「人の一言で一喜一憂する自分を変えたい」というテーマのセッションでした。
仕事の場で、自分が意見を言ったとき、かぶせるように他の人が意見を言ってきて、そう言われると、自分が間違っているのではないかと思ってしまうとのことでした。
もうお分かりかと思いますが、「いい、悪い」をつけてしまうところが苦しくなるところです。その思い込みは、自分を否定してしまう一つの原因です。例えば、算数でしたら、1+1=2で正解が存在するかもしれませんが、意見に関しては、いいもわるいもないと考えてみたらどうでしょうか。相手にも寛容になれますし、自分の視野も広がっていくことでしょう。
話の流れから2つ目のケースが出てきました。
昔から責任逃れのような自分がいて、例えば、仕事場での大事な決定の際には、自分の意見を言わないようにしているとか。つまり、もしその意見が通り、うまく行かないことがあった場合、「誰が言ったんだ?」と現場がなって責められるのではないかという不安からなのだそうです。
そんなことを言ったら、リーダーの皆さんはどうなるのでしょうか。公約を掲げて、それが実行されないこともあるでしょう。言ったけれども、うまく行かないこともあるし、そうなったとしても、誰も責められる事ではないのではないかと思います。また考えていけばいいと思っていらっしゃるのではないでしょうか。
これまでの自分の決断はどうしてきたのか、気になったのでお聞きしてみたら、周りに反対されようと自分の進路は自分で決めてきているそうです。
つまり、人とかかわった時に、相手の意見を優先して、あとから自分が辛くなることが多いことが、くっきりしてきました。
またまた自然と3つ目のケースが出てきました。
今、付き合っている人との関係の話です。うまくいっているけれど、どことなくいつも不安なのだそうです。好きでいてくれるかどうか不安だから、なるべく相手に合わせようとして、相手に言われてショックだと思っても、なるべく顔に出さないようにしているようです。
後になって、「あの時・・・」とパートナーに言うと、「え? 今ごろ」となってしまうことが多いとか。今の瞬間の自分の気持ちに蓋をしがちのようです。
ある日、パートナーに「カレーを食べに行きたい」と言われて、自分が明らかに食べたくないときだったそうなのですが、「はい」と言ってしまって、相手に随分合わせているなぁと気づいたようです。
毎回そういう風にしているから、うまく行っているけれど、どこかで不安も付きまとうのです。自分の気持ちに反する言動を相手に見せている自分に不安なのでしょう。
相手が好きでいてくれるかどうかという不安は、自分の気持ちが自分の中で離れている不安とも言えます。本当の自分を好きでいてもらえてない気がどこかでしているのです。
自分の意見を言ってみてから、二人で再度考えてみればいいのです。それも取り合わない相手なら、そもそもどうなのか・・・ってところになるかもしれませんが。
次に、4つ目のケースが出てきました。
仲の良い友達が最近不安定で、自分のパートナーとの話を楽しく話していたら、「しばらくそういう話は聞けないわ・・・」と言われてしまい、自分としてはかなりショックだったとか。相手がハッピーなときの話は、自分も喜んで聞いてあげたこともあったのに、何で? と思ったようです。
元気を出させてあげたいけれど、そう言われてしまっては、これからどう関わってあげたらいいのかも困っているとのことでした。
このケースでは、「しばらくはそっとしておく」ことが、相手の気持ちを理解してあげたことになると思います。相手は元気がないから、元気を出させようとする励まし型でいくと、「元気のないあなたではいけませんよ、立ち直りなさい」と否定されているように感じ、気持ちをわかってもらえていない・・・と感じてしまうのです。
つまり、「また、いつでも復活したら連絡してね」と相手の気持ちを受け取って、元気になることを願うことでいいのではないかと感じます。そうすれば、相手も元気になったら戻って来やすいでしょう。
4つのケースを相対的に考えてみると、違う話にみえても根本は同じところでした。いつも、表面的な言葉に左右されてしまっているということではないでしょうか。
「相手の言葉」→「自分が動揺する」の繰り返しです。
どんな視点を増やせばいいのかをまとめると・・・
①何か言われたときに「私のせい?」と反射的に思う自分に気付き、「いいも悪いもない。考えてみよう」とニュートラルになること。
②相手の言葉にショック・・・と反射的に思う自分に気付き、相手の言葉は相手の気持ちから出ているので、その気持ちを理解してみようというところから、自分はどう対応すればいいか考えてみること。
相手の気持ちは相手の気持ち。そして、自分の気持ちに耳を傾けること。双方に、いいも悪いもないのだと思います。「なるほど、そう思うのね」というところから、考えていけばいいのではないでしょうか。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
気持ちを大切に扱っていますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■「人を育てる力」小冊子無料ダウンロードができます!
商業界9月号に寄稿しました記事を閲覧できるようにしました。
「人を育てる」に関わる上司、管理職、親の立場などの方のお役にたてれば幸いです。
★ダウンロードHPはこちらです。
--------------------------------------------------------------------
■9/29 sat 東京「聴くことは幸せにつながるセミナー」開催!
