相手に言われた言葉で傷ついたと感じるとき、自分の言葉が乱暴になるとき。人間関係の悩みは、何故か繰り返されるものです。セッションで、気になるところをひとつひとつ時間を掛けて向き合えば、じわじわと自分の内面が変化していきます。
自分が相手にどう接すればいいのか、とか、相手をどう理解してあげればいいのかという解決の仕方は、自分が我慢しなくてはいけないことが、いっぱいになってしまいます。
それよりも根本的な解決は、自分です。自分を癒していくことで、見方も自然と変わるのです。見方が変われば、感じ方も、伝える言葉も変化するでしょう。
クライアントさんは、ずっと相手の威圧的な態度を問題にしていたようですが、『ひとみずむ』を読んだときに、相手じゃなくて、自分だと気づいたそうです。
そのクライアントさんから、相手の言動で落ち込んでしまった日にメールが来ました。
○●○●○●○●○
▽クライアントさんから
今日は、後輩をイラつかせてしまったようで、1日気分が重かったです。
久しぶりに胃が痛くなりました。
彼女は、完璧主義で、すごくがんばっているので、
私があいまいでどっちつかずのところが、イライラさせてしまうのかな。
私と話した後に、あきれたように、もうやだ・・・って言ってうっすら涙ぐんでいました。
すごくショックでした。
私は、彼女に質問されると、責められているように感じてあわててしまい、
訳のわからないことを言ってしまいます。
とりあえず、ごめんと言ってしまったり。すると彼女は、は? みたいな感じになります。
実際は、効率よく仕事が出来るように考えてくれての質問なのですが、
完全に私が怯えてしまっています。
彼女は、他のスタッフや、社長とも冷戦状態です。
社長は、彼女の態度が悪すぎるからクビにすることを考えています。
他の人にも悪い影響が出ていると思っているようです。
たしかに、嫌いな人や、信頼できないと思った人には、言葉遣いがきついなと思います。
ただ、彼女がそうなったのには、いろいろ理由があって、
社長側、他のスタッフにも問題があるのですが・・・。
昔、独立してやっていた子なので、考えもしっかりしているので、
いつか会社を辞めて、独立するだろうけど、クビでやめさせられるのは
イヤだなと思います。自ら進んでやめるならまだしも。
会社の雰囲気もギスギスしていて、居心地が悪いです。
どうにかしたいと思いつつ、以前、彼女にみんなで話し合おうと言っても、
理想論だよ、分かり合えないと思っていると言われ、全否定されたとショックを受けました。
愚痴を言うのはだめだと思っていましたが、
会社の先輩に、話を聞いてもらったら、
すごく気持ちが軽くなりました。
やりたくて転職したのに、もはや、よく分からない状態。
もっと気持ちよく楽しく働きたいです。
▽私の返事
話を聴いてくれる先輩がいてよかったですね。
苦しくなったら、話してみることですっきりしますね。
怒りっぽい彼女は、みんなで手こずっているのですね。
一度独立したこともあるのに、戻ってきたってことは、
いろいろと大変なこともあったのでしょうね。
他人に対して、わかりあえないと思っている様子も、
なんだか、辛そうな方ですね。
なので、○○さんが、そんなにびくびくする必要はないですよ。
自分の中の不安に対して、彼女は怒りやきつい口調になってしまうのかもしれません。
だから、自分のせいだとは思わないで、彼女の話している言葉を聞くように
心がけてみてください。よりよい仕事ができるように、話し合うことが目的です。
また、不必要なところで、謝る癖があるみたいなので、
その辺も、冷静になって考えられるといいですね。
私も、以前、謝っちゃえばいいんでしょ、的なことがあって、
それが、知らぬ間に自己否定になっていたことに気づいたことがあって、驚きました。
それからは、冷静に考えてみることにしています。
自分の未熟な点が見つかったら、それは謝り、次回から改善して行けばいいのです。
また、「感情」と「事実」を分けて考えることを意識してみてください。
事実を聴こうとすれば、割と冷静に聞くことができると思います。
冷静になってくれば、やりたい仕事にも集中しやすくなるので、
段々と楽しさが戻ってくると思います。
▽クライアントさんから
メールありがとうございました。
怒りっぽい彼女って言うのに、思わず笑ってしまいました。
確かにって。そんな目で見たことがなかったです。そして、辛そうっていうのも。
どうしてそんなにみんなとぶつかってしまうんだろう、口調がきついんだろうって、
自分の中では彼女を責めていました。
謝り癖、あります。普通にとりあえず先に謝るものの、まったく重みがない・・・。
思ってもいないごめんだから。
自分のいろんな癖、ちょっと意識してみます。
○●○●○●○●○
このようなメールのやり取りをしました。
クライアントさんは、彼女が怒りっぽい人だという風には感じていなかったんですね。
また、彼女のことを辛そうという風にも見えていなかった。
彼女のことを責めているとそこどまりで、想像力を膨らませようとしなくなります。
自分を責めるか、相手を責めるか・・・どちらにしても、相手も自分の真実も、全く見えなくなってしまうものです。
自分も相手も悪くないという状態で考えてみる。つまりニュートラルな状態で物事を見ていくことで、真実が見えてくるのです。
私の返事は、相手の事実とクライアントさんの事実を想像して書いています。
クライアントさんからの返事を読み、自分に矢印を当てて考えることを理解されたように感じました。
相手を通して、自分をみるとは、こういうことです。
クライアントさんにとっては、今はちょっと辛い状況かもしれませんが、ちょうどいいところに、鏡となる相手が現れました。しばらく、その相手との時間を自分観察の時間にさせてもらいましょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
人間関係で繰り返し起こる問題はありますか?
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メールありがとうございました。
怒りっぽい彼女って言うのに、思わず笑ってしまいました。
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