コーチングを1年くらい受けられていたクライアントさんが、コーチングの効果について振り返りたい、というのをセッションのテーマにあげてきました。
とても変わったので、そんな話が聞けると思ったら、Yさんは「いつも、コーチングでやろうと決めた宿題が残っている感じがしていることに罪悪感を持っている」とお話しされました。ちょっと自信のなさそうな声が伝わってきました。私からしてみたら、Yさんは最初「やりたくない仕事をしているし、毎日楽しくない」と感じていたところから「やりたいことをやっていて、人のサポートをする余裕も生まれ、毎日楽しいと良くおっしゃっている」ので、本当に変わったなぁと思っていました。だから、毎回セッションで話したことは確実に実行されていて、どこにも宿題はない感じがしました。
宿題の正体はここで、いったん置いといて、私が覚えている変化について、色々とお伝えしました。
■ビフォー
・行動ができなかった。・やりたいことが分からなかった。・ネガティブな考え方。グルグルしていた。
■アフター
・コーチングを学び始める。・勉強会のファシリテーションをするようになった。
・落ち込まなくなった・人を冷静に、分析的に見られるように。・相手のことを理解しやすくなった。・ゆっくりできるようになった。・旅行が楽しめた。・人のためにすることが増えた。・自分に質問ができるようになった。・深く考えられるようになった。・仕事も楽しくなかったが、最後にひと花咲かせたいと思ってやっている。・ムダが減った。・人生を楽しんでいる。
それを伝えると、「そうでしたっけ、すっかり忘れていました。(笑)すごく成長できたのだ、と今わかりました」と。不思議なもので、私の方がビフォーを覚えていて、クライアントさんの方が忘れているパターンが多いこと!なぜ、そんなことが起きるのでしょう?
私がクライアントさんにフィードバックシートを送っているから、私の方が、手を動かしている分、潜在意識に記憶として蓄積されているのかもしれません。私の方が、クライアントさんのやったことを承認しながら、次へ進んでいる感じですね。
それから、Yさんに「宿題の罪悪感」について聞いてみました。
「その宿題は、やりたいことだけど、やっていないものなのですか? 」と。すると、その通りのようでした。やりたくないとか、やらなければいけないものではなさそうです。
だったら、考え方としては、やりたいけど今は「ねかせておく」時期と考えてみると、罪悪感にはならないというのもあります。私も、いくつかやろうと思っていることがあるけれど、そこに至るまでに、もうひと勉強したいから、「ねかせておく」位置づけにしているものはあります。いつか、開花するのではないかと楽しみに待っています。
しかし、「そもそも『やったこと』よりも『やってないこと』に目が行きがちですよね」、という話になっていきました。今やっていることは、ルーティンワークとして捉え、いつもそこに宿題を抱えていながら進んでいるような感じがしているそうなのです。ちょっとまだ、うまく言葉になっていませんでした。さらに質問を繰り返しました。
さて、お荷物になっている宿題とは何でしょうか?
「今やりたいことは何ですか? 」とここで聞いてみました。
罪悪感で片付いてしまっていたことが、しっかりと言葉になりました。
「振り返ってまとめたいのです」と。
宿題は、細かいいくつかのことと言うよりも、今ここで過去のまとめをしておきたい、という現れだったことに気づかれていました。しかも、最近、過去の知り合いに、たまたま何人か会った、とおっしゃっていたので、もしかしたら、過去を振り返りなさいよ、と言うサインだったのかもしれません。
「どう振り返りたいのですか?たとえば、年表にするとか…」と聞いてみました。
「コーチングのFBシートをコピーして、広い部屋でカテゴリー別に並べてみたいのです。何が変わったのか?を突き止めたいのです」と。ちょっとマニアックな答えが返ってきて、さすが理系!と思いました。(笑)逆にYさんは「年表にする」発想はなかったみたいでしたが。
その話を聞いたとき、私も思い出しました。私が独立までのストーリー『かないずむ』を書いたとき、探し物をしていたのです。「メンターの質問や視点はどこの軸からやってきているのか?」を突き止めたかったというのがありました。結局『かないずむ』を書き終わっても、その「軸」がわからず、「問い」は続き…。今になって、ようやくその「問い」の答えがわかってきましたが。
「竹は節目があるから伸びる」。振り返ることによって「節目」を作る作業になって、次なる成長への準備となるのでしょうね。私も、コーチ6年目なので、6年生としてDVDを久しぶりに作ろうと思っています。
「振り返りたい」。そう思い始めたとき、人は次への飛躍の準備に取り掛かろうとしている心の現れなのではないかと思うのです。一瞬立ち止まる作業で、こんなことでいいのかな? と思ってしまいがちですが…。しかし、突っ走っているだけでは見えてこないものがあります。足元がぐらついたまま、つぎ進むのは大変かもしれません。そんな時は逆に立ち止まって、ジャンプ台のように、飛躍のために土台をつくる時期も必要なのかもしれません。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の足元はどうですか?
