「自分は運が悪いから・・・という人にイライラする。なぜ、イライラするのか? また、どう対応すればいいか?」というテーマでのセッションでした。
クライアントさんは、個人で開業されていらっしゃる方で、人からの相談に乗ることも多いそうです。
まず、なぜ、そういう人にイライラするのか、考えてみることになりました。
クライアントさんは、どんなにうまくいっている人も、いつもうまくいくわけではなく、大変なことも乗り越えながら、やっているのだから、うまくいかないことがあっても、当然のことなのにと、思うのだそうです。
私も、確かにそう思います。しかし、普段ポジティブそうな人も、うまくいかない場面に、どっぷりつかってしまっているときは、ネガティブな言葉が表出してしまい、本当の心のうちを語っていない場合もあるのかもしれません。
ネガティブな状態のとき、多くの場合は、気持ちをまずは聴いてほしいと、思うのではないでしょうか。ただ、本人も気持ちを話すということに、気づいていない時もありますね。だからこそ、気持ちを引き出してあげることなのです。気持ちを引き出してあげると、感情に気づけます。
そんな話をしながら、クライアントさんは、気づきました。「心配性すぎるところがある、母親と似ていますね…」と。イライラの発端が出てきました。
旅行に行くだけでも、飛行機は落ちないかと心配して、帰国した時間から、何度も何度も、着信を残され、旅行会社までも電話が行ったことがあったそうです。いつも、そんな風なので、距離をなるべく置いた付き合いにしているそうです。
また、話をするときは、振りまわされないように、聴き流すほうがよいなと感じ、いつも自分の中には落とし込まないように、気をつけているそうです。
「自分の中に落とし込まなくてはいけない」というようになっているから、聴き流すとも言えますね。もし、落とし込まなくていいとしたら、どうでしょうか。落とし込むというよりも、寄り添っている状態はどうでしょうか。
クライアントさんは、「向こうの期待は、話を聴いてほしいなのに、私の方は、悩みに対して、何か解決策を述べなくてはいけないと思っているのでしょうね」と気づかれていました。
では、話を聞いてあげると言っても、実際何をしたらいいのか? という話へ進みました。
「そうですね」「そう思うのですね」の先です。
「ただ、そうですね、そうですねだけでは、冷たい人になりますよね」とクライントさんは、笑っておっしゃいました。
相手の話を聴くには、相槌だけではありません。質問をして、相手の話したいことを引き出してあげるのです。
意外と「そうですね」の先は、知らない人は多いのかもしれませんね。でも、とても自然なことなのです。
「どうしてそう思うのでしょうね…」とか、「何があったらできそうですかね…」と、質問すればいいのです。意外にも、「どうしてそう思うのですか?」という質問は、自分で自分に投げかけていないようで、「ハッ」となる方は少なくありません。
私も、コーチを始めてすぐは、「どうしてそう思うのですか?」という質問を投げることは、なんか怖い感じがしていたのか? そんな質問は、私の辞書にはない状態になっていた気がします。
「そんなの気のせいですよ」と、相手の恐怖心に対して、軽くしてあげようと、そんな発言を軽々しくしてしまったことも、きっと何度もあったでしょう。それで、払しょくされる方もいらっしゃるのですが、あのときは、本当に未熟で、これから知らなくてはいけないことが、沢山あるよ、と今の自分から過去の自分に言ってあげられることは、いっぱいありそうです。
クライアントさんは、話しているうちに、「違うステップを入れていけばいいんですね」と、できそうなイメージが広がってきたようでした。
このセッションも、「どうしたらイライラしなくなるか?」の解決策をすぐに述べたわけではなく、「イライラするんですね。なぜですかね?」というところから聴いています。
気持ちから聴いているので、クライアントさんも最後は、行動を変化させようと思えるところまできたということです。
それにしても、家族の問題というのは、他人が鏡になって、教えてくれるものですね。
今回のケースは、「質問されたら、解決策を言わなくちゃ」という考えに囚われている限り、イライラは、続いていくということです。
これで、新しいアプローチを知ったわけですから、イライラすることも一つ減ることでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
