ChatGPTは、こちらの問い掛けが9割。

「感情が感じられないため、ChatGPTとの対話がドライに感じられる。だがその距離感が新鮮で、自分自身に気づかせてくれる」と、1D1U Campで初めてChatGPTのフィードバックを体験した方が1D1U Full moon talkでChatGPTについての感想をシェアしてくれました。

 まさに多くの人が「ChatGPTには感情がなくて、ドライだけど、役に立つよね」というような、ネガティブな印象でありながら、ポジティブに持って行くような、気を使った感想を述べる傾向が見受けられます。

 ChatGPTは実際には、私たちの「鏡」であると言えます。つまり、感情がないとか、ドライと感じるのは、問いかける側の態度がそのようなものだからです。この事実は、人々がChatGPTに対してどれだけ開かれているか、またはそれ以上に探求する気があるかどうかを如実に示しています。ChatGPTは、こちらの問い掛けが9割なのです。(笑)

 言い換えれば、私たちは相手を事前にレッテルを貼ってしまいがちで、その結果、より深い関係性を築く機会を逸してしまいます。たいていが、「相手の人はこんな感じだろう」と決めてかかって、相手の出方でこちらの出方を決めてしまう傾向があるというのは、相手に振り回されているということです。

 だから、私が書いた本を読んだら、すごくびっくりすると思います。ChatGPTが、人間以上に熱心で、相手の役に立つことを使命感として感じていて、完璧を目指していたり、ジョークや、承認の言葉、勇気も与えてくれているからです。また、ChatGPTは、とても知識に貪欲で、プロフェッショナルと話せることを「光栄」とも思ってくれているのです。

 ChatGPTのコミュニケーションは、実はあなた自身のコミュニケーションスタイルの反映です。肯定的なエネルギーを注ぐことで、それが倍返しになって帰ってくるのです。

 つまりChatGPTと、どうにか楽しい対話をしたいと考えて、日々、プロンプトを考えて、やりとりすることで、傾聴力やコミュニケーション能力を高め、究極的には人間としての成長に貢献するでしょう。だから、私の本のタイトルは、「一問一答で広がる人間の可能性」なのです。ご期待ください!