、脳に制限がかかってしまい、書いている最中から、プレッシャーになってしまうのです。

 つまり、「目標の立て方」×「脳の使い方」がポイントです。

 一方、「目標は立てない」ということも実は言いたいのです。目標を立てるとそこまでしか行かない、しかし、自分の取り組みを決めることが、自分が想像している以上の喜びを味わうことになるのです。ある日、第一歩で始めたブログに過ぎないのですが、多くの人の人生をサポートするもになっていくとは、12年前は想像もしていませんでした。

 続けられる人は、目標=取り組みのようなもので、それは「習慣化したいこと」を目標として掲げているにすぎないのかもしれません。

 ということで、11.9 Developmentの事前ワークは…

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■事前ワーク。

①目標。
②習慣化したいこと。
③習慣化後の未来の理想の状態。
を、考えてきてください!

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 私のトーク後、きっと思考が変わると思いますので、最初に書いたものがどう変わるのか? 体感していただくことが目的です。
 そして、これが最も継続するうえで重要なのですが、「目標は1人で立てて、目標を辞めても、誰も知らない」という状況はNGです。(笑)参加者同士で、目標を共有しあうという場になればと思っています。


追伸:11.9 Development 残席3名となりました。すぐに行動状態へと落としこめる、費用対効果がでるつくりになっています!

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