何も変わらないまま日々なんとなく過ぎる。このままでは嫌だ、成長するきっかけを作りたい。

 「日々なんとなく過ぎる。これからやりたいことを聞かれてもはっきり答えられない。30代になってからも何も変わらないまま半年がたち、このままでは嫌だ、成長するきっかけを作りたい」とのことで、90日コーチングのご依頼を頂きました。

 先日記事に書いたクライアントさんのことが、まさに自分もそうだったようで、悪いことがあっても、少しでもいいことがあれば、まだ大丈夫か…で浮上し、その繰り返しで、結局は何も変わっていなかったという感じのようでした。

 なんとなく過ぎる日々に、これでいいのか? そういう疑問を持つ方は少なくないのではないかと思います。かくいう私も29歳頃、その様な疑問を持ったことがあります。「このまま接客の仕事をしていくのだろうか?」とある日、売り場で思ったのです。でも、そこから変わろうと思いました。1日1日、意味のある日を作ろうと…。ああ、それから10年が経ったんですね。(笑)昨日誕生日だったので、30代最後の年にあたり、この9年をふと振り返ってみたのですが、20代とはちがって、知恵をつけなくてはいけない局面にたくさん遭遇しました。私にとっては「鍛錬」の30代だったと思っています。

 30代の目標となると、「この職業に就きたい!」とか、そう言うわかりやすいものではなく、自分の人生をどう生きていくのか? という目には見えないことを模索するので、ローモデルを探すということでもなさそうです。自分に必要なことを自分で知って、自分を成長させること。そういう自分で気づける力をつけるといいのかもしれません。

  さて、初めてのスカイプですので、近況などをお聞きしていきました。
 20代のころは、勢いに任せて行動したり、相手がそう言うから私もそうするとか、何かしら打ち込んでいたようですが、自分がやりたかったわけではない…と、今は思うようでした。

 周りの友人たちは、ライフスタイルが変化したり、人が努力している間に自分は打ち込んでいるものがないということにも、これでいいのか? と。そんな周りはこうしたら、ああと色々言うけれど、腑に落ちないでいるようでした。

 仕事で管理職の話も出たようなのですが、そうこうしているうちに、他の人が入ってきてその人になってしまったそうです。「結局、私はなにをしたいか?」となってしまったようです。



(クライアントさんから)

「最初の一歩が遅いんですよね。良く調べてからにするんです」

「自分が本当に好きなものを見分けるのに、時間がかかるんですね。こだわりがあると言うか」

「だから、人から、何をプレゼントしていいかわからないと言われるんです」

「好き嫌いがはっきりしているんですね。私もそうです。でも、人から頂いたもので、自分が使わない物であった場合、自分の周りの人にあげますよ」

「あ、そうか。そうすればいいんですね。そう思ったことがありませんでした。私は引き出しの奥の方にしまってそのままに…」

「ということは…。なんだか、色々なことが循環してなさそうですね」

「片づけは好きだけど、そういった意味での整理はしていないですね…」

「本、たくさん持っていそうですね」

「はい。本は捨てられないです。ずっと一緒ですね」

「20代の頃に読んだ本とこれから読む本はきっと変わっていくだろうから、そのためのスペースをまずは空けることでしょうかね。循環を良くさせるための土台作りですね。そして、新しいものを入れる場所ができたら、思考も自然と動き出すと思いますよ」


「そうですね。段々と今やることが見えてきました。まずは、BOOKOFFからします!」

「今日は、色々と自分のことを話す機会になったと思いますが、どんな感想を持ちましたか?」

「誰かに相談しても、『こうしたら?』と言われると、『そうかもね』となり、そのうち知らぬ間に聞き役になることが多かったんです。聴いてもらえることはあまりなかったです」

「そうでしたか。相手に言われて『そうかもね』となって、それでは思考停止じゃないですか。(笑)これからは、その先ももっと考える機会にセッションを使えるといいですね。まずは、やることが決まってよかったですね」


 まずは、行動が停滞していることを循環させるようにすることからです。体を動かさないと思考も動かないのかもしれません。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

これからの人生はどう生きていきたいですか?