なかなかパフォーマンスが改善しない従業員について、1年くらい悩んでいたクライアントさんでしたが、先月、辞めて頂くことになったようでした。今月になったら新しいスタッフさんが入り、ようやく自分が運営してみたい店舗の形を実行し始めたようでした。
というのは、朝礼、終礼、食事会、面談など、積極的にスタッフたちと接点を持つ時間をつくるということです。今まで、気になるスタッフがいることで、なかなか実行できなかったとのことでしたので、クライアントさんにとっては、頭では、やることは分かっていることを初めてトライするという機会になるようでした。
そして、スタッフたちに面談で何を伝えようか? と考えたときに、「注意するところばかりが目につく自分。ほめることが難しい…」ということに気付いたのだそうです。
確かに、他人へフィードバックしていく機会というのは、部下が出来たり、先生になったり、親になったり、そういう役割に就いたときに、必要だったと気づくもの。そこで、表現力、観察力を磨く必要があることに気付いたり、そもそもの自分の固執した考え方に気付いたりするのかもしれません。
ある人は、「親に褒められることと言えば、100点のときだけで、それ以外は褒められたことが無いから、部下にも完璧さを求めてしまう自分がいる」とおっしゃいました。またある方は、「結果を出していない人は、褒めるのが難しい」とおっしゃっていました。
「100点のときだけ、褒められた」とおっしゃるクライアントさんに、「強みと思われるところをピックアップして伝えればいんですよ」と言ったことがあるのですが、「強みが見つかりにくい人も沢山いました」と、次のセッションで言われました。
そのときは、「そうでしたか。強みが見つからないと…」と、私もしばし考えてしまいました。今の私が、以前の自分のコーチングについてフィードバックするならば、「強みと思うところをピックアップというのは、その人の主観で判断することだから、評価の世界のことであり、その方にとっては、同じく難しいでしょう」と突っ込むでしょう。(笑)
さて、今回は、どんなふうにセッションをしていったのかというと、実際にクライアントさんが、従業員さんに言おうとしている言葉を、まず言ってもらいました。
スタッフAさんに向けては、「短期間で覚えてくれてありがたいです。受付は任せられるのはありがたい。明るくはきはきしていて、人当たりがいいですね」ということでした。
これに関しては、もう少し具体的に伝えると、伝わりやすくなると思います。
「3か月で今の状態まで仕事を覚えてくれたので、とても助かっています。受付もスムーズのようで、お客様からもおほめの言葉を頂きました。とっても助かっています。いつも笑顔でいてくれるので、ホッとします」
そう、クライアントさんに伝えると、「えー難しいです(笑)」と返ってきました。
スタッフBさんへの言葉は、「他のスタッフを辞めさせた後で、意外にもリーダーシップを発揮してくれて、新人をしっかりと教えてくれて助かります」とおっしゃいました。
それに対して私が、「え? 『意外』とって、思いっきり主観はいっていますけど(笑)」というと、やっぱり「えー難しいです(笑)」と返ってきました。
この場合は、「スタッフの入れ替えのあるなか、新人教育に時間を費やしてくれたおかげで、新人の仕事の覚えも早いようですね。助かっています」という言い方はどうでしょうか?
とくに、女性は評価されることよりも、「自分が相手の助けになったかどうか?」の人間関係に重きを置くところがあるのです。きっと、多くの方は、「私がしたことが、報われた感じが欲しい」のではないでしょうか。そこを、汲み取ってほしいのだと思います。
クライアントさんは、男性の方なので、ちょっとその辺りがピンとこないようでもありました。
「ありがとう」もいいですが、「助かったよ」で、ありがとう、と私が助けになってよかったわ、という両方兼ね備えている印象で、嬉しく受け取ることでしょう。
というのは、朝礼、終礼、食事会、面談など、積極的にスタッフたちと接点を持つ時間をつくるということです。今まで、気になるスタッフがいることで、なかなか実行できなかったとのことでしたので、クライアントさんにとっては、頭では、やることは分かっていることを初めてトライするという機会になるようでした。
そして、スタッフたちに面談で何を伝えようか? と考えたときに、「注意するところばかりが目につく自分。ほめることが難しい…」ということに気付いたのだそうです。
確かに、他人へフィードバックしていく機会というのは、部下が出来たり、先生になったり、親になったり、そういう役割に就いたときに、必要だったと気づくもの。そこで、表現力、観察力を磨く必要があることに気付いたり、そもそもの自分の固執した考え方に気付いたりするのかもしれません。
ある人は、「親に褒められることと言えば、100点のときだけで、それ以外は褒められたことが無いから、部下にも完璧さを求めてしまう自分がいる」とおっしゃいました。またある方は、「結果を出していない人は、褒めるのが難しい」とおっしゃっていました。
「100点のときだけ、褒められた」とおっしゃるクライアントさんに、「強みと思われるところをピックアップして伝えればいんですよ」と言ったことがあるのですが、「強みが見つかりにくい人も沢山いました」と、次のセッションで言われました。
そのときは、「そうでしたか。強みが見つからないと…」と、私もしばし考えてしまいました。今の私が、以前の自分のコーチングについてフィードバックするならば、「強みと思うところをピックアップというのは、その人の主観で判断することだから、評価の世界のことであり、その方にとっては、同じく難しいでしょう」と突っ込むでしょう。(笑)
さて、今回は、どんなふうにセッションをしていったのかというと、実際にクライアントさんが、従業員さんに言おうとしている言葉を、まず言ってもらいました。
スタッフAさんに向けては、「短期間で覚えてくれてありがたいです。受付は任せられるのはありがたい。明るくはきはきしていて、人当たりがいいですね」ということでした。
これに関しては、もう少し具体的に伝えると、伝わりやすくなると思います。
「3か月で今の状態まで仕事を覚えてくれたので、とても助かっています。受付もスムーズのようで、お客様からもおほめの言葉を頂きました。とっても助かっています。いつも笑顔でいてくれるので、ホッとします」
そう、クライアントさんに伝えると、「えー難しいです(笑)」と返ってきました。
スタッフBさんへの言葉は、「他のスタッフを辞めさせた後で、意外にもリーダーシップを発揮してくれて、新人をしっかりと教えてくれて助かります」とおっしゃいました。
それに対して私が、「え? 『意外』とって、思いっきり主観はいっていますけど(笑)」というと、やっぱり「えー難しいです(笑)」と返ってきました。
この場合は、「スタッフの入れ替えのあるなか、新人教育に時間を費やしてくれたおかげで、新人の仕事の覚えも早いようですね。助かっています」という言い方はどうでしょうか?
