以前90日コーチングのセッションを受けていたクライアントさんから、久々にセッションのご依頼がありました。
今年は、新しいお店のグランドオープンスタッフとして、3月からずっと忙しいようでした。ようやく、冷静になったところで、しんどかったことに今更気づいたとのこと。そして、誰かに話を聞いてもらう場もなくなっていることにも気づき、セッションの予約を衝動的にしたと言っていました。
特にこれと言うテーマは決めていないようでしたので、とりあえず、出るに任せて話したいことから話して下さいということになりました。
忙しすぎて、少しのことでも腹が立つ自分がいて、そんな自分も責めるようになって、ますますマイナスの世界になっているようでした。お客様に対しても、スタッフに対しても、きちんと対応したいのに、忙しいから、流してしまうことも多く、自分が大切にしていることも行き届かないようでした。
お店も、クレームやお客様が怪我をされたなど、あり得ないことが色々と起こるのだそうです。不思議ですが、お店のスタッフの調子が、お店で起こることを決めてしまうかのように、連動しているものです。どんな気持ちで働いているのか? ということが、大事になってきます。
上司には、もっとサポートして欲しいのに、新店スタッフは、慣れた人を配置したからということで、放っておかれることも多いと言っていました。
上司は、そういう人だからと理解に努めてきたそうなのですが、最近、その上司が、スタッフに対して、ちゃんと話を聞いてあげないで、注意だけしたことに対し、ついに、自分の怒りもこみ上げて来て、上司に、もっとスタッフの話を聞いてあげて下さいと言ったそうです。
しかし、それから、上司との間もぎくしゃくしてしまったと言っていました。明日、上司に会うので、このセッションで、どうにか気持ちを鎮めたいとのことです。
クライアントさんは、忙しい中でミスをしたり、その処理のために時間をとったりは嫌だから、もう、何も起こらないでくれと、毎日祈る気持ちで過ごしているようです。
起こらないでくれと願うと、余計に気になるからきっと引き起こしてしまうのかもしれません。それよりも「毎日順調です。ありがとうございます。と祈れるといいですね」とクライアントさんに言ったら、最近、「ありがとう」の言葉を忘れていることに気付かれました。
忙しすぎて、スタッフには、説明を省いて間を飛ばし、結果だけ言わせることも普通になりつつあるようでした。本当は、スタッフの気持ちや意図もくみ取りたいのに、ま、わかるでしょ、と、言い放って終わりになっている自分に気づかれていました。
ここまでお話しを聴いて私が感じたことは、上司に怒りをあらわにしたことは、実は、自分も部下にしていることのようだということです。上司の行動=自分の鏡です。だから、自分の中の怒りに触れたのでしょう。
全く同じであったことに、クライアントさんも驚いていました。ご本人、全然気づいていなかったようです。上司は鏡になって気づかせてくれたのでしょうか。「ありがとう」と言えることが一つ見つかりました。
上司も自分も、忙しすぎて、話を飛ばしてしまうことは、時間短縮のためと考えていて、いたしかたなかったのでしょう。これからは、説明を省かずに、きちんと部下ともお話することを意識できるといいですね。急がば回れです。丁寧なことが何よりですね。そのほうが、お店であり得ない事態になることも少なくなるのではないでしょうか。
私が、「いたしかたなかった」という言葉を使ったら、クライアントさんが、「いたしかたなかったという言葉は、なんかいいですね」と言いました。これで、上司も自分のことも許せそうです。明日、上司と会うのも、すっかり大丈夫な気分になったようでした。
クライアントさんに、「どうしたら、自分を責めないで自分を見ていけますか?」と質問をされました。
自分のことを責めているときは、その世界を見たくないでしょう。しかし、「ただ見ていく」ようにすればいいのです。話し相手がいると、進みやすいです。相手が大げさに驚いたり否定したりしない人がいいと思います。そのほうが、話しやすいでしょう。自分自身がニュートラルになっていれば、自分で自分のことを見られるようになるでしょう。
このセッションの流れをまとめてみると、10ステップになりました。
①上司に怒りをあらわにした。
②自分はどうして怒ったのか?
③自分はどんな気持ち?
④その気持ちを味わうことで、気づくことはないか?
⑤上司を鏡にして考えて、自分のことを考える。
⑥自分もそうなっていたことは、いたしかたなかった。
⑦自分を許そう。
⑧上司も許そう。
⑨上司は気づかせる存在だったのか、ありがとう。
⑩明日から、大切にしていることを忘れないでいこう。
セッションが終わった頃には、クライアントさんは、自分の大切にしていることにも気づき、かなりすっきりされたようでした。気持ちがすっきりすれば、行動も変わるでしょうから、きっといい状態になっていくのではないかと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近、自分の話をゆっくりしましたか?