とても変わったので、そんな話が聞けると思ったら、Yさんは「いつも、コーチングでやろうと決めた宿題が残っている感じがしていることに罪悪感を持っている」とお話しされました。ちょっと自信のなさそうな声が伝わってきました。私からしてみたら、Yさんは最初「やりたくない仕事をしているし、毎日楽しくない」と感じていたところから「やりたいことをやっていて、人のサポートをする余裕も生まれ、毎日楽しいと良くおっしゃっている」ので、本当に変わったなぁと思っていました。だから、毎回セッションで話したことは確実に実行されていて、どこにも宿題はない感じがしました。
宿題の正体はここで、いったん置いといて、私が覚えている変化について、色々とお伝えしました。
■ビフォー
・行動ができなかった。・やりたいことが分からなかった。・ネガティブな考え方。グルグルしていた。
■アフター
・コーチングを学び始める。・勉強会のファシリテーションをするようになった。
・落ち込まなくなった・人を冷静に、分析的に見られるように。・相手のことを理解しやすくなった。・ゆっくりできるようになった。・旅行が楽しめた。・人のためにすることが増えた。・自分に質問ができるようになった。・深く考えられるようになった。・仕事も楽しくなかったが、最後にひと花咲かせたいと思ってやっている。・ムダが減った。・人生を楽しんでいる。
それを伝えると、「そうでしたっけ、すっかり忘れていました。(笑)すごく成長できたのだ、と今わかりました」と。不思議なもので、私の方がビフォーを覚えていて、クライアントさんの方が忘れているパターンが多いこと!なぜ、そんなことが起きるのでしょう?
私がクライアントさんにフィードバックシートを送っているから、私の方が、手を動かしている分、潜在意識に記憶として蓄積されているのかもしれません。私の方が、クライアントさんのやったことを承認しながら、次へ進んでいる感じですね。
それから、Yさんに「宿題の罪悪感」について聞いてみました。
「その宿題は、やりたいことだけど、やっていないものなのですか? 」と。すると、その通りのようでした。やりたくないとか、やらなければいけないものではなさそうです。
だったら、考え方としては、やりたいけど今は「ねかせておく」時期と考えてみると、罪悪感にはならないというのもあります。私も、いくつかやろうと思っていることがあるけれど、そこに至るまでに、もうひと勉強したいから、「ねかせておく」位置づけにしているものはあります。いつか、開花するのではないかと楽しみに待っています。
しかし、「そもそも『やったこと』よりも『やってないこと』に目が行きがちですよね」、という話になっていきました。今やっていることは、ルーティンワークとして捉え、いつもそこに宿題を抱えていながら進んでいるような感じがしているそうなのです。ちょっとまだ、うまく言葉になっていませんでした。さらに質問を繰り返しました。
さて、お荷物になっている宿題とは何でしょうか?
「今やりたいことは何ですか? 」とここで聞いてみました。
罪悪感で片付いてしまっていたことが、しっかりと言葉になりました。
「振り返ってまとめたいのです」と。
宿題は、細かいいくつかのことと言うよりも、今ここで過去のまとめをしておきたい、という現れだったことに気づかれていました。しかも、最近、過去の知り合いに、たまたま何人か会った、とおっしゃっていたので、もしかしたら、過去を振り返りなさいよ、と言うサインだったのかもしれません。
「どう振り返りたいのですか?たとえば、年表にするとか…」と聞いてみました。
「コーチングのFBシートをコピーして、広い部屋でカテゴリー別に並べてみたいのです。何が変わったのか?を突き止めたいのです」と。ちょっとマニアックな答えが返ってきて、さすが理系!と思いました。(笑)逆にYさんは「年表にする」発想はなかったみたいでしたが。
その話を聞いたとき、私も思い出しました。私が独立までのストーリー『かないずむ』を書いたとき、探し物をしていたのです。「メンターの質問や視点はどこの軸からやってきているのか?」を突き止めたかったというのがありました。結局『かないずむ』を書き終わっても、その「軸」がわからず、「問い」は続き…。今になって、ようやくその「問い」の答えがわかってきましたが。
「竹は節目があるから伸びる」。振り返ることによって「節目」を作る作業になって、次なる成長への準備となるのでしょうね。私も、コーチ6年目なので、6年生としてDVDを久しぶりに作ろうと思っています。
「振り返りたい」。そう思い始めたとき、人は次への飛躍の準備に取り掛かろうとしている心の現れなのではないかと思うのです。一瞬立ち止まる作業で、こんなことでいいのかな? と思ってしまいがちですが…。しかし、突っ走っているだけでは見えてこないものがあります。足元がぐらついたまま、つぎ進むのは大変かもしれません。そんな時は逆に立ち止まって、ジャンプ台のように、飛躍のために土台をつくる時期も必要なのかもしれません。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の足元はどうですか?
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