90日コーチングオリエンがありました。また海外の方で今度はエキゾチックな国です。20代後半の方で、オリエンの申し込みフォームに「上司との関係がうまくいかない、それに伴う効率低下を改善したい。また、原因となっている自分の悪いところを直したい」、「将来のこと」と書かれていました。オリエンでは、今回書かれていたテーマについて、何か視点が変わり、モチベーションとなるものが見出せたらなと思いながら対話を進めて行きました。
海外で働くことはやりたかったことで、ずっと上司にも言っていたら叶ったようです。
新卒からの5年間はあまり問題もなく過ごせたようなので、期待もされて海外駐在に決まったようでした。
しかし、今の上司はとても厳しく、ずっと怒られているとか。前よりは怒鳴り声もスルーできるようになって、指導されるべきところは聞きとるようにはしているようでした。それでもストレスは溜まっていくばかりで、焦る気持ちも増してきたとのこと。他人とうまくいかないとは、中学校の先生以来くらい、社会人となって初めてのようでした。
一方で、苦手な上司といえども、とても細かいところや知識があるところは尊敬できるところのようです。
ちょっと上司の言葉も乱暴のようです。「パワハラですか?」と私が訊くと、「人によってはそうかもしれないけれど、自分としては復讐をしたいとか、そう言う気持ちはないんです」とクライアントさんがお答えになりました。ということは、厳しい中にも「成果を残したい」という気持ちはとてもおありのようです。
仕事のパフォーマンスについて上司に指摘されることは、「ミスが多い。仕事が遅い。本質的なゴールが見えていない。気を利かせてない。メールもわかりやすい言葉で返信できていない」ということ。細かいところから、考え方についてまで多岐に及んでいるようです。
今までの自分の仕事ぶりについて、ご自身で振り返って頂くと、「派手な仕事を優先させる。細かいところは得意じゃない。仕事のクオリティが表面的。思考が浅くなっている」とおっしゃっていました。どうやら今の仕事は、ごまかしきかないところに来てしまったようです。
ご自身で何か課題をつくって取り組んでいるか? と訊いてみると、「ノートの取り方を変えた。後回しにしがちだったメールを先にやること」など工夫をされているようでした。
クライアントさんはちょうど私とひとまわり違い。その頃の私を振り返ってみると、とてもに似たような状況だと感じました。「上司に自分の頭で考えなさいって言われてるでしょ?」と訊いてみると、それはよく言われることのようです。
社会人になって5年目。そこそこできたと思っていた人も、自分で考えて何かを成し得るというフェーズに入ると、とたんに出来なくなった自分を感じることがあるのです。
やらなくてはいけないことができるというよりも、自分の頭で考えてできるかどうか? が試されてくるからです。
ちょうど、私はアパレルに転職したタイミングでした。今まではマニュアルの応用と活用の工夫、自身の徹底性でやってこられたのですが、アパレルに入ると、マニュアルはありませんでしたので、自分で考えて行動を起こしていく必要がありました。店舗管理ならやってきたことなので、応用くらいはできるのですが、それではまったく太刀打ちできません。私も上司との気まずい日々が続きました。社長に「どう思う?」と訊かれて、答えられた試しがなかったのです。会うたびに嫌なムードが流れ、本当に居たたまれない気分でした。
海外で働くことはやりたかったことで、ずっと上司にも言っていたら叶ったようです。
新卒からの5年間はあまり問題もなく過ごせたようなので、期待もされて海外駐在に決まったようでした。
しかし、今の上司はとても厳しく、ずっと怒られているとか。前よりは怒鳴り声もスルーできるようになって、指導されるべきところは聞きとるようにはしているようでした。それでもストレスは溜まっていくばかりで、焦る気持ちも増してきたとのこと。他人とうまくいかないとは、中学校の先生以来くらい、社会人となって初めてのようでした。
一方で、苦手な上司といえども、とても細かいところや知識があるところは尊敬できるところのようです。
ちょっと上司の言葉も乱暴のようです。「パワハラですか?」と私が訊くと、「人によってはそうかもしれないけれど、自分としては復讐をしたいとか、そう言う気持ちはないんです」とクライアントさんがお答えになりました。ということは、厳しい中にも「成果を残したい」という気持ちはとてもおありのようです。
仕事のパフォーマンスについて上司に指摘されることは、「ミスが多い。仕事が遅い。本質的なゴールが見えていない。気を利かせてない。メールもわかりやすい言葉で返信できていない」ということ。細かいところから、考え方についてまで多岐に及んでいるようです。
