相手が自信をなくさないで意見を伝えるにはどうしたらいいのか?

セッションの時だけでなく、普段の会話でもアドバイスをしなくなった私です。

「アドバイスをする」という言葉がなくても、支障ないです。

何も言わなくなったのではなく、感想や意見は、相手に伝えています。


昨日、以下のメールを頂いたので、「アドバイス」と「コーチング」

について考えてみたくなりました。

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先ほど、「アドバイス ありがとうございます」とメールをしましたが、
「あれっ あのメッセージは さりげないコーチングだった!」
ということに気が付きました。

アドバイスとコーチングの区分けが自分のなかで曖昧ですが、
アドバイスは素人でもできて・・
堀口さんはプロ(コーチ)の目線でのアドバイスだった・・。

うまく表現できませんが、
何かが確実に違うことにたった今、気が付きました。

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そのメールで書いたことは、

言葉の表現の仕方で、やり取りをしていたのですが、

相手の方の表現よりも、さらに心に柔らかい表現を見つけたので、


>「・・・・・・」などはいかがでしょうか?

とメールをしました。



アドバイスのような形だと、

>「・・・・・・」の方がいいと思います。

とかでしょうかね。



以前に、「コーチは判断しないのではないでしょうか?
     堀口さんの意見で自信をなくしてしまいました」

とはっきりとクライアントさんに言われたことがあります。

そのことについては、とても考えさせられました。

一般的な会話でしたら、「ただの意見」的な扱いのものです。

しかし、セッションの場での発言として、ふさわしくなかったようでした。


その後、謝罪&お伝えいただいたことへの感謝のメールをしたら、

逆に相手の方からも「ごめんなさい」とお返事があり、

その後の関係も良好に続けることができました。

私にとっては、あのとき悪いなぁと思って、すごく心が痛くなっていたのですが

大きな成長のチャンスとなったのです。



そこから「相手が自信をなくさないで意見を伝えるにはどうしたらいいのか?」

について考え始めました。


私が考えるためにやったことは、

「自信をなくさないような言いかたの人とそうでない人」の

違いを体感したり、観察するところから始まりました。


次第に気付き始めたことは、自信をなくさない言い方は、

「あなたの意見もわかります」

と、どこかで守られている感じがしました。


そして、こちらが考える「余白」も感じました。

「別にこの意見を採用してもしなくてもどっちでもいいです」というような。

相手には相手の考え方があるので、ある意味「無責任」です。



そう、もうひとつ

「よくなりますように」とどこかで願われている感じが

伝わってきました。



シンプルにまとめると、


共感 

してから

提案する 


となると思います。



不思議なことに大抵そうすると

私の意見が採用されたりする率が高まりました。

本当にどちらでもよかったのですが。

ただ、相手の幸せを願っての意見だったので、

届いたのならよかったと思います。



昨日も書いたとおり、「共感」はとても大切ですね。

まず共感があると、「もっと心の内を話してみようかな」

と相手がなっていきますね。



 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

相手へ意見を言う時の自分の心の中はどうなっていますか?