どうしてそう思うのでしょうか。
クライアントさんは、個人で開業されていらっしゃる方で、人からの相談に乗ることも多いそうです。
まず、なぜ、そういう人にイライラするのか、考えてみることになりました。
クライアントさんは、どんなにうまくいっている人も、いつもうまくいくわけではなく、大変なことも乗り越えながら、やっているのだから、うまくいかないことがあっても、当然のことなのにと、思うのだそうです。
私も、確かにそう思います。しかし、普段ポジティブそうな人も、うまくいかない場面に、どっぷりつかってしまっているときは、ネガティブな言葉が表出してしまい、本当の心のうちを語っていない場合もあるのかもしれません。
ネガティブな状態のとき、多くの場合は、気持ちをまずは聴いてほしいと、思うのではないでしょうか。ただ、本人も気持ちを話すということに、気づいていない時もありますね。だからこそ、気持ちを引き出してあげることなのです。気持ちを引き出してあげると、感情に気づけます。
そんな話をしながら、クライアントさんは、気づきました。「心配性すぎるところがある、母親と似ていますね…」と。イライラの発端が出てきました。
旅行に行くだけでも、飛行機は落ちないかと心配して、帰国した時間から、何度も何度も、着信を残され、旅行会社までも電話が行ったことがあったそうです。いつも、そんな風なので、距離をなるべく置いた付き合いにしているそうです。
また、話をするときは、振りまわされないように、聴き流すほうがよいなと感じ、いつも自分の中には落とし込まないように、気をつけているそうです。
「自分の中に落とし込まなくてはいけない」というようになっているから、聴き流すとも言えますね。もし、落とし込まなくていいとしたら、どうでしょうか。落とし込むというよりも、寄り添っている状態はどうでしょうか。
クライアントさんは、「向こうの期待は、話を聴いてほしいなのに、私の方は、悩みに対して、何か解決策を述べなくてはいけないと思っているのでしょうね」と気づかれていました。
では、話を聞いてあげると言っても、実際何をしたらいいのか? という話へ進みました。
「そうですね」「そう思うのですね」の先です。
「ただ、そうですね、そうですねだけでは、冷たい人になりますよね」とクライントさんは、笑っておっしゃいました。
相手の話を聴くには、相槌だけではありません。質問をして、相手の話したいことを引き出してあげるのです。
意外と「そうですね」の先は、知らない人は多いのかもしれませんね。でも、とても自然なことなのです。
「どうしてそう思うのでしょうね…」とか、「何があったらできそうですかね…」と、質問すればいいのです。意外にも、「どうしてそう思うのですか?」という質問は、自分で自分に投げかけていないようで、「ハッ」となる方は少なくありません。
私も、コーチを始めてすぐは、「どうしてそう思うのですか?」という質問を投げることは、なんか怖い感じがしていたのか? そんな質問は、私の辞書にはない状態になっていた気がします。
「そんなの気のせいですよ」と、相手の恐怖心に対して、軽くしてあげようと、そんな発言を軽々しくしてしまったことも、きっと何度もあったでしょう。それで、払しょくされる方もいらっしゃるのですが、あのときは、本当に未熟で、これから知らなくてはいけないことが、沢山あるよ、と今の自分から過去の自分に言ってあげられることは、いっぱいありそうです。
クライアントさんは、話しているうちに、「違うステップを入れていけばいいんですね」と、できそうなイメージが広がってきたようでした。
このセッションも、「どうしたらイライラしなくなるか?」の解決策をすぐに述べたわけではなく、「イライラするんですね。なぜですかね?」というところから聴いています。
気持ちから聴いているので、クライアントさんも最後は、行動を変化させようと思えるところまできたということです。
それにしても、家族の問題というのは、他人が鏡になって、教えてくれるものですね。
今回のケースは、「質問されたら、解決策を言わなくちゃ」という考えに囚われている限り、イライラは、続いていくということです。
これで、新しいアプローチを知ったわけですから、イライラすることも一つ減ることでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
どうしてそう思うのでしょうか。
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