「退職後のキャリアについて、出来ないんじゃないか、向いていないんじゃないかと、事前に自信がなくなりがちなことについて」というテーマのセッションでした。
不安をもう少し具体的にお聞きすると、「今の経験からしたらレベル高すぎるのではないか? 会社自体向いていない?など、漠然とした不安」ということです。実際に体験していないわけですから、本当に向いていないかどうかは、わからないことですが…。
クライアントさんが、なぜこういったタイミングのときに不安を抱いてしまうのか? それは、過去の就職活動のことがひっかかっているからではないかとおっしゃいました。
不安をもう少し具体的にお聞きすると、「今の経験からしたらレベル高すぎるのではないか? 会社自体向いていない?など、漠然とした不安」ということです。実際に体験していないわけですから、本当に向いていないかどうかは、わからないことですが…。
クライアントさんが、なぜこういったタイミングのときに不安を抱いてしまうのか? それは、過去の就職活動のことがひっかかっているからではないかとおっしゃいました。
小学生のころからなりたかった職業だったのに、第一希望の会社で尻込みしてしまった自分。本当はなりたくなかったのかな…と、あのころを振り返るのだそうです。
大学も関連した学部を選び、就職に受かるための学校へも通い準備をしていたそうです。そして、一番入りたかった会社は、なかなか募集がかからなかったそうなのですが、25歳までに決まらなかったら諦めようと思っていた25歳にちょうどオープンになり、1次面接は通過、2次面接で落ちてしまったそうです。
落ちてしまった原因については、「心をこめて準備しなかった気がする。落ちるんじゃないかな。もし落ちたとしても傷つかないように…」という気持ちでいたことも気になるところのようです。
一方、「受かったらなっちゃうんだ・・・。目指しているところに行けてしまうことが怖い。叶ってしまったら、実現してしまったらどうしよう…」という恐怖心があったとおっしゃっていました。こうして振り返ることで、気持ちが客観視できてきました。
クライアントさんが自信が持てるときというのは、「人に評価されたとき」と感じていらっしゃるようです。今の会社に入るときのパーソナリティテストの自信の項目の点数が低いことからも、自分で自信を持てないほうなのだと思ったとか。
他人の評価に頼らず、自分で自信が持てないのはなぜか?
「評価してくれる人から評価されたいというのがあるので、立場の違う人に同じスタンスでいられないんです。相手の機嫌を損ねないように。怒らせないようにと配慮し、本音でないことを話してしまうことがよくあって、あとから疲れることがあります」とクライアントさんはおっしゃいました。
1つは、「本音を言わないから自信が持てない」ということがありそうです。自信があるというのは、「自分の言葉に嘘が無い」ということとも言えるでしょう。
工夫できるところがあるとしたら、相手のことを信頼してみることです。本音を言ってもきっと大丈夫だろう。受け止めてくれるだろうと。
クライアントさんが「自分が受け止めないところがあるから、相手も信頼できなくなっているのかも」とおっしゃいました。1回目のセッションで、「なるほどね」と相手の言ったことをまずは受け取ってみる、という課題がみつかったからです。
また、言葉を発する前に「正直に言うと・・・」とつけるだけでも、自分にも相手にもクッションとなり、取り繕うことは減ってくるのだと思います。本音でも大丈夫だという体験を積むことが、自信を守っていくことにもつながりそうです。自分の言葉をしっかりと選ぶことは、自信を持てることにつながるのです。
次に「自信があるとき」についても考えてみることにしました。これまで3回のセッションの中で、「自信がある」話もあったと思い、「他の人が出来ないと思っていても、自分ができると思っているときもありますよね?」と訊いてみました。
クライアントさんは、「前例がなくても、自分の経験からできそうだと感じて、『行けると思います』と自分から言っているときもあります」とおっしゃいました。つまり、2つ目のポイントは、「経験の積み重ねが、自信につながる」ということです。
そんなことを話しているうちに、「面接のときに自分じゃなかったのかもしれない。よく見られたいと思い、自分を取り繕い、自分の中でシャッターが閉まって、後々怖くなるのかも」と怖さの正体が見えてきました。
クライアントさんは、「過去の面接の事がようやく理解できて、腑に落ちました」とおっしゃっていました。
過去に引っ掛かっていたことを、こうして再構築することは、前進する上で必要なことです。言葉にして出してみることがまずは必要で、そのあとニュートラルな観点から観てみることで、腑に落ちるのです。
そのままにして凍らせていることを、セッションで取り扱う価値はとてもあると思います。これまでのセッションでも、熟睡できるようになったとか、長年の便秘が治った! などご報告を頂いており、体にも影響するほどなのです。
最後にこんな質問をされました。
「不安とか心配とかの言葉を使うとますます不安になるので、もっと行動を促す言葉はないかな? と思い、周りの人に訊いてみたら「課題」という言葉にいいかえると言うのもあったんですけど、それでもまだピンとこなくて、何か前進できそうな言葉はありませんか?」と。
「未知との遭遇ってどうでしょう?」と私が言うと、「それなら会ってみたくなりますね!」とクライアントさんが笑いながらおっしゃいました。不安、心配なのは未来のことだから当然のことです。だから「未知との遭遇」というのは真実だと思います。腑に落ちますね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
そのままにして凍らせていることはありませんか?
