夏のプチセミは、「テーマ2 視点」を行うので、セッションで私がクライアントさんにどう視点の変化を起こしているのか? とくにフォーカスしています。今回のセッションでは視点が変化することで、クライアントさんの感じ方がどう変化されていったのでしょうか?
「周りから言われることに素直じゃないときがある。相手のことは『よかったね』と言いやすいけれど、自分のことに関しては「嬉しかった」など素直に表現できていない感じなので、このことについて考えてみたい」というセッションでした。
どんなときに自分のことを素直に表現できないのか? 具体例をまずお聞きしました。
以降、対話形式で書いてあります。(クライアントさんから)
□■□■□■□■□
「母との買い物の話なのですが、母の体が健康に締まってきたことで買い物欲が以前よりすごくなっているんです。今まで着られなかったものが着られるのが嬉しいみたいで。でも、買ったのに着ていないものもあるほどで…。父は『着ればいいじゃない』と言うだけで、それ以上何も云わないのですが、母の気持ちとしては、買う喜びと着なきゃという2つの気持ちを行ったり来たりしているみたいです。というのも、私との会話の中で『新しいの買ったっていいじゃない。あなたも買っているじゃない』と言ってくるので。そのときに私は、『そうなんだよ。買えて嬉しいわ』と言えばいいのに、そう言えないんですよね」
「本当はどう言いたいんですか?」
「買いましたけど、それがなにか?と言う感じです」
「なるほど。自分が相手から言われてどう感じたか? を答えようとしている視点ですね。一方で、言葉を発した相手はなんて返してほしいか? 相手の気持ちに視点を当てる返し方もできます。例えば、『買い物って楽しいよね』と、ちょっと買いすぎかも…と葛藤している母親の気持ちを代弁するように共感してあげたら、ちょっとほっとするかもしれないですよね」
「あーなるほど。そうは思いつかなかったですね」
「相手に視点を向けて言葉を選ぶんです。会話で相手を安心させてあげたり、楽にさせてあげたり、楽しませてあげたり、相手のために言葉を返せる傾聴力もスキルとして習得できると、自分が今まで使ったことのない言葉が使えるようになったりして、自分の成長も感じられますよ」
「あ、そうか…。自分の言葉をどう返えそうか? で思考が止まっていましたね。相手の気持ちを感じて言葉を返すこと、これからはやってみようと思います」
「周りから言われることに素直じゃないときがある。相手のことは『よかったね』と言いやすいけれど、自分のことに関しては「嬉しかった」など素直に表現できていない感じなので、このことについて考えてみたい」というセッションでした。
どんなときに自分のことを素直に表現できないのか? 具体例をまずお聞きしました。
以降、対話形式で書いてあります。(クライアントさんから)
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「母との買い物の話なのですが、母の体が健康に締まってきたことで買い物欲が以前よりすごくなっているんです。今まで着られなかったものが着られるのが嬉しいみたいで。でも、買ったのに着ていないものもあるほどで…。父は『着ればいいじゃない』と言うだけで、それ以上何も云わないのですが、母の気持ちとしては、買う喜びと着なきゃという2つの気持ちを行ったり来たりしているみたいです。というのも、私との会話の中で『新しいの買ったっていいじゃない。あなたも買っているじゃない』と言ってくるので。そのときに私は、『そうなんだよ。買えて嬉しいわ』と言えばいいのに、そう言えないんですよね」
「本当はどう言いたいんですか?」
「買いましたけど、それがなにか?と言う感じです」
「なるほど。自分が相手から言われてどう感じたか? を答えようとしている視点ですね。一方で、言葉を発した相手はなんて返してほしいか? 相手の気持ちに視点を当てる返し方もできます。例えば、『買い物って楽しいよね』と、ちょっと買いすぎかも…と葛藤している母親の気持ちを代弁するように共感してあげたら、ちょっとほっとするかもしれないですよね」
「あーなるほど。そうは思いつかなかったですね」
「相手に視点を向けて言葉を選ぶんです。会話で相手を安心させてあげたり、楽にさせてあげたり、楽しませてあげたり、相手のために言葉を返せる傾聴力もスキルとして習得できると、自分が今まで使ったことのない言葉が使えるようになったりして、自分の成長も感じられますよ」
「あ、そうか…。自分の言葉をどう返えそうか? で思考が止まっていましたね。相手の気持ちを感じて言葉を返すこと、これからはやってみようと思います」
「で、もうひとつ『自分がつっかかることについて』も考えてみましょうかね。つっかかるってどんなかんじですか?」
「私も自分の仕事を持ち始めた頃は、服に回せるほどじゃなかったんですが、今は回せるようになったので母が、『あなたも買える余裕が出てきてよかったわね』って言ってくるんです。2,3年前から同じセリフを何度も言われるので、私自身がいまだにそこから抜け出せていない感じがして、なんかつかっかるんですよね。実際、心配かけた時期もありましたし、手のかかる娘だったというイメージで母は私のことを思っているんでしょうね」
「ははは。うちの母も何度も言うことあるんですよ。(笑)実家から帰るとき、20分位の道のりなのでいつも車で送ってくれるのですが、以前は40分くらいかかるところに住んでいたので、引っ越して7年も経っているのに『ほんと、近くなってよかったわ~。○○のときは、本当に遠くて…って』と何度も何度も。もう何度も言うので、またかと思いながらも、相手はよっぽどよかったと思っているのね、と思いながら、『そうだよね。本当によかったよ』とその都度返すようにしていますよ。(笑)誰しも昔の話をつい最近のことのように話したくなるときがありますしね」
「あははは。そうですね。そう返してあげたらいいのかもしれませんね。たしかによっぽど嬉しかったのかも!」
