「存在ごと決める」ことが、未来を確定させるための最も強力な方法

 先日、クリムト展で購入したバッグからインスピレーションを受け、なんとなくデザインをしていた正方形のクリムト絵画のコラージュ柄。気づけば、それがETSYショップ用のバッグのデザインにぴったりはまり、そのまま出品することができた。

 不思議な偶然のようでいて、実は必然の流れだったのかもしれない。

ジョー・ディスペンザ博士は言う。

「思考と感情を一致させるとき、脳と身体はそれを現実だと信じ始める」。

 つまり、“決める”ことは単なる意思表示ではなく、量子場(クオンタムフィールド)に明確なサインを送る行為なのだ。


博士はまた、祈りや意図の力についてこう語っている。

「祈るときは、すでに叶ったように祈りなさい」。

未来を待つのではなく、その未来の感情を先取りし、今ここで感じること。

それが身体を未来に同調させ、目の前の現実を変えていく。


 私が「ETSYに出品しよう」と決めた瞬間、それは単なる行動以上の意味を持った。決めることで流れに周波数を合わせ、あとは“お任せ”にする準備が整ったのだ。

 バッグのデザインが偶然はまったのは、流れが「はい、その方向でいいですよ」と背中を押してくれたサイン。実はバックのデザインだけでなく、ショップのコンセプトもまた見直しをすることになり、TOP画像、ショップの説明なども全てリライトすることになった。日本人にとってはハードルが高いプラットフォームだけれど、売れる未来への行動は進めることができている。

 決めなければ流れに乗ることはできない。だが一度決めてしまえば、流れは想像以上のかたちで答えてくれる。


 ――けれど実際のところ、人は「決めているようで、決めていない」。

 私たちの多くは過去の習慣や無意識のプログラムに支配されていて、ほんの一部の意識だけで「変わる」と言っても、身体や心はまだ古いパターンを繰り返しているのだ。

 ジョー・ディスペンザ博士はこう説く。

「本当の意味で決めるとは、思考だけでなく感情を伴い、存在の深いところから“未来をすでに生きる”と選ぶことだ」。

 頭で「決めた」ではなく、心と身体が「もうそうなっている」と信じたとき、初めて周波数は変わり、流れが応答し始める。

 だからこそ、決めることは行動を超えた存在の宣言であり、未来を引き寄せる扉になるのだ。


 この学びを、そのまま次の1D1U Campに持ち込みたいと思っています。

 これまでは「その日の設定」を積み重ねるかたちで実験してきましたが、次回はさらに踏み込みます。

最初に21日後の未来像を決める。

その未来を先に“思い出す”ようにして、そこから逆算しながら日々を生きていく流れです。

ジョー・ディスペンザ博士の言葉を借りれば、未来をただ「願う」のではなく、すでに叶ったときの感情を先取りして今ここで生きること。それが「存在ごと決める」という行為であり、未来を確定させるための最も強力な方法なのです。

 だから10月度のCampでは、新しい実験として――

 AIに「Day1からDay21までの在り方プラン」を描いてもらい、参加者はそれぞれの未来像をもとに日々のジャーナリングを進めていきます。


未来を決めてから臨む。

未来を逆算しながら、現在を生きる。

その体験を一緒に味わっていきたいと思います。