「仕事が気を重くしているので、気を楽にしたい」というテーマでした。結婚してから家業を手伝うようになり、自分はあまり向いていないのではないかと思う日々。従業員よりも自分のほうが出来ないのに、経営者目線で従業員を見なくてはいけないことにも、これでいいのかな? と思ってしまうようでした。
自分でやらなくてはいけないなと思っていることは、従業員が気を抜いて作業をしていないかだとか、利益が下がらないように監視をすることだとおっしゃっていました。ご主人に相談すると、役割だから仕方がないと言われ、それは自分でやらなくちゃいけない仕事なのだと思うしかなくて、でもやりたくないような、そんな気持ちのようです。
クライアントさんが考える自分の仕事は、「従業員が怠けないように監視する」というようになっていることが、気が重くしているということが見えてきました。
私は一連の話を聴いてから新しい視点を提示しました。「従業員の監視よりも営業に力を入れてお客様を増やせば、監視をする必要もなくなるんではないですか? 新規、リピーターを増やすためのアクションをとることが、経営者目線の仕事の様な気もしますけど」と。
クライアントさんは、ハッとされていました。「私は、社内の仕事がうまく流れていくかだけを考えていたんですね。社内のことしか見ていなかったです。取引先から仕事をもらうこと、先方がもっと仕事を出したいなと思うには? を考えるってことですね」と気づかれました。
私も同じような思いをしたことがあったのです。アパレルに転職して2年間くらいは、私も従業員を監視するというようなことと近い動きをしていたと思います。怠けさせないように、目標管理をさせたり、接客ノートを書かせようとしたり、とにかくスタッフたちが怠けないで、一生懸命になってもらうことが必要だと思っていたのです。また、スタッフたちが働きやすい環境づくりにばかりフォーカスをし、「新規獲得」「リピーターを増やす」というような、お客様目線へフォーカスしていなかったのだと、今ならわかります。
「お客様目線」になったとたんに、私のやることが変わりました。新規獲得のために、何をするのか?を考えだしました。スタッフたちの勤務態度がどうか? というのは、サブに任せることにしました。私が「お客様」目線になることで、店長VSスタッフになっていたところが、店長、スタッフと味方になりました。孤独な気分から脱出したのです。
クライアントさんは、そんな経営者目線である旦那さんのことを尊敬しているけれど、私はそこまでは慣れないし、近づきたいけれど、近付けないような…そんな風に心のどこかで思ってしまいがちになるともおっしゃっていました。
自分でやらなくてはいけないなと思っていることは、従業員が気を抜いて作業をしていないかだとか、利益が下がらないように監視をすることだとおっしゃっていました。ご主人に相談すると、役割だから仕方がないと言われ、それは自分でやらなくちゃいけない仕事なのだと思うしかなくて、でもやりたくないような、そんな気持ちのようです。
クライアントさんが考える自分の仕事は、「従業員が怠けないように監視する」というようになっていることが、気が重くしているということが見えてきました。
私は一連の話を聴いてから新しい視点を提示しました。「従業員の監視よりも営業に力を入れてお客様を増やせば、監視をする必要もなくなるんではないですか? 新規、リピーターを増やすためのアクションをとることが、経営者目線の仕事の様な気もしますけど」と。
クライアントさんは、ハッとされていました。「私は、社内の仕事がうまく流れていくかだけを考えていたんですね。社内のことしか見ていなかったです。取引先から仕事をもらうこと、先方がもっと仕事を出したいなと思うには? を考えるってことですね」と気づかれました。
私も同じような思いをしたことがあったのです。アパレルに転職して2年間くらいは、私も従業員を監視するというようなことと近い動きをしていたと思います。怠けさせないように、目標管理をさせたり、接客ノートを書かせようとしたり、とにかくスタッフたちが怠けないで、一生懸命になってもらうことが必要だと思っていたのです。また、スタッフたちが働きやすい環境づくりにばかりフォーカスをし、「新規獲得」「リピーターを増やす」というような、お客様目線へフォーカスしていなかったのだと、今ならわかります。
「お客様目線」になったとたんに、私のやることが変わりました。新規獲得のために、何をするのか?を考えだしました。スタッフたちの勤務態度がどうか? というのは、サブに任せることにしました。私が「お客様」目線になることで、店長VSスタッフになっていたところが、店長、スタッフと味方になりました。孤独な気分から脱出したのです。