とくに、女性は評価されることよりも、「自分が相手の助けになったかどうか?」の人間関係に重きを置くところがあるのです。きっと、多くの方は、「私がしたことが、報われた感じが欲しい」のではないでしょうか。そこを、汲み取ってほしいのだと思います。
クライアントさんは、男性の方なので、ちょっとその辺りがピンとこないようでもありました。
「ありがとう」もいいですが、「助かったよ」で、ありがとう、と私が助けになってよかったわ、という両方兼ね備えている印象で、嬉しく受け取ることでしょう。
私は、色々な方とのやり取りをする中で、こんな言い方もあるのか! と参考にさせて頂きながら、自分のバリエーションを増やしていきました。
私の中で、「これは、とくにうれしい」というのが、やはりあるのです。何が違うのだろうか? とよく考えました。
やはり、内容が具体的であったり、こちらが、大切に思っていることをそのものズバリ伝えてくださっているようなものです。褒め上手というよりも、感心してくださっている感じでしょうか。なんとなく、ねぎらい感も感じるのです。また、別のバージョンとして、単に行為そのものを好意的に受け止めてくださっている言葉も嬉しく感じるものです。私も、そのあたりをよくよく感じてみて、伝えることを心がけています。
ここで、【Good Job! 】 ポイントを3つまとめてみました。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
【Good Job! 3つのポイント】
①内容が具体的。
②こちらが大切に思っていることをそのものズバリ伝えてくれた。
③行為そのものを好意的に受け止めてくれた。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
以前、私のクライアントさんで、インテリアコーディネーターの方がいらっしゃいました。
私が、部屋のカーテン選びにかなり悩んでいたことを相談すると、サンプル布つきの分厚いサンプル本を数冊送ってくださいました。その中から、カーテンを選び、実際に計測までして頂いたのです。
そして、届いたカーテンを取り付けてみると、床から1センチという、長さギリギリまで計測してくださったのだと、気付きました。
色々なカーテンのサイトを見ていたら、「2,3センチが平均くらい」というのを知っていたので、そこを敢えて「1センチ」にしてくださったのは、奥が深いなぁと思ったのです。
それを、クライアントさんに伝えたら、「わかっていただけましたか!嬉しいです!」と、メールでお返事がきました。
そういう、見えない努力とか工夫みたいなものを察して、伝えることは、相手の方がとても喜んでくださることだなと思います。
相手を承認する言葉というのは、心の目を開いて見る必要があるのかもしれません。これは、訓練ですね。
自分が承認をもらおうと思ってばかりではなく、人に伝えることを意識するようになると、本当に人間関係は、良くなると感じています。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
あなたのこだわりは何ですか?
私の中で、「これは、とくにうれしい」というのが、やはりあるのです。何が違うのだろうか? とよく考えました。
やはり、内容が具体的であったり、こちらが、大切に思っていることをそのものズバリ伝えてくださっているようなものです。褒め上手というよりも、感心してくださっている感じでしょうか。なんとなく、ねぎらい感も感じるのです。また、別のバージョンとして、単に行為そのものを好意的に受け止めてくださっている言葉も嬉しく感じるものです。私も、そのあたりをよくよく感じてみて、伝えることを心がけています。
ここで、【Good Job! 】 ポイントを3つまとめてみました。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
【Good Job! 3つのポイント】
①内容が具体的。
②こちらが大切に思っていることをそのものズバリ伝えてくれた。
③行為そのものを好意的に受け止めてくれた。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
以前、私のクライアントさんで、インテリアコーディネーターの方がいらっしゃいました。
私が、部屋のカーテン選びにかなり悩んでいたことを相談すると、サンプル布つきの分厚いサンプル本を数冊送ってくださいました。その中から、カーテンを選び、実際に計測までして頂いたのです。
そして、届いたカーテンを取り付けてみると、床から1センチという、長さギリギリまで計測してくださったのだと、気付きました。
色々なカーテンのサイトを見ていたら、「2,3センチが平均くらい」というのを知っていたので、そこを敢えて「1センチ」にしてくださったのは、奥が深いなぁと思ったのです。
それを、クライアントさんに伝えたら、「わかっていただけましたか!嬉しいです!」と、メールでお返事がきました。
そういう、見えない努力とか工夫みたいなものを察して、伝えることは、相手の方がとても喜んでくださることだなと思います。
相手を承認する言葉というのは、心の目を開いて見る必要があるのかもしれません。これは、訓練ですね。
自分が承認をもらおうと思ってばかりではなく、人に伝えることを意識するようになると、本当に人間関係は、良くなると感じています。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
あなたのこだわりは何ですか?
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