話を弾ませるために意識すること。

 ルーティンで通っているカイロプラクティックの受付に院長が花を飾るようになって、女性のお客様との会話が前よりも弾むようになったようです。
 さらに、「わかるー」と共感の言葉を発すれば、会話が続いていくものだと、今さら気づいたとか。私より2歳年上の紳士的な男性の先生ですが、だんだんとしゃべりがオネエになっていきそうだと言っていました。(笑)

 この日も花の話題になりました。先生は花を買う時に、必ず名前を写メにとっておき、あとから花についてと花言葉まで調べるそうです。先生曰く、関連付けて覚えてしまえるからと言っていました。そうやって、1つのことで終わらせずに追及する思考だからこそ、先生は17年その道のプロでいられるのだなぁと改めて感じました。



 花の話題が終わったあと、私が身体について最近不思議に思ったことを質問しました。「腰を捻るとなぜ、音がするのか?」です。
 その話から発展して、股関節の手術をした方がいいと医師に言われたお客さんの話になりました。お客さんのレントゲンを見せてもらったら、先生は手術する必要はないと感じ、3回の施術でなんと股関節を治してしまったのだそうです。要するに、カイロプラクティックは、「身体をもとの自然な位置に戻すことが目的」という話のオチでした。

 話題が終わった後は、相手の専門の話を投げかけました。こちらが知識がなくても、どんどん話してくれます。

 つまり、共通の話題と相手の専門を押さえれば、話に花が咲くものです。

 私も料理の知識はゼロだったのですが、作り始めるようになると、みんな結構料理ネタ持っていたんだ!ということに気づきました。自分の興味が増えると、相手への共感力も自然とアップするのです。

 「共感する」ことがよくわからなかった人も、共通の話題になりやすいことを1つ持ったことで、コミュニケーションに変化が生まれました。自分が好きでも嫌いでもないものに興味を持つことは、人に興味を持つことにもつながるのです。