クライアントさんは、そんな経営者目線である旦那さんのことを尊敬しているけれど、私はそこまでは慣れないし、近づきたいけれど、近付けないような…そんな風に心のどこかで思ってしまいがちになるともおっしゃっていました。
私も、アパレルの時は、社長のような目線を持つことは憧れるけれど、自分とはすごく距離があるし、話が同等にできないし、いつももどかしい思いをしていたので、その気持ちわかるなと思いながら聴いていました。だけれども、自分が経営者目線で物事を考えるようになったら、あれだけ遠いと思っていた人が、近くになった気持ちになれて、ようやく、どことなく気まずい思いは昇華できたのです。
能力というところは、経験によって差が出てくるかもしれませんが、「視点が一緒」「同じ物を見ている」という状態になれたら、きっと近付けるのだと思います。
取引会社のことを考える視点は、経営者目線であり、それは旦那さんに近付けるということです。経営者目線を意識することによって、何かお稽古ごとをしても、自分がうまくなればいいという目的だけか、人に教えるために学ぶというように変わるでしょう。
「私は、利益を損しないようにばかり考えていましたけれど、利益を得るためをこれからは考えていけばいんですね」と、クライアントさんは、さらに腑に落ちたご様子でそうおっしゃっていました。
そういえば、いつかパートナーシップの本を読んだときに、「同じものを見るということが大切」というようなフレーズをどこかで目にしたことがあります。
結婚して一緒に暮らしたけれど、仕事を手伝うようになったら、逆に離れてしまった感じ。
仕事が一日のうちで一番長い時間を占めているわけで、その仕事の中で「同じものを見る」ことができるようになることは、これまでの「近いけど遠い」感覚から湧きだしていた感情が、「一緒に見ている」視点を獲得することによって、嬉しいことももっと増えそうな、そんな気がしました。「あの人に言ってもわからないから」が、「いつも一緒に話合いができる」という関係になるわけです。二人三脚のようで、とても心強い関係性が築けそうですね。
クライアントさんの中では、取引先の新規を増やすため、リピートを増やすためという視点がまったく存在していなかったそうなので、そう指摘されたことに「ホッ」とびっくりしたとおっしゃっていました。近づきたいけど、近付けなかったところから、自分が視点を変えることで、近づくことができそうだと知って、そのことにもホッとされたようです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
あなたの視点はどこに向いていますか?
能力というところは、経験によって差が出てくるかもしれませんが、「視点が一緒」「同じ物を見ている」という状態になれたら、きっと近付けるのだと思います。
取引会社のことを考える視点は、経営者目線であり、それは旦那さんに近付けるということです。経営者目線を意識することによって、何かお稽古ごとをしても、自分がうまくなればいいという目的だけか、人に教えるために学ぶというように変わるでしょう。
「私は、利益を損しないようにばかり考えていましたけれど、利益を得るためをこれからは考えていけばいんですね」と、クライアントさんは、さらに腑に落ちたご様子でそうおっしゃっていました。
そういえば、いつかパートナーシップの本を読んだときに、「同じものを見るということが大切」というようなフレーズをどこかで目にしたことがあります。
結婚して一緒に暮らしたけれど、仕事を手伝うようになったら、逆に離れてしまった感じ。
仕事が一日のうちで一番長い時間を占めているわけで、その仕事の中で「同じものを見る」ことができるようになることは、これまでの「近いけど遠い」感覚から湧きだしていた感情が、「一緒に見ている」視点を獲得することによって、嬉しいことももっと増えそうな、そんな気がしました。「あの人に言ってもわからないから」が、「いつも一緒に話合いができる」という関係になるわけです。二人三脚のようで、とても心強い関係性が築けそうですね。
クライアントさんの中では、取引先の新規を増やすため、リピートを増やすためという視点がまったく存在していなかったそうなので、そう指摘されたことに「ホッ」とびっくりしたとおっしゃっていました。近づきたいけど、近付けなかったところから、自分が視点を変えることで、近づくことができそうだと知って、そのことにもホッとされたようです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
あなたの視点はどこに向いていますか?
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