今までの自分の仕事ぶりについて、ご自身で振り返って頂くと、「派手な仕事を優先させる。細かいところは得意じゃない。仕事のクオリティが表面的。思考が浅くなっている」とおっしゃっていました。どうやら今の仕事は、ごまかしきかないところに来てしまったようです。
ご自身で何か課題をつくって取り組んでいるか? と訊いてみると、「ノートの取り方を変えた。後回しにしがちだったメールを先にやること」など工夫をされているようでした。
クライアントさんはちょうど私とひとまわり違い。その頃の私を振り返ってみると、とてもに似たような状況だと感じました。「上司に自分の頭で考えなさいって言われてるでしょ?」と訊いてみると、それはよく言われることのようです。
社会人になって5年目。そこそこできたと思っていた人も、自分で考えて何かを成し得るというフェーズに入ると、とたんに出来なくなった自分を感じることがあるのです。
やらなくてはいけないことができるというよりも、自分の頭で考えてできるかどうか? が試されてくるからです。
ちょうど、私はアパレルに転職したタイミングでした。今まではマニュアルの応用と活用の工夫、自身の徹底性でやってこられたのですが、アパレルに入ると、マニュアルはありませんでしたので、自分で考えて行動を起こしていく必要がありました。店舗管理ならやってきたことなので、応用くらいはできるのですが、それではまったく太刀打ちできません。私も上司との気まずい日々が続きました。社長に「どう思う?」と訊かれて、答えられた試しがなかったのです。会うたびに嫌なムードが流れ、本当に居たたまれない気分でした。
クライアントさんもきっとそんな感じ何だろうなと、想像が出来てきました。ここからは、私がどう突破できたのか? 経験談をシェアすることにしました。
クライアントさんは、上司から指摘されるところを直しながら、ストロークのきつい性格のところはスルーして対応しようとされていましたが、私がクライアントさんに与えた視点はこうです。
「上司の視点へ近づいていくことが、コミュニケーションをよくすることへもつながる」ということです。
いま、上司とクライアントさんの何が違うのかと言うと、見え方、つまり視点が違うのです。なので、噛み合っていないような気がします。
例えば、経営者と従業員の視点は違います。私はなかなか社長の考えを理解することに苦しみました。「なぜ、お客様をわざと来なくさせようとするのか?」私たちにはそうしか思えなかったことがありました。しかし、数年経ってみるとその戦略は、もっと大きなものにつながっていて、「そうだったのか!」と後からよく分かったのです。
つまり、上司はなぜそう考えるのかな? と一緒に考えながら、上司の感覚を自ら身につけにいこうとする姿勢を持つことです。こちらがそうやって能動的になると、「怒られる」ということは、本当に気にならなくなっていきます。
そう学ぼうとしていったら、私にとって社長は気まずいどころか、会える時間があるのなら、話を聞かせて欲しい、と思う存在にいつしかなっていきました。
上司の視点に近づくためには、上司にどうしてそうなのか? 質問を投げかけてみることです。最初に「仮説」をぶつけてみてから、「上司はどうお考えですか?」とコミュニケーションをとるといいでしょう。
相手の視点に近づこうとすることは、日常生活にも生かされます。いつだって相手のことを理解しようとすることは必要なのです。子供と遊ぶ時にもまさに生かされるでしょう。
また、クライアントさんが他にも必要なのは、「人生の先輩」を何人か相談相手にするということです。上司の言っていることがよくわからないときは、それをうまく通訳できる人に聴いてもらって、噛み砕いてもらうのです。私が、このセッションでクライアントさんにしているようにです。人間成長として次のフェーズに入っていくときは、この作業はいつでも必要な気がしています。なので、大いに相談相手に疑問をぶつけて欲しいと思います。きっと相談に乗れるタイプの人は、「そんなの間違っている!」とは言わないでしょう。視点を変えるフィードバックや質問を投げかけてくれて、考えさせることを促してくれます。
難しい上司の下にきたということは、クライアントさんにとって将来に必要なことがあるからだと思います。将来は起業したいという夢もおありのようなので、ますます今の上司の下にきたことは必然のように感じました。
気まずい部分をスルーするのではなく、相手の視点に近づこうと努力してみること、相手を理解しようとすることは、人間成長において本当に大切なことだと思います。
クライアントさんのモチベーションも60分前とはだいぶ変化されたようでした。視点が変わり突破口が見えてきたようです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
視点の違いでコミュニケーションが悪くなっていることはありませんか?
