「決める力をつけること」というテーマでの20分セッションがありました。継続セッション中の20分コーチングは、弾みがつくチェイサー的な役割になっています。
何か課題を決めたとしても、本当に自分自身が納得して決めたというより、何となく決めたという感覚がぬぐえないそうです。責任をもって決める習慣がつくように、やりぬく力や決断力を高めるヒントが欲しいとのことでした。
私はセッション準備用紙を読みながら、「決めるだけだろうな」と思いました。私から見ると、決めかねていることは、未来をよくするイメージがついているからです。決められていない理由は何があるのでしょうか?
それらの決断が自分の中では「怖い」ことになっていて、これを決定しても大丈夫かな? という不安です。誰しもあると思います。今まで体験したことのないゾーンへ行くとき、大丈夫かな?と。
行動力のある人は、勇気をもって決断しているように見えると思いますが、実はいろいろと仮説を立てています。「冬山のエベレストに登るような大変な決断だろうか?」「謝罪会見に臨む芸能人に比べると、大したことないな…」と、自分の中では大問題になっていたのを、ほかの人と比較することで、小さくして、「大したことない。死ぬわけでもない」と問題を小さくしているのです。すると勇気も不要に。(笑)
クライアントさんも「死ぬわけじゃないですしね。(笑)」と、決断ができました。
次に「どうしたら決めたことやり抜けるのか?」というテーマです。
クライアントさんは、あるスキルをアップさせるために、あえて「型どおりにやる」ことを課題にしました。これは、前回のセッションで決めたことです。しかし、1回だけやったけれど、「型にはめられるとできない~」と感じ、続けられなくなったようです。
「型にはめられるとできない」ことがストップの理由になってました。確かわざと型にはめたはずです。トレーニングのため。なので、こんな質問をしました。
「型にはめてみたことで、よくなりそだなと思ったことはありますか?」
「はい、説得力をつけられると思います」
「つまり、型にはめたことで、今までよりプラスアルファで、できることが増えてきたわけですね。好きか嫌いで止まると、それ以上の可能性が拡がらなくなりますよ」
「はい、まさにそうなっていたようですね…」
20分で2つの課題の突破口が見えてきました。両方ともに言えることは、「仮説力」「想像力」を使えば、決断もできるし、やり抜く力になったのではないかということです。
かつて「嫌いな人と仲良くなりなさい」と、アパレルの社長に忠告されたときには、本当にびっくりしましたが、それが私の可能性を宇宙まで拡げる鍵となりました。20代のころスターウォーズを観て、映像酔いをしてSFは苦手になりましたが、最近SFにはまってきています。ただいま期間限定IMAX上映の『2001年宇宙の旅』は、最高でした。(笑)
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