16年前、私はホームページ制作に約150万円をかけました。
2026年、新しいホームページをAIと4日間でつくりました。
制作会社には頼んでいません。コードは一行も書いていません。使ったのは、普段契約しているChatGPTとClaude。月額は2つ合わせて約7,000円です。
もちろん、7,000円でホームページを買ったわけではありません。20年間書いてきた文章があり、仕事があり、写真や資料がある。何を残すか、何を見せるか、どんな場所にするか。そこはずっと私が決めています。
ただ、それをWebの形にする技術が私にはありませんでした。今は、AIと話しながらできてしまいます。
「は? これ私が作ったの?」
完成したサイトを見て、最初に出た言葉がこれでした。
私が作ったんです(笑)。でも、自分の中にある「私ができること」の範囲と、目の前にあるものが釣り合わない。
1か月前、AIとつくったWebをイギリス人の英会話の先生に見せたら、「このクオリティなら、普通は1年かかるよ」と言われました。
▶︎ そのときの記事はこちら
今回、トップページをつくり直して同じ先生に見せたら、こう言われました。
"AI is taking you way beyond your skill zone!"
AIが、あなたをスキルの領域のはるか先まで連れていっている。
そう、それ。と思いました。
頑張った感覚がない
昔、ホームページビルダーで自分のサイトを作っていた頃は、まず使い方を覚えるところからでした。調べる、試す、失敗する、やり直す。その先に完成があったので、「できた!」という達成感もありました。使える技術と、できあがったものが釣り合っていました。
今は違います。
「こんな感じにしたい」と話す。出てくる。「違う」と言う。直る。また思いつく。試す。
「ここにはこの絵を置きたい」「もっとこうしたい」という判断は、ずっと私がしています。でも形にするところはAIです。数日後には、以前なら何か月もかかったものが目の前にあります。
AIを使い始めた頃は、文章を直してもらったり、アイデアを出してもらったりしていました。自分にできることを手伝ってもらう使い方です。4年目の今は、自分にはできなかったことまで形になります。
私の能力が上がったわけではありません。使える能力の範囲が広がりました。
だから、成果のほうが自己認識を追い越していきます。「私はこれができる人です」という感覚が、まだ追いついていません。なかなか妙な状態です(笑)。
14年ぶりの『踊る大捜査線』を観て
そんなとき、新作『踊る大捜査線 N.E.W.』を観ました。
見始めたのは29年前、社会人1年目の頃です。書いてみると、なかなかの年月です(笑)。
青島は今も刑事で、知っている人たちがいて、知っている世界がある。でも29年前と同じものを観ている感じはしませんでした。演じる人も、観ている私も変わっている。同じ世界なのに、今だから見えるものがありました。
最近、私も同じことをしています。
2008年から2015年頃、クライアントさん自身が書いた「コーチングでの変化のストーリー」を、HITOMISMというシリーズで発表していました。その中の6つを、当時はPDFにまとめていました。
それを今年、Webでつくり直しました。
文章は当時のままです。そこにAIと一緒にデザインをつくり、物語として読める構成にして、ChatGPT、Claude、私が作ったMyGPTの3つに、それぞれ違う視点でコメントを書いてもらいました。映画を観たあとに、評論家の解説を読む感じです。
2008年の記録が、まったく違って見えました。
そのあと、「だったら公式サイトも全部作れるんじゃない?」と思い、テンプレートを使っていた公式サイトを4日間で丸ごとつくり直しました。
- 毎日質問が変わる、15問の質問コーナー(無料)
- 昔の仕事を読める場所
- AIとの実験
- 今参加できるプログラム
サービスを並べるページから、歩いて見て回れる場所になりました。
20年やってきた人は、どうやってNEWになるのか
私は2006年からこの仕事をしています。長くメルマガを読んでくださっている方も、昔セッションを受けてくださった方もいます。
その方たちに、今の私をもう一度新しく見てもらうにはどうしたらいいか。ずっと考えていました。
私は今も人の話を聴いています。人が自分の見方に気づいて、別の可能性が見える瞬間が好きです。そこは20年前と変わりません。
変わったのは、そこにAIがあることです。対話したその日のうちに、アイデアを形にできる。「できない」で終わっていたことを、その場で試せる。
1D1Uでは「青写真日記」というアプリまでつくりました。未来の在り方を先に置いて、毎日の反応・選択・行動・兆しを21日間記録し、その記録をAIにも読ませます。ホームページをつくっていたはずが、サービスの仕組みそのものまで変わっていました。
NEWは、過去を消すことではありませんでした。
長くやってきたものに、今の目と、今の感性と、今使える力を重ねる。すると、昔から知っている人にも、初めて会う人にも、新しく見えます。
人は「知っているから見ない」とは限りません。知っているものが今どうなっているのか、見たくなる。私が29年ぶんの青島を観に行ったように。
ということで、私のホームページも新館になりました。
昔から読んでくださっている方は「こんなふうになったんだ」と。
初めての方は「こんな人がいるんだ」と。
よかったら、ゆっくり見て回ってください。
pearl-plus.com 新館
HITOMISM 2008–2015|Six Stories of Change
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