自分を信じることを信じられること。

 経営者の方のセッションで4回目だったのですが、最初、お話ししていた頃と比べると、すっかり自分を信じる気持ちが戻られた様子に感じました。

 自分のなかで、こうしたいけど、上手くいかないと思っていたことに関してをテーマにして、毎回話していました。セッションの中で、新しい視点から気づきを得て行動へつながり、行動すれば、また新しい反応が返り、いい感触を得るので先に進む。
 3回までのセッションで、いい反応が返ってきたことが沢山ありました。
そして気づきとしては、「自分が永遠と行動していくだけです」と、さらりとおっしゃっていました。

 セッションのはじめの方は、ちょっと自信のない時期になっていたのかもしれません。
 セッションは、自分を取り戻す話ができる場となり、段々と本来の自信が戻り、さらに確信になったように感じました。

 これまでのセッションを通し、その方は、「人を信用する力」がものすごくあるなぁと思いました。勤めていた頃に、「あなたは人を信用しすぎる」とそこの経営者に言われたことがあったのだそうです。その言葉を言った時点で、経営者の人は従業員を信用していない現れですから、辞めて行く人は当然多かったとか。
 しかし、「私は人を信用する」と強い意志を持たれて、9年間勤めたそうです。そして、自分の好きな分野でもある、今の仕事が手に入ったそうです。「自分を信じる力も強い」のだと思います。

 そう感想を述べたら、「それしかないです」と即答でした。伝わってきますね。(私よりも若い女性です)


 人を信用できなくなっている状態は、自分の内側の答えも、これでいいのだろうか? と、迷走するのかとも思います。信用できないから、これをする…みたいなアクションを踏んでいくと、さらに泥沼にはまりそうです。

 「どうせ」という言葉が出始めます。

 解決策としては、「どうせ」の裏側には、自分の思いがあるのだから、そこに耳を傾けて、自分を信じて、自分の思いを行動に移すしかないんです。

 人間関係で悩んでいるクライアントさんがいて、本当は相手に「お礼」を言いたいところなんだけど、相手にどう思われるかわからないから、こんな行動をしたら、わるいかとか、そう言う風に考えているうちに、相手には自分の誠実な態度を返せず、どんどん不信感を持たれて、ぎくしゃくしていますとおっしゃっていました。

 私は、セッションで、「あなたはどうしたいのか?」を問いかけました。

 昨日、「こういう風にしたいと思っていますが、どうでしょうか?」というメールが来たので、「それで大丈夫です」とお返事をしたところです。不安な時は、ちょっと背中を押します。だんだん、背中を押されなくても大丈夫になって行くでしょう。そのうち、自動的に自分がやりたいと思ったら、何の確認もなくやっていくでしょう。

 どこかで、人を信用出来なくなっていると、どうしよう、どうしよう、となっているうちに、タイミングを逃して、何も言えなくなって、「相手には何を考えているか分からない人」となり、ますます関係が難しくなっていくのです。

 それでは、遅いのです。

 時間が経てば、自然と忘れていけるかもしれませんが、決してうやむやにしないことです。
うやむやにしたら、自分のことも好きになれないでしょう。相手がどうであれ、自分はしっかりやることです。


 今から、行動して行けば、これからが大丈夫なんです。
やはり、自分の声に従うことしかないのですね。

 改めて「信じる」ことの大事さと、自分の思いを行動に移し続けることで、未来が開けて行くことを学ばせて頂きました。

 また、「どうしたいのか?」を問い続け、自分を信じることを信じられるようにして行く場として、セッションが機能できたらいいのだろうと、改めて思いました。


今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分の中で大切に思っていることは何ですか?

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