「傾聴」についての私の考え方をシェアいたします。
このセミナーを通して、聴くことで味わえる幸せや感動を
実感してくださることを心より願っています。
★セミナー詳細はこちらです。
仕事の場で、自分が意見を言ったとき、かぶせるように他の人が意見を言ってきて、そう言われると、自分が間違っているのではないかと思ってしまうとのことでした。
もうお分かりかと思いますが、「いい、悪い」をつけてしまうところが苦しくなるところです。その思い込みは、自分を否定してしまう一つの原因です。例えば、算数でしたら、1+1=2で正解が存在するかもしれませんが、意見に関しては、いいもわるいもないと考えてみたらどうでしょうか。相手にも寛容になれますし、自分の視野も広がっていくことでしょう。
話の流れから2つ目のケースが出てきました。
昔から責任逃れのような自分がいて、例えば、仕事場での大事な決定の際には、自分の意見を言わないようにしているとか。つまり、もしその意見が通り、うまく行かないことがあった場合、「誰が言ったんだ?」と現場がなって責められるのではないかという不安からなのだそうです。
そんなことを言ったら、リーダーの皆さんはどうなるのでしょうか。公約を掲げて、それが実行されないこともあるでしょう。言ったけれども、うまく行かないこともあるし、そうなったとしても、誰も責められる事ではないのではないかと思います。また考えていけばいいと思っていらっしゃるのではないでしょうか。
これまでの自分の決断はどうしてきたのか、気になったのでお聞きしてみたら、周りに反対されようと自分の進路は自分で決めてきているそうです。
つまり、人とかかわった時に、相手の意見を優先して、あとから自分が辛くなることが多いことが、くっきりしてきました。
またまた自然と3つ目のケースが出てきました。
今、付き合っている人との関係の話です。うまくいっているけれど、どことなくいつも不安なのだそうです。好きでいてくれるかどうか不安だから、なるべく相手に合わせようとして、相手に言われてショックだと思っても、なるべく顔に出さないようにしているようです。
後になって、「あの時・・・」とパートナーに言うと、「え? 今ごろ」となってしまうことが多いとか。今の瞬間の自分の気持ちに蓋をしがちのようです。
ある日、パートナーに「カレーを食べに行きたい」と言われて、自分が明らかに食べたくないときだったそうなのですが、「はい」と言ってしまって、相手に随分合わせているなぁと気づいたようです。
毎回そういう風にしているから、うまく行っているけれど、どこかで不安も付きまとうのです。自分の気持ちに反する言動を相手に見せている自分に不安なのでしょう。
相手が好きでいてくれるかどうかという不安は、自分の気持ちが自分の中で離れている不安とも言えます。本当の自分を好きでいてもらえてない気がどこかでしているのです。
自分の意見を言ってみてから、二人で再度考えてみればいいのです。それも取り合わない相手なら、そもそもどうなのか・・・ってところになるかもしれませんが。
次に、4つ目のケースが出てきました。
仲の良い友達が最近不安定で、自分のパートナーとの話を楽しく話していたら、「しばらくそういう話は聞けないわ・・・」と言われてしまい、自分としてはかなりショックだったとか。相手がハッピーなときの話は、自分も喜んで聞いてあげたこともあったのに、何で? と思ったようです。
元気を出させてあげたいけれど、そう言われてしまっては、これからどう関わってあげたらいいのかも困っているとのことでした。
このケースでは、「しばらくはそっとしておく」ことが、相手の気持ちを理解してあげたことになると思います。相手は元気がないから、元気を出させようとする励まし型でいくと、「元気のないあなたではいけませんよ、立ち直りなさい」と否定されているように感じ、気持ちをわかってもらえていない・・・と感じてしまうのです。
つまり、「また、いつでも復活したら連絡してね」と相手の気持ちを受け取って、元気になることを願うことでいいのではないかと感じます。そうすれば、相手も元気になったら戻って来やすいでしょう。
4つのケースを相対的に考えてみると、違う話にみえても根本は同じところでした。いつも、表面的な言葉に左右されてしまっているということではないでしょうか。
「相手の言葉」→「自分が動揺する」の繰り返しです。
どんな視点を増やせばいいのかをまとめると・・・
①何か言われたときに「私のせい?」と反射的に思う自分に気付き、「いいも悪いもない。考えてみよう」とニュートラルになること。
②相手の言葉にショック・・・と反射的に思う自分に気付き、相手の言葉は相手の気持ちから出ているので、その気持ちを理解してみようというところから、自分はどう対応すればいいか考えてみること。
相手の気持ちは相手の気持ち。そして、自分の気持ちに耳を傾けること。双方に、いいも悪いもないのだと思います。「なるほど、そう思うのね」というところから、考えていけばいいのではないでしょうか。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
気持ちを大切に扱っていますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■「人を育てる力」小冊子無料ダウンロードができます!
商業界9月号に寄稿しました記事を閲覧できるようにしました。
「人を育てる」に関わる上司、管理職、親の立場などの方のお役にたてれば幸いです。
★ダウンロードHPはこちらです。
--------------------------------------------------------------------
■9/29 sat 東京「聴くことは幸せにつながるセミナー」開催!
「傾聴」についての私の考え方をシェアいたします。
このセミナーを通して、聴くことで味わえる幸せや感動を
実感してくださることを心より願っています。
★セミナー詳細はこちらです。
0コメント