今年は、新しいお店のグランドオープンスタッフとして、3月からずっと忙しいようでした。ようやく、冷静になったところで、しんどかったことに今更気づいたとのこと。そして、誰かに話を聞いてもらう場もなくなっていることにも気づき、セッションの予約を衝動的にしたと言っていました。
特にこれと言うテーマは決めていないようでしたので、とりあえず、出るに任せて話したいことから話して下さいということになりました。
忙しすぎて、少しのことでも腹が立つ自分がいて、そんな自分も責めるようになって、ますますマイナスの世界になっているようでした。お客様に対しても、スタッフに対しても、きちんと対応したいのに、忙しいから、流してしまうことも多く、自分が大切にしていることも行き届かないようでした。
お店も、クレームやお客様が怪我をされたなど、あり得ないことが色々と起こるのだそうです。不思議ですが、お店のスタッフの調子が、お店で起こることを決めてしまうかのように、連動しているものです。どんな気持ちで働いているのか? ということが、大事になってきます。
上司には、もっとサポートして欲しいのに、新店スタッフは、慣れた人を配置したからということで、放っておかれることも多いと言っていました。
上司は、そういう人だからと理解に努めてきたそうなのですが、最近、その上司が、スタッフに対して、ちゃんと話を聞いてあげないで、注意だけしたことに対し、ついに、自分の怒りもこみ上げて来て、上司に、もっとスタッフの話を聞いてあげて下さいと言ったそうです。
しかし、それから、上司との間もぎくしゃくしてしまったと言っていました。明日、上司に会うので、このセッションで、どうにか気持ちを鎮めたいとのことです。
クライアントさんは、忙しい中でミスをしたり、その処理のために時間をとったりは嫌だから、もう、何も起こらないでくれと、毎日祈る気持ちで過ごしているようです。
起こらないでくれと願うと、余計に気になるからきっと引き起こしてしまうのかもしれません。それよりも「毎日順調です。ありがとうございます。と祈れるといいですね」とクライアントさんに言ったら、最近、「ありがとう」の言葉を忘れていることに気付かれました。
忙しすぎて、スタッフには、説明を省いて間を飛ばし、結果だけ言わせることも普通になりつつあるようでした。本当は、スタッフの気持ちや意図もくみ取りたいのに、ま、わかるでしょ、と、言い放って終わりになっている自分に気づかれていました。
ここまでお話しを聴いて私が感じたことは、上司に怒りをあらわにしたことは、実は、自分も部下にしていることのようだということです。上司の行動=自分の鏡です。だから、自分の中の怒りに触れたのでしょう。
全く同じであったことに、クライアントさんも驚いていました。ご本人、全然気づいていなかったようです。上司は鏡になって気づかせてくれたのでしょうか。「ありがとう」と言えることが一つ見つかりました。
上司も自分も、忙しすぎて、話を飛ばしてしまうことは、時間短縮のためと考えていて、いたしかたなかったのでしょう。これからは、説明を省かずに、きちんと部下ともお話することを意識できるといいですね。急がば回れです。丁寧なことが何よりですね。そのほうが、お店であり得ない事態になることも少なくなるのではないでしょうか。
私が、「いたしかたなかった」という言葉を使ったら、クライアントさんが、「いたしかたなかったという言葉は、なんかいいですね」と言いました。これで、上司も自分のことも許せそうです。明日、上司と会うのも、すっかり大丈夫な気分になったようでした。
クライアントさんに、「どうしたら、自分を責めないで自分を見ていけますか?」と質問をされました。
自分のことを責めているときは、その世界を見たくないでしょう。しかし、「ただ見ていく」ようにすればいいのです。話し相手がいると、進みやすいです。相手が大げさに驚いたり否定したりしない人がいいと思います。そのほうが、話しやすいでしょう。自分自身がニュートラルになっていれば、自分で自分のことを見られるようになるでしょう。
このセッションの流れをまとめてみると、10ステップになりました。
①上司に怒りをあらわにした。
②自分はどうして怒ったのか?
③自分はどんな気持ち?
④その気持ちを味わうことで、気づくことはないか?
⑤上司を鏡にして考えて、自分のことを考える。
⑥自分もそうなっていたことは、いたしかたなかった。
⑦自分を許そう。
⑧上司も許そう。
⑨上司は気づかせる存在だったのか、ありがとう。
⑩明日から、大切にしていることを忘れないでいこう。
セッションが終わった頃には、クライアントさんは、自分の大切にしていることにも気づき、かなりすっきりされたようでした。気持ちがすっきりすれば、行動も変わるでしょうから、きっといい状態になっていくのではないかと思います。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近、自分の話をゆっくりしましたか?
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