大学も関連した学部を選び、就職に受かるための学校へも通い準備をしていたそうです。そして、一番入りたかった会社は、なかなか募集がかからなかったそうなのですが、25歳までに決まらなかったら諦めようと思っていた25歳にちょうどオープンになり、1次面接は通過、2次面接で落ちてしまったそうです。
落ちてしまった原因については、「心をこめて準備しなかった気がする。落ちるんじゃないかな。もし落ちたとしても傷つかないように…」という気持ちでいたことも気になるところのようです。
一方、「受かったらなっちゃうんだ・・・。目指しているところに行けてしまうことが怖い。叶ってしまったら、実現してしまったらどうしよう…」という恐怖心があったとおっしゃっていました。こうして振り返ることで、気持ちが客観視できてきました。
クライアントさんが自信が持てるときというのは、「人に評価されたとき」と感じていらっしゃるようです。今の会社に入るときのパーソナリティテストの自信の項目の点数が低いことからも、自分で自信を持てないほうなのだと思ったとか。
他人の評価に頼らず、自分で自信が持てないのはなぜか?
「評価してくれる人から評価されたいというのがあるので、立場の違う人に同じスタンスでいられないんです。相手の機嫌を損ねないように。怒らせないようにと配慮し、本音でないことを話してしまうことがよくあって、あとから疲れることがあります」とクライアントさんはおっしゃいました。
1つは、「本音を言わないから自信が持てない」ということがありそうです。自信があるというのは、「自分の言葉に嘘が無い」ということとも言えるでしょう。
工夫できるところがあるとしたら、相手のことを信頼してみることです。本音を言ってもきっと大丈夫だろう。受け止めてくれるだろうと。
クライアントさんが「自分が受け止めないところがあるから、相手も信頼できなくなっているのかも」とおっしゃいました。1回目のセッションで、「なるほどね」と相手の言ったことをまずは受け取ってみる、という課題がみつかったからです。
また、言葉を発する前に「正直に言うと・・・」とつけるだけでも、自分にも相手にもクッションとなり、取り繕うことは減ってくるのだと思います。本音でも大丈夫だという体験を積むことが、自信を守っていくことにもつながりそうです。自分の言葉をしっかりと選ぶことは、自信を持てることにつながるのです。
次に「自信があるとき」についても考えてみることにしました。これまで3回のセッションの中で、「自信がある」話もあったと思い、「他の人が出来ないと思っていても、自分ができると思っているときもありますよね?」と訊いてみました。
クライアントさんは、「前例がなくても、自分の経験からできそうだと感じて、『行けると思います』と自分から言っているときもあります」とおっしゃいました。つまり、2つ目のポイントは、「経験の積み重ねが、自信につながる」ということです。
そんなことを話しているうちに、「面接のときに自分じゃなかったのかもしれない。よく見られたいと思い、自分を取り繕い、自分の中でシャッターが閉まって、後々怖くなるのかも」と怖さの正体が見えてきました。
クライアントさんは、「過去の面接の事がようやく理解できて、腑に落ちました」とおっしゃっていました。
過去に引っ掛かっていたことを、こうして再構築することは、前進する上で必要なことです。言葉にして出してみることがまずは必要で、そのあとニュートラルな観点から観てみることで、腑に落ちるのです。
そのままにして凍らせていることを、セッションで取り扱う価値はとてもあると思います。これまでのセッションでも、熟睡できるようになったとか、長年の便秘が治った! などご報告を頂いており、体にも影響するほどなのです。
最後にこんな質問をされました。
「不安とか心配とかの言葉を使うとますます不安になるので、もっと行動を促す言葉はないかな? と思い、周りの人に訊いてみたら「課題」という言葉にいいかえると言うのもあったんですけど、それでもまだピンとこなくて、何か前進できそうな言葉はありませんか?」と。
「未知との遭遇ってどうでしょう?」と私が言うと、「それなら会ってみたくなりますね!」とクライアントさんが笑いながらおっしゃいました。不安、心配なのは未来のことだから当然のことです。だから「未知との遭遇」というのは真実だと思います。腑に落ちますね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
そのままにして凍らせていることはありませんか?
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