クライアントさんは、上司から指摘されるところを直しながら、ストロークのきつい性格のところはスルーして対応しようとされていましたが、私がクライアントさんに与えた視点はこうです。
「上司の視点へ近づいていくことが、コミュニケーションをよくすることへもつながる」ということです。
いま、上司とクライアントさんの何が違うのかと言うと、見え方、つまり視点が違うのです。なので、噛み合っていないような気がします。
例えば、経営者と従業員の視点は違います。私はなかなか社長の考えを理解することに苦しみました。「なぜ、お客様をわざと来なくさせようとするのか?」私たちにはそうしか思えなかったことがありました。しかし、数年経ってみるとその戦略は、もっと大きなものにつながっていて、「そうだったのか!」と後からよく分かったのです。
つまり、上司はなぜそう考えるのかな? と一緒に考えながら、上司の感覚を自ら身につけにいこうとする姿勢を持つことです。こちらがそうやって能動的になると、「怒られる」ということは、本当に気にならなくなっていきます。
そう学ぼうとしていったら、私にとって社長は気まずいどころか、会える時間があるのなら、話を聞かせて欲しい、と思う存在にいつしかなっていきました。
上司の視点に近づくためには、上司にどうしてそうなのか? 質問を投げかけてみることです。最初に「仮説」をぶつけてみてから、「上司はどうお考えですか?」とコミュニケーションをとるといいでしょう。
相手の視点に近づこうとすることは、日常生活にも生かされます。いつだって相手のことを理解しようとすることは必要なのです。子供と遊ぶ時にもまさに生かされるでしょう。
また、クライアントさんが他にも必要なのは、「人生の先輩」を何人か相談相手にするということです。上司の言っていることがよくわからないときは、それをうまく通訳できる人に聴いてもらって、噛み砕いてもらうのです。私が、このセッションでクライアントさんにしているようにです。人間成長として次のフェーズに入っていくときは、この作業はいつでも必要な気がしています。なので、大いに相談相手に疑問をぶつけて欲しいと思います。きっと相談に乗れるタイプの人は、「そんなの間違っている!」とは言わないでしょう。視点を変えるフィードバックや質問を投げかけてくれて、考えさせることを促してくれます。
難しい上司の下にきたということは、クライアントさんにとって将来に必要なことがあるからだと思います。将来は起業したいという夢もおありのようなので、ますます今の上司の下にきたことは必然のように感じました。
気まずい部分をスルーするのではなく、相手の視点に近づこうと努力してみること、相手を理解しようとすることは、人間成長において本当に大切なことだと思います。
クライアントさんのモチベーションも60分前とはだいぶ変化されたようでした。視点が変わり突破口が見えてきたようです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
視点の違いでコミュニケーションが悪くなっていることはありませんか?
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