「ですね。これからは相手の言葉によって感情が揺さぶられることが減ると思いますよ。自分の感じ方もあるし、相手へ返す言葉もあると考えると、自分の客観視ができるので。大体自分のことを客観視出来れば、問題は解決の方へ向かうんです。今回のセッションで、重要なことに気づけたと思いますよ」
「あ、そうですよね。相手の感情に揺さぶられることが減りそうです。自分の客観視までつながっていけるとは! これからの成長も見えましたね」
「それにしても、お母さんよっぽど嬉しいんでしょうね…。印象に残っているから何度も言うわけで、つまり○○さんはお母さんを幸せにしたってわけだ。You made your mother happy! ですね」
「あ、英語ですね。(笑)そうですね。『私は母を幸せにしたんだ!』そう思えると、なんか心があったかくなりました」
□■□■□■□■□
最後は心が温かくなるような真実の発見にもつながっていきました。
「買いましたけど何か?」だったクライアントさんが、「私が母を幸せにした!」に到達です。思考が停止しているところが問題になるのだと、改めて感じました。視点を変化させて可能性を探すことが大切です。
私が今後セミナーで扱おうと思っている「視点」とは、「可能性に満ちた世界」に入れる視点についてです。
コーチングを勉強し始めたときにすでに「可能性を広げる」という言葉を用いていましたが、最初に使っていた「可能性を広げる」はずいぶん狭かったなと思います。(笑)
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
可能性を探していますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■プチセミ「視点」@東京弊社事務所
6月14日(土)13:30(13:15会場)~18:00 (定員に達しました)
7月6日(日)13:30(13:15会場)~18:00(受付中)
私の聴く仕事は「視点を変化」させることで、人に変化を起こしています。
視点が変化する質問、フィードバックとはどうしたら思いつくのか?
私の経験談からまとめたポイントをもとに、4時間半にわたって考察、
実践をしながら参加者の皆さんと深めていきます。
★詳細はこちらです。
「私も自分の仕事を持ち始めた頃は、服に回せるほどじゃなかったんですが、今は回せるようになったので母が、『あなたも買える余裕が出てきてよかったわね』って言ってくるんです。2,3年前から同じセリフを何度も言われるので、私自身がいまだにそこから抜け出せていない感じがして、なんかつかっかるんですよね。実際、心配かけた時期もありましたし、手のかかる娘だったというイメージで母は私のことを思っているんでしょうね」
「ははは。うちの母も何度も言うことあるんですよ。(笑)実家から帰るとき、20分位の道のりなのでいつも車で送ってくれるのですが、以前は40分くらいかかるところに住んでいたので、引っ越して7年も経っているのに『ほんと、近くなってよかったわ~。○○のときは、本当に遠くて…って』と何度も何度も。もう何度も言うので、またかと思いながらも、相手はよっぽどよかったと思っているのね、と思いながら、『そうだよね。本当によかったよ』とその都度返すようにしていますよ。(笑)誰しも昔の話をつい最近のことのように話したくなるときがありますしね」
「あははは。そうですね。そう返してあげたらいいのかもしれませんね。たしかによっぽど嬉しかったのかも!」
「ですね。これからは相手の言葉によって感情が揺さぶられることが減ると思いますよ。自分の感じ方もあるし、相手へ返す言葉もあると考えると、自分の客観視ができるので。大体自分のことを客観視出来れば、問題は解決の方へ向かうんです。今回のセッションで、重要なことに気づけたと思いますよ」
「あ、そうですよね。相手の感情に揺さぶられることが減りそうです。自分の客観視までつながっていけるとは! これからの成長も見えましたね」
「それにしても、お母さんよっぽど嬉しいんでしょうね…。印象に残っているから何度も言うわけで、つまり○○さんはお母さんを幸せにしたってわけだ。You made your mother happy! ですね」
「あ、英語ですね。(笑)そうですね。『私は母を幸せにしたんだ!』そう思えると、なんか心があったかくなりました」
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最後は心が温かくなるような真実の発見にもつながっていきました。
「買いましたけど何か?」だったクライアントさんが、「私が母を幸せにした!」に到達です。思考が停止しているところが問題になるのだと、改めて感じました。視点を変化させて可能性を探すことが大切です。
私が今後セミナーで扱おうと思っている「視点」とは、「可能性に満ちた世界」に入れる視点についてです。
コーチングを勉強し始めたときにすでに「可能性を広げる」という言葉を用いていましたが、最初に使っていた「可能性を広げる」はずいぶん狭かったなと思います。(笑)
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
可能性を探していますか?
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■プチセミ「視点」@東京弊社事務所
6月14日(土)13:30(13:15会場)~18:00 (定員に達しました)
7月6日(日)13:30(13:15会場)~18:00(受付中)
私の聴く仕事は「視点を変化」させることで、人に変化を起こしています。
視点が変化する質問、フィードバックとはどうしたら思いつくのか?
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実践をしながら参加者の皆さんと